●生活環境が人を作る場合もある





占いの相談はさまざまです。

若い方は自分の将来の事が多く、

母親になると、子供の事が多くなったりします。





子供の相談も、一人っ子ならその子の将来の事が多く、

2人以上なら、それぞれの子供が抱える問題を相談してくるケースが多くなります。

例えば、上の子はおとなしいのに、下の子はうるさい。とか。

上の子は真面目に勉強するのに、下の子は遊んでばかりとか。





でも、基本は、

一人ひとり、違う人格を持ち、

1つの立派な魂を持っている個々の人間である事を忘れてはいけません。




 


私はよく相談者の方に、子供の問題について、

こんな事を言ってしまう事があります。




 

その子に合った道、その子に合った人生があります。

それを一概に、この大学へ行け、この職業につけという親の理想を押し付けると、

まだ中学1年までなんとか従ってくれますが、

その子が親に暴力で対抗出来る年になった時に、反乱が起きかねません。




親は、いつまでも側に居れなくなります。

だから、財産はその子に合った道、その子の好きな道を見つけてあげる事です。

そうすれば、後は自分で歩いていけます。

それは例えば厳しい道でも、お金が無い道でも好きなら生きていけます。

子供には子供の人生があり、

自分で選んだ道なら、それが悔いの無い人生なのですよ。






 


そうは言っても、所詮世の中、金が大事。





上の様な言葉を相談者の方に言っても、

「なるほど、そうですか。

 ところで先生、ウチの子はどうやったら良い医者になれますか?」と聞いてくる。

あれ?ホントに私の話聞いてたのかな。と疑ってしまう。






 


また、子供はそれぞれ違う性格をしていて、違う道がある。

それぞれの子を、比べてしまいがちだが、

比べるのは良く無い。

もちろん、他人の子と比べるのも良く無い。

自分の子には、そのペースがあり、他人の子とは違う人生があると思って欲しい。








そうは言っても、比べると楽に指摘できる。



「どうして、最下位なの?」

「どうして、お兄ちゃんの様に出来ないの?」

言うのは簡単だが、いざ自分が言われるとショックである。

「どうして前の彼女は出来たのに、君は出来ないんだい?」





人はそれぞれ、一人ひとりの魂を尊重してあげたい。










では、占いは無力かというと、

そうでもない時もある。









例えば、ある時、こんな相談があった。

彼女の家は、夫と娘さんと息子さんの4人家族で、

娘さんは中学2年生、息子さんは小学6年生。

彼女の悩みは、娘さんが活発過ぎるという事だった。

友達も多く、真夜中に友達に会いに行ったり、

夜中の3時頃まで帰って来ない時もあり、

女の子なので、心配で帰るまで眠れないという。

外出を注意すると、口をきかなくなり反抗するという。







まだ悪い友達とでは無いのが救いだが、

将来事件に巻き込まれたりしないとは限らないし、

どうしたらいいか悩んでいるという。

それに対して、息子さんは男なのに、読書が好きで、

滅多に外出しなく、部屋に引きこもりがちだという。

それはそれで、また将来が少し心配だという。











まぁ、このケースも、

人はそれぞれ、個々の性格を重視してあげるのがいいのだが、

お母さんの心配もよく分かる。






私も親なら、同じ心配をするかもしれない。








そこで、一応家相を診てみると、

ある事に気が付いた。







 

もう10年も住んでいるという家だそうで、

娘さんも息子さんも、それぞれ個室を与えられているのだが、

娘さんの部屋に問題があった。









娘さんの部屋のドアが、

玄関からわずか1mの所にあるのだ。

つまり、娘さんの部屋のドアを開けるとすぐに玄関である。





昔から、玄関に一番近い部屋の子は、

行動的で活発な子になると言われている。







また、息子さんの部屋を診てみると、

玄関から一番遠くの部屋にあった。

つまり、息子さんの部屋から外出するとすれば、リビングを通り、廊下を通り、

娘さんの部屋の前を通り、そして玄関である。時間がかかる。

昔から、一番奥の部屋の子は、おとなしく閉鎖的な子になると言われている。








そして、この家族の場合、

昔からの言い伝え通りの成長となっている。

これは偶然ではないかもしれないと思った。






そこで、奥さんに、

娘さんと息子さんの部屋を取り換える様にアドバイスした。





 


その後、その提案をすると、

息子さんはいいよと直ぐに承諾したそうだが、

娘さんは嫌がったという。




 

そこで、また電話があったので、

ここは1年間娘さんのお小遣いを倍にしてあげてはどうだろうとアドバイスした。


すると、娘さんは嫌々ながらにも承諾したという。





 

それから3ヶ月が経った頃、

お母さんから電話来て、




娘さんが夜出歩かない様になったという。

まだ活発さは元のままだが、夜出歩かないだけでも大きな進歩だと、

彼女は喜んでいた。



また、息子さんも以前よりは外出する機会が増えたという。








 

この他にも、

一人娘をなるべく長く家に居る様に出来ないかという父親にも、

娘さんをなるべく家の奥の部屋を与える様に。とか




引き籠りの長男さんの問題でも、

2階の奥の部屋だったので、なんとか1階の玄関の近くの部屋にしたら、

引き籠りが治ったというケースなど。





意外と占いで解決出来る事もたまにある。



生活環境が人を作る場合もあるという例である。

END