●病気を呼び込む遺産
今の時代は、占い師にとってもとても便利です。
相談者の住所を聞いただけで、
インターネットのグーグルマップで、
その家を上空から見たカラー写真が自在に見れるのですから。
上の様に、庭の様子や車の台数まで分かります。
皆さんも、もし家を探す時は、
まず不動産屋さんに行って、なるべく沢山の住所を手に入れて、
インターネットにその住所を検索にかけて、地図を開き、
その地図を、写真に切り替えるをクリックすれば、
(ヤフーの検索であれば、地図が出てから、右上の地図をクリックすると、
地図の種類が出るので、写真をクリックすれば地図が写真に変わります。)
賃貸物件もわざわざ一軒づつ見に行かなくても、
上の様な画像として見れ、周辺の環境も一目瞭然です。
また貴方の家や実家も、上空から上の様な画像として見れますよ。
もちろん無料で。
さて、一昔前はこんな便利な物は無く、地図だけでした。
だから、当時は住所を教えてもらっても、
イメージが膨らまず、実際にその家に行かないと、
地図上からでは分からない所に、悪い所があったりしたものです。
今日は、そんな地図からでは分からない悪い家相のお話です。
つまり、地図上では良い家相。
それが実際に行って見ると悪い家相だったという家です。
そんな目の錯覚の様な家があるのです。
ある時、こんな電話相談をいただきました。
「この家に住み始めてから、家族が次々に病気になっていくです。
きっと、この家には何か悪い霊でもいるのではないかと思うのですが、
調べてもらえますか?」
とこんな相談内容だったと思います。
それだけでは、よく分からないので、
話を詳しく聞くと、こうでした。
彼女の祖父にあたる人が亡くなり、
その遺産は、3人の子供達と奥さんに分配されたいいます。
法律に基づいて、お金になる株券などと預貯金の半分はまず奥さんに、
残りを3人の子供達に分配されました。
お金はきっちり分配出来るので簡単です。
その他、車や絵画、保有していた土地などは話合いとなりました。
話合いの結果、奥さんは今住んでいる自宅を、
長男は骨董品と絵画類を、
次男は別荘を、
長女は車と土地を相続しました。
アパート暮らしだった長女家族は、
土地を相続すると、すぐにその土地に家を建てました。
車も手に入り、念願の一軒家暮らしとなったのです。
ところが、家の完成から1年が経った頃から、
夫が病気がちになり、入院したのを皮切りに、
息子さんが肺の病気になり入院。
彼女も度々具合が悪くなり、週に一度は病院で点滴を打つようになり、
酷い時には、家族全員が入院という時もあったといいます。
彼女は、不安になり占い師の方に診てもらうと、
家が良く無いと言われたといいます。
その頃、
別荘を相続して、そこに移り住んでいた次男にも、
多少の不都合が生じていました。
以前訪れた時は、とても良い環境で、空気も眺めも良く、
素晴らしい別荘だと思っていた家も、
いざそこに住んでみると、思っていたのと違う事が多々あったといいます。
まず、近くにスーパーらしきものが無く、
買い出しが大変な上に、物価も高かったのです。
また水道代も、今までの倍になったといいますし、
子供達を駅まで毎日送り迎えが、これまた大変だといいます。
子供達は子供達で、こんなヘンピな所より都会の方がいいと言い、
夫も、会社までの通勤が思っていたよりも大変だと嘆く始末。
そんなある年の正月、
兄妹で実家に集まった時、
お互いに今の愚痴を言いあっていると、
お祖母さんが、
「そんなだったら、お互いの家を交換したら、と言ったのです。」
この話には、別荘に住んでいた次男はもちろん大乗り気。
長女の方はというと、
夫は会社を辞めて、自宅で出来るインターネットの仕事をしていたので、
通勤には問題無い上に、息子も空気の良い環境は病気にも良いという事で、
結局、長女の家と、別荘を交換する事になったのです。
こうして、二人は家を交換しました。
その後、別荘に移り住んだ長女の方は問題無かったのですが、
長女の家に移り住んだ、次男家族に異変が起きはじめたのです。
引っ越してから1ヵ月もしない内に、夫が腹痛を訴える様になり、
病院に行くと、虫垂炎だったといいます。
やがて、長女も同じ様に虫垂炎。
そして、なんとほどなくして奥さんも急激な腹痛にみまわれたのです。
自分も虫垂炎だと思って、病院に駆け込むと骨盤腹膜炎だったといいます。
これはおかしいと思い、別荘に住む長女に電話して聞いてみると、
何か分からないけど、ある占い師に聞いたらその家が悪いと言われたという事を聞き、
奥さんはとても不安になったという。
こうして、彼女は私に電話してきたのです。
「この家に住み始めてから、家族が次々に病気になっていくです。
きっと、この家には何か悪い霊でもいるのではないかと思うのですが、
調べてもらえますか?」と。
私は家に問題があるのか、まず家の見取り図を教えてもらい、
住所などからも調べたのですが、
家相的には、悪いどころか良い家のなのです。
そうなると、
他の占い師が言ったという、家が良く無いとは、
いったいどういう事なのか。
本来なら電話相談で、現地に赴くという事はしていないのだが、
無性に気になった。
家相的に良いのに、なんで家が良く無いのだろう。
林だった土地に、新築を建てているので、
前の家の因縁があるという訳でも無く、
まだ、その家で死者が出ている訳でも無い。
ただ、
そこに住んだ2家族の全員が病気になるという、
不可思議な現象。
そして、占い師が言った、
「家が良く無い」とは、いったい・・・
気なる。
無性に気になる。
別にぃ、他の占い師が言ったからじゃないが、
気になるなぁ。
私は意を決して、その家を診に行く事にした。
後半は、明日のブログに続く。