●お葬式の帰りは寄り道してはいけない




 


このお話は、昨日のブログ(●憑依されやすい人、されにくい人。)の続きです。


 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12105224504.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 

それはある女子大生の方からの相談でした。

彼女いわく、彼女の父方のお祖父さんが、2年前に亡くなったそうです。

ところがその祖父が亡くなってから急に憑依される事が多くなったというのです。

「お祖父様が亡くなられて、貴方の感情に大きなダメージとか、

 将来への不安とかが極端に大きくなりましたか?」

すると、彼女は特に変化は無いと思います。との事だった。

そこで、「どんな憑依を受けたと思われるのですか?」と聞くと、

それまでの人生、一度も無かったのに、

■霊感のある友達に、なんか憑いてない?とか、

 拾ってきたでしょ。とか言われる様になったという。

■事故現場の側などを通った次の日は、決まって熱が出るという。

■母親や弟に暴言を吐いたのに、それを覚えていない時がある。

■海や山に行った日の夜、金縛りに遭う事が多い。

そして、上の事は全て、2年前に祖父が他界した後から起き始めているという。

また、彼女と、亡くなった父方のお祖父さんとは、

余り世話になったとか、可愛がってくれたという事は無く、

2回か3回位しか会った事は無いという。

ただ、2年前に亡くなった時、彼女と両親は、そのお葬式に参加したという。

そして、最初の憑依現象らしきものは、その葬儀の1ヶ月後に起きたという。

山登りに行った時、友人3人は何とも無かったのに、

彼女だけが、金縛りに遭って熱も出たというのだ。金縛り初体験だったという。

彼女には、憑依されやすくなってしまった、まさかの原因が隠れていたのである。



























 

 

 


さて、こういう風に、

その人に何かしらの異変が起きはじめたという相談を受けた時、

やはり、一番に考えると良いのは、

最初に起きた時の事です。





原因は、最初に異変が起きた近辺にある事が多いのです。


そして、この相談も例外ではありませんでした。









この方の場合、最初に憑依らしき現象が起きたのは、

祖父の葬儀の1ヶ月後だといいます。


なので、彼女は憑依されやすくなったのは、

何かしら祖父の死が影響しているのではないかという事でした。


他に、その近辺で変わった事は無かったというのです。





そうなると、やはり祖父の死又は葬儀が関係している気がしました。


しかし、祖父本人の影響では無いでしょう。

よく亡くなった人が、守護霊になって、生きている人を助けたり、

助言したり、不思議な力を与えてくれる事はあります。

 


でも、

それには絶対的な条件が1つあるのです。



 


それは、亡くなった人が、

成仏の道を順調に歩み始めている事です。




 

 

例えば、成仏の道に進めない魂は、自分の事で手一杯で、

生きている人を助けるなんて事は出来ません。

また、亡くなってから49日を過ぎていない魂も、

亡くなってどうしたらいいのか、右往左往していて、

とても生きている人を助けたり、助言出来るなんて事は出来ません。

つまり、彼女が言う祖父の葬儀から1ヵ月後(30日)に起きた憑依現象は、

祖父本人とは関係無い何かしらの原因があると思われるのです。




 

ただ、その他の原因というのが、

彼女の話からでは、どうしも思いつきませんでした。






お葬式では、親戚をはじめ沢山の人と出会いますので、

そこで何かあったのかもしれません。





しかし、葬儀の時に特に変わった感じは受けなかったし、

葬儀の後も、具合が悪くなるとかの現象は起きなかったといいます。







ここまで考えて、分からない時は、

潔く分からないと言う事にしてます。

 

今回はさすがに、分かららいなと思い始めていた時でした。

彼女が変な事を言ったのです。







それは、つい先日も、

池の側を通った時に、気分が悪くなったので、

急いでカバンから数珠を取り出して、お祈りしたそうです。

すると、段々と落ち着いたとの事でした。






 

 

普通の会話ですが、

 

私は上の文中のある1点が気になって聞いてみました。







「誰かのお葬式の帰りか、墓参りの帰りだったのですか?」


すると、彼女は、

「いえ、葬式の帰りでも、墓参りの帰りでもありません。

 なんでですか?」





「いや、カバンに数珠が入っているって言っていたので・・」



「ああ、いつもカバンには数珠を入れているんです。」と彼女。




詳しく聞くと、

2年前に彼女の祖父が亡くなった時、

それは彼女にとって、初めての親しい人の死だったといいます。


そして初めてのお葬式だったそうです。

そこで、彼女は生れて初めて、数珠を買ったといいます。

それが気に入ったのか、彼女はその時以来、

この2年間ずっと、その数珠をカバンに入れて持ち歩いているというのです。



 

私はそれを聞いて、

ああ、それが原因かもしれないな。と感じました。










実は、数珠は、霊を呼んでしまう事があるのです。





亡くなって成仏出来ずにいる霊が、

数珠を持って近づいて来た人がいると、

ああ、自分を成仏してくれにやってきてくれたと期待してしまう事があるのです。


下手をすると、そのまま自宅について来たり、

憑依してしまう事もあるのです。





 

どうやらこれが、2年前から彼女が憑依体質になった原因だった様です。

その後、数珠を持ち歩かなくなってから、金縛りに遭わなくなったといいます。







 

 

知っている方も、いるかもしれませんが、



 

 


実は、昔からの言い伝え







 

 

 

 

 

 

 

 

葬式の帰りは寄り道してはいけない。」

というものがあります。

 

 





その大きな理由の1つが、数珠なのです。



特に数珠を持っていて、なおかつ喪服姿なのですから、



余計報われない霊が、供養を期待してしまう事が予想されます。






 

だから、お葬式帰りは、

なるべく寄り道をしないで家に帰った方がいいと、

昔から言い伝えられているのです。



多分、昔、お葬式帰りに、変な所に寄って、



やはり憑依や、霊を家に持ち帰るなどの災難が多数起きたのでしょう。



それが、言い伝えとして、後世の人々に注意を促しているのだと思われます。




 

ただ、どうしても、約束があるとか、

飛行機や新幹線での遠出だった場合、

折角遠くまで来たので、寄り道したいという事もあるでしょう。






 

そんな時は、





喪服を着替えて、数珠を誰かに預けるとか、車に置いておくとかして、

色々な場所には持ち歩かない事です。



 

また、泊まるホテルの部屋には持ち込まず、

数珠と喪服を袋に入れて、フロントに預けるなどすれば、

泊まったホテルや旅館の部屋にいたりする地縛霊に頼られる事も無いでしょう。


END