●いきなり3アウト

 



このお話は、昨日のブログ(●金運を失った家族)の続きです。

 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12062563382.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 


私が東京に住んでいる頃、近くに母の友達で、増井さんという奥さんが住んでいた。

私達は駅から徒歩1分という賃貸マンションに住んでいたのだが、

増井さん家族は、駅から歩いて15分くらいの古い賃貸アパートに住んでいて、

しかもエレベーターが無い3階の部屋だったので、

3DKとはいえ、かなりウチよりも安い賃料だったと思う。

当時中学生の息子さんがいて、その子の高校進学と合せて、千葉に引っ越していった。

奥さんはとても節約上手な方で、

度々ウチの母も、増井さんの奥さんから節約術なる方法を教えてもらっていた。

母は増井さんは節約の達人だと言っていて、会うたびに豆知識を仕入れてきたものである。

そんな増井さんは、15年もあの古い賃貸アパートに暮らしながら、

コツコツを貯金し、頭金を作り、ついに念願のマイホームを千葉に買ったのである。

増井さんが引っ越した後、母とは年賀状の交換があるぐらいで、会う事は無かった。

それから5年の月日が経ち、私は増井さんの事は、すっかり忘れていた頃だった。

彼女から母に電話があったのである。



久しぶりに声を聞いたので、母も長話になっていたのだが、

意外にも電話をしてきた本当の用件は、私にだった。

「博ちゃん、まだ占いしてるの?」から始まって、

当時私が占いの仕事をやっていたのも知っていたので、



是非、一度家相を診て欲しいと言うのだ。

母の話に寄ると、千葉に家を新築したから、どうも金運を中心に悪くなり始めたという。

奥さんは、ここに引っ越してから2回も財布を落とし、

買ってまだ間もない自転車を盗まれたり、

息子さんが飼い始めた犬が、飼い始めてすぐ大病になり高額な医療費がかかったという。

ご主人もオークションサイトで、

5万円以上する品を振り込んだ後送って来ないというトラブルに見舞われ、

仕事も引っ越してから降格の人事異動になるなど、

東京に住んでいた時の良い金運が、全て無くなった感じだという。

そして話はトントン拍子に進み、私不在のまま、

「とりあえず、息子に行かせるから。」という結論で結ばれていた。

後から話を聞いた私は、「交通費は出るの?」「相談料は?」

と母に立て続けに聞いたが、そういう話はしていないという。

「なんと、一番肝心な話をしないかなぁ~」嫌な予感だけが、脳裏をよぎる。

母の知り合いで、金に困っている相手となると、もう嫌な予感しか浮かばない。

こうして私は、翌々日、千葉の増井さんの家を診に行く事になった。

カバンの中には、昨夜母が焼いたクッキーが入っている。

母が以前、増井さんにとても喜ばれたからと急きょ焼いたのである。

占い師の私が感じるには、「お世辞」の3文字がありありだが、

張り切ってクッキー作っている母には言えず、持って来た。

増井さんの家は、千葉の外房線に乗り換え、鎌取という駅で降りてから、歩いてかなりあった。

交通費も出るか分からないのに、タクシーを使う訳にもいかない。

私も運動だと思って、割り切ったが、30分も歩いていると、帰りの事を考えると憂鬱になる。

住所を頂いていたので、家はそんなに苦労しないで、見つける事ができた。

土地はそんなに無さそうだが、2階建ての立派な一軒家だった。

庭はそんなに広くない。そんな第一印象だった。




















 

 

 

 


ベルを押すと、直ぐにあの増井さんが出て来て、

「悪いわねぇ~。暑かったでしょう。」と出迎えてくれた。




この馴れ馴れしい挨拶では、お金の話もしずらい。

玄関に入り、「あのう、これ母からです。」とクッキーを渡すと、

「あらまぁ、ありがとう。

 来てくれるだけで嬉しいのに。

 ホントありがとう。」と言われ、

もうこれは、よいよ商売の話を出しにくくなった。




しかし、心を鬼にして、金額の事を言おうとしたその瞬間、

ある違和感に襲われた。







 

以前、増井さんが東京に住んでいた頃、

私も2回ほど、そのアパートに行った事があるのだが、


今、ここで見る情景が、

その昔見た増井さんの家とダブルのだ。





つまり、あの昔のアパートの小さい玄関が、

この新しく建てた一軒家の玄関とほぼ同じ大きさなのである。




畳半畳ほどの玄関に、靴箱や靴を脱いで置いておくコンクリートがある。

靴を脱いであがったら、すぐにリビングに通じる廊下だ。

明らかに2階建ての一軒家に対して、小さな玄関である。




聞くと、増井さんはここを買う時に、

家は無く、建物を建てる条件付きの土地を買ったという。

ただし、建物の設計から業者の選定はすでに指定された会社を利用しなくてはならない。

だた建物の設計は、ある程度の事なら希望を取り入れてくれるものだったという。



そこで増井さん家族は、

とにかく広い家に住みたいという事だったので、

玄関など以前のアパートと同じで全然不自由しなかったから、

狭くても他の部屋を大きくしたという。

結果、一軒家にしては狭い玄関になってしまっているのだった。





 

実は、玄関がその家に比べて、極端に小さいと、

金運に見放されるのだ。






アパートに住んでいる時は、この大きさの玄関でも良かった。

しかし、家が2階建てになり、

多少でも庭があり、ガレージがあり、柵がある立派な一軒家で、

この大きさの玄関だと、たちまち金運に見放される。









もうこの玄関だけで金運アウトと言ってもいい欠点だった。



ただ、お金が無い上に、リフォームなど出来ないという。




どうしたらいいかなぁ。






悪い所が分かっても、お金が無いと治しようが無い。










「とりあえず、この靴箱を取り除いてしまいましょう。

 必要最低限の家族の靴3足だけをここに置き、他の靴は別の場所に保管しましょう。

 靴箱が無くなるだでもだいぶ広くなります。

 それから、廊下の途中にカーテンをつけて、

 リビングの方を見えなくして、カーテンから向こうが廊下で、

 カーテンからこっちが、玄関ホールという感じにしましょう。」







この2点に加え、横壁に大きな鏡を付けるようにアドバイスした。

狭い空間を広く見せるには、鏡は絶好のアイテムだ。





「靴箱の移動と、カーテンと鏡。」

増井さんはメモを取りながら、必ずやりますと言ってくれた。




 

 

リビングに通じる廊下を行くと、

途中にトイレと浴室がある様なので、

ついでに見せてもらった。








トイレに入るなり、

金運ダウンの1つ原因に出会ってしまう。






よく玄関のスリッパを入れるものが、

いつの間にかこのトイレに来ており、

しかもそのスリッパ入れに雑誌や新聞が入れてある。





聞くと、奥さんもご主人も便秘気味で、

トイレに時間がかかりそうな時は、雑誌や新聞を読むのだという。








「アウトー!」



トイレの長居は、金運を落とす。






ここには無いが、よくトイレに本棚を作って、

トイレで本を読む人がいるが、それも金運を落とすし、

会社で、一人トイレの中でで昼食のお弁当を食べるのも、

トイレで独りタバコを吸うのも、お金が貯まらなくなる道を進んでいる。

そういう友人がいたら、金欠かもしれない。




それよりも、日光を浴びて、外で弁当もタバコも吸った方が金運アップである。





また、トレイの便器のフタが開いている。

これも、金運を落とすんですよ。というと増井さんが、

「えー」と言って直ぐにフタを降ろして閉めた。




 


隣に浴室と洗面所があったので、

ついで覗くと、

洗面所に洗濯機があり、動いていた。

丁度洗濯をしていた途中にお邪魔した様だった。






 

洗面所は特に問題は無い。

浴室を開けてちょっと見ると、

浴槽になにやら長いホースの先がつっこであり、

そのホースが蛇口に結わいてあった。

不思議そうに私がそれを見ていると、

後ろから増井さんが、「ああ、それ節約です。」と言う。

聞くと、浴槽にある残り湯を、このホースを使って、

洗濯機に送り、水を無駄なく使うという。

出た!増井さん節約術!







 

でも、






 

「アウトー!」

「3アウトー!」




水は節約出来るが、金運は落ちる。



それに人間の汚れたアカで、家族全員の衣服を洗うなど悪い事この上ない。

家族全員の足やお尻の汚れで濁った水で、ご主人の衣服を洗うのは、

ご主人の出世にも影響あるだろう。





今は少ない水で洗濯できる高性能の洗濯機もある。

是非それに替え変えるか、綺麗な水で洗濯して欲しい。





 


やっとリビングにたどり着いた。

ここまで来るのに30分はかかっている。




 


しかし、リビングに入るなり、

テーブルの上に目が行ってしまった。













 

 

そこには、思わず「アウトー!」と言いたくなる様な光景があったのだ。


最終話は、明日のブログに続く。