●大金を得た人が、急に不幸に陥る現象
このお話は、昨日のブログ(●嫌われた新妻)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12078720610.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
ある時、ある会社の社長と結婚したという奥さんから相談があった。
会社名などは分からないが、大手の会社だという。いわゆる玉の輿婚である。
昨日まで、安い賃貸アパートで暮らしていた彼女は、
一夜にして大豪邸で暮らす身分となったのである。
結婚する前は心配だった、家の確執などの問題も無く、姑や姑も優しかったという。
ところが、結婚して2年目になった時、不思議な現象が起きはじめたという。
ある夜中、夫の帰りが遅く、寝室で、彼女が一人で寝ていた時だった。
「ピシッ!」というラップ音が、立て続けに部屋に鳴り響いたのである。
今までそんな事は無かったので、彼女はその事を夫に言ったのだが、
不思議な事に、夫がいる時にはラップ音がしないのである。
その後も時々ラップ音が「ピシッ!」と鳴るのだが、全て夫が居ない時だけ鳴るのである。
そして、事はラップ音だけでは済まなかった。
家には、彼女夫婦と彼のご両親の4人が住んでいるのだが、
なぜか彼女だけ風邪をひいたり、体調を崩したり、頭痛がしたりするようになったという。
そんなある日、彼女のコーヒーカップだけ割れていたという。
彼女は、なんとなくだが、彼のご両親は、2年経っても赤ちゃんの気配の無い私を、
心の中で、責めているのではないかと思い始めたという。
やがて、不吉な夢を見る様になったという。夢の中にお墓が出てくるのである。それも頻繁に。
彼女はいう。これはもしかしたら、彼のご両親が、
赤ちゃんの出来ない私には、早く死んでもらって
新しい嫁をもらいたいという意味なのではないか。
ご両親は、表ではいい顔をしているけど、心の中では、私が貧しい家の出な事や、
子供が出来ない事で、やっぱりこの妻ではダメだと思っているのではないか。
私を嫌って、呪っているのではないか。その思いが、私だけがいる時に鳴るラップ音や、
私だけに起きる体の不調や、早く死ねというお墓の夢に現れるのではないか。
彼女は私に、立て続けに今ある不安を全部ブツけて来た。
半分ノイローゼ気味な感じさえする。
彼女しか聞いた事がないラップ音。彼女のみが体調不良になる現象。
彼女だけがみるお墓の夢。どれも気のせいだと言えない事もない。
しかし、彼女はいたって真面目で真剣なのである。
そこで、とりあえず、彼女が言う様に、彼のご両親が、
彼女の事を、そんな風に呪う様な人達か、写真を見せてもらう事にした。
彼女から見せてもらうご主人のご両親の写真は、
それぞれ2枚用意してもらい、鑑定した。
写真は2枚あると、立体的に見えて来るので、
私はいつも写真鑑定する時は、必ず2枚以上用意してもらう事にしている。
よく仲人さんが持ってくるお見合い写真も、1枚だけでは、
いざ会ってみると、予想とだいぶ違っていたなんて事が起きるが、
お見合い写真も、3枚位見ると等身大の相手が見えて来るので、
ぜひお見合いの時は、仲人さんに写真を3枚は用意してもらう事である。
これは友達に彼氏を紹介してもらう時も、1枚だけでなく3枚は見せてもらうと良い。
さて、彼女が見せてくれたご主人のご両親の写真だが、
ぱっと見、悪い人には見えなかった。
そこで、彼女に、
「何か赤ちゃんの事で、お姑さんとかに言われて傷ついた事はありますか?」
と聞いてみたが、
そうい事は特に無いという。
どうやら、姑さん達が赤ちゃんの事を責めているというのは、
彼女の被害妄想かもしれないと思った。
ただ彼女をそこまで追い詰めたのは、
彼女だけ聞こえるというラップ音や、
彼女だけが体の不調になるという日常。
彼女だけ見るというお墓の夢が原因である。
いずれも他の同居人達には起きていない現象である事から、
もし、霊が関与しているのであれば、
何か彼女だけに言いたい事があるのではないだろうか。
多分、今住んでいる家に問題があるのでは無いだろう。
もし今の家に問題があるなら、結婚当初から何かあったはずである。
だから、結婚して2年経った今起きるというのは、
他に原因があるはずである。
またお墓の夢を見るという事で、
どんなお墓が夢に出てくるのか聞くと、色々なお墓が出てくるのだという。
それも名前などは出て来ず、見た事も無い新しいお墓だという。
これは意外だった。例えば夫の祖父母のお墓でも出てくれば簡単だが、
色々なお墓が出て来るというのは、いったいどういう事だろうか。
さっぱり分からん。
ラップ音、体の不調、お墓の夢だけでは、これ以上の事は分からない。
こういう風に行き詰った時は、
不思議な現象が起き始めた時の事を聞くのが良い。
「結婚して2年経ったある日、ラップ音から始まったという事ですが、
それは詳しくは、いつの事ですか?」
すると彼女は、今年の一月の半ば頃からだという。
「なるほど、今年の1月半ば頃から起きるラップ音が最初ですね。」
「では、去年の12月から今年の1月半ばの間に、
何か変わった事はありませんでしたか?もしくは何かしませんでしたか?」
すると、彼女はしばらく考えてから、
正月に結婚後初めて実家に、一時帰宅したという。
「実家に帰られた他には、何かありませんか?
どこかに旅行に行ったとか、何か新しく買ったとか。」
「他にはありません。」と彼女。
つまり、一連の不思議な現象は、
結婚後、初めて実家に帰宅してから起きているという事になる。
嫁に行った娘が、実家に一時帰省する。
ごく普通の行動に見えるが、何か悪い意味でもあるのだろうか。
さっぱり分からん。
ただ、他に手がかりは無かったので、
一応こんな事を聞いてみた。
「実家とお墓って、何か思いつく事ってありますか?」
すると、彼女はこんな事を言ったのである。
彼女のお祖父ちゃんという方は、以前岩手県に住んでいたそうだが、
独りで栃木県にやってきて、一代で会社を興したという。
会社はうまくいき、その土地で嫁をもらい、
子供も生まれ、家もローンを組んで建てたという。
ところが、そのお祖父ちゃんがある時、
傷害事件を起こし刑務所に入ってしまった。
その間、奥さんが会社の切り盛りをしていたのだが、
お祖父ちゃんが出所して来た時には、赤字状態になっていたという。
その後、長男が仕事を手伝ったりして何年か頑張ったが、
結局会社は倒産。家も手放す事になったという。
長男(彼女の父親)は幼なじみと結婚したが、
賃貸住宅に祖父母と長男夫婦4人が住むという状態に。
そんな中、彼女が産まれて5人となった。
彼女の両親は共働きし、残ったローンや借金を支払っているという。
やがて、祖父が亡くなった。
祖父は亡くなる前に、岩手の実家に、
亡くなったら実家のお墓に入れて欲しいと嘆願したという。
しかし、岩手の実家には祖父の両親ももう他界し、
後継ぎの方が祖父に対して、こう言ったという。
貴方は岩手を捨てて行った人だし、
また犯罪者を先祖代々の墓に入れる訳にはいかないと突き放されたという。
私はその話を聞いて、田舎の方は保守的な人が多いと聞くが、
そんなお墓に入れるのを拒否する事もあるのかと思った。
やがて、祖母も亡くなった。
家族は多額のローンがある為、
亡くなった祖父母の遺骨を入れるお墓を用意出来ず、
未だに実家にあるという。
「なるほど、
つまり、亡くなった祖父母さんの遺骨は、お墓が買えず、
今も実家にあるという事ですね。」
「はい。」
ようやく話の全貌が見えてきた。
亡くなった人の遺骨を、自宅に置きっぱなしに出来るのは1年以内。
それ以上置くと、霊障が起きる事がよくある。
ただし、彼女の場合、
家はローンなどの借金だらけで、お墓を買う余裕が無い。
こういう場合は、亡くなった霊も、
家の苦しい事情を分かってくれるものである。
つまり、お墓は欲しいが、貧乏なら仕方がない。
お金に余裕が出来るまで、私達は待ちますよ。と言ってくれるものである。
ところが、ここからが問題である。
お金に余裕が無い家族の一人が、
ある日、実家に久々に帰って来ると、
大金持ちと結婚していて、衣裳も持ち物も豪華。
それを見て、霊はこう思ったに違いない。
それなら、私達にもお墓をお願いします。と。
アフリカ大陸のある地域では、
親戚の中で、ひとりが金持ちになったら、
他の親戚一同全てを、貧乏から引き揚げて助けなければ、
その人に災難が訪れるという伝説がある。
今でもその習慣は守られ、
1人に大金が入れば、他の家族親戚に分け与える風習は続いている。
実は、霊の世界でもこれと似ているところがあり、
一族の中で、成功者や大成功したり、大金を掴んだりした場合、
その人に供養を求めて、集中的にやってくるのである。
だから、彼女が大金持ちと結婚して急に裕福になり、
実家に帰ってきたものだから、
それまで我慢していた祖父母の霊が、いっせいに彼女に供養を求めたのだと思った。
その後、彼女は私の勧めもあって、
祖父母のお墓を建ててあげた。
そしてそれ以来、ラップ現象や頭痛やお墓の夢は見なくなったという。
皆さんも、
もし、急に大金を得たり、お金持ちになったら、
まず自分の事よりも、
肩身の狭い思いをしているご先祖はいないか、
供養されていないご先祖はいないか。
一度考えてみて下さい。
大金を得た人が、急に不幸に陥る事って、
意外と多いのです。
もしかしたら、
その不幸の原因はそんな所にあるのかもしれませんよ。
END