●仏壇から出てくる霊



 

よく、かやさんはさぞかし立派な仏壇をお持ちなんでしょうね。

と聞かれる事がありますが、




実はそうでもありません。



高い豪華な仏壇だと200万円以上するものですが、

私の家の場合、

大工さんに棚を3段作ってもらい、それに扉をつけただけの簡単なものである。

費用は大工さんに、多少払っただけで、多分5万円位でしょう。

でも、問題なのは先祖や亡くなった人への真心であり、

亡くなった人は、高い食べ物や宝石やお金にこだわらない。

当然、高い仏壇でなくても良い。

むしろ、高い仏壇を買っただけで何もしないければ、

小さな簡易仏壇を毎日拝んでいる人よりも劣ってしまう。





つまり、要は貴方の亡くなった人への真心であり、

仏壇はただの場所に過ぎません。


極端に言えば、仏壇が無い人は、

亡くなった人の写真を置き、その写真に向って話しかけながら祈ってもいいのです。











田舎や実家に行くと、

立派な仏壇があるところが多いと思いますが、

ある時、そんな立派な仏壇がある実家で起きた事で相談を受けた事がありました。










今日はその時の事をお話しいたしましょう。





 

 


ある時、女子大生の方から電話相談を頂きました。


彼女の相談は、とても奇妙なものでした。




 

 


仏壇から霊が出てくるというのです






 

それは半年前の夏の事だったといいます。

彼女の実家には、祖父と祖母が暮らしているのですが、

急に祖母が言葉が出づらくなり、

医者に行くと、脳梗塞という診断で入院となったのです。

祖父は車椅子生活だったので、祖母が入院している間、

丁度夏休みに入った彼女が、祖父の身のまわりの世話をする事になり、


実家に帰省したのです。




 


その夜の事でした。








彼女が寝ていると、隣の仏間から「バン」という音がしたのです。

彼女は、何か落ちたのかなと思いましたが、

明日の朝、確認すればいいやと思いました。





ところが、しばらくすると、

畳の上を誰かが歩いている様な、小さく

という

畳を押す様な音が聞こえたのです。

シーンと静まりかえった夜中なので、そんな小さな音でも聞こえたのでしょう。






 


誰かが、隣の仏間を歩いている!






 

祖父ではない!

歩けないのだから・・・








彼女は、息を殺してじっとしていたといいます。

足音は、4歩ぐらいで、あとは聞こえなくなりました。

もし誰かが、襖を開けてこっちの部屋に入って来たら、

すぐに逃げようと思って、布団の中で用意はしていましたが、

いつの間にか寝てしまったといいます。






翌朝、


昨日の夜の事は、気のせいだったのだろうか、

思いながら、彼女は仏間に入りました。





すると、なんと!





仏壇の観音開きの扉が、開いているのです。




仏壇は夜、仏様が眠れる様にと、

水を下げた後、扉を閉めて寝るというのが彼女の家の仕来りでした。

そして、昨夜、彼女は確かに仏壇の扉を閉めてから寝たのです。




その扉が開いているのです。



それも、扉はちゃんと観音開きに両側に開いているのではなく、

人が僅かに通れるぐらい開いているのです。



彼女は、扉を開け閉めしてみましたが、

多少の力を入れないと、自然に開く様な扉ではありませんでした。





彼女は何が何だか分からなくなったそうですが、

もしかしたら、

昨日自分がきちっと扉を閉めなかったのかもしれないと思い、

その日は床についたといいます。




 

ところが、その夜も、

昨日と同じような時間に、

隣の仏間から「バン」という音がしたのです。




そして、誰かが畳の上を歩いている様な、小さく「ミシッ」という音。


昨夜と同じでした。





もちろん、起きて隣の仏間を確かめる勇気はありません。

その日も布団の中でじっとしていたといいます。






翌朝、

彼女は恐る恐る仏間に入りました。






するとやはり、仏壇の扉は昨日と同じように開いていたのです。

それは昨日と同じように、扉は全開ではなく、

人がやっと通れるくらい開いているのです。








彼女は怖くなったといいます。




誰かが夜中に、仏壇から這い出て来る!




それは、井戸から這い出てくる

”貞子”の様に思ってしまい怖くなったといいます。




そこで彼女は、

夜中に仏壇の扉が、勝手に開かない様に、

扉の左右の取っ手を輪ゴムで結んで、開かない様にしました。





これなら多少押しても、扉は開かないだろう。




こうすれば、夜中に変なものが仏壇から這い出て来る事は出来ないわ。


こうして彼女は、床につきました。






 

 

 

 

 

 

 

 


ところが、この行為が、






 


更なる恐怖を、招いたのです。


後半は、明日のブログに続く。