●呪われる再婚
ある28歳のシングルマザーの方からの相談です。
彼女は再婚について、とても悩んでいて電話してきたのでした。
現在彼女には、4歳になる娘さんがいて、
保育園に預けながらOLとして働いている。
そんな時、会社に取引先の男性と親しくなったという。
彼は彼女よりも3歳年上のちょっとおとなしめの真面目な人で、
銀行員だという。
彼女に4歳になる娘さんがいるのを承知で、子供とも遊んで可愛がってくれる。
ここまでは、よくある話である。
ところが、彼と付き合い始めて1ヵ月が過ぎた頃から、
彼女に不運な事が、頻繁に起きている事に気が付いたという。
一番初めは、買ったばかりのハイヒールのヒールが何故か取れたという。
その靴は某有名メーカーの物で安物ではないので、作りもしっかりしている。
とても買ったばかりでヒールが取れるとは信じられなかったという。
買ったデパートに持っていくと、無料で直してくれる事になった。
その時は、別に何も気にしなかったという。
またこんな事もあったという。
それは彼女が、娘さんと外食しようと家を出る時、
玄関のたたきに降りた瞬間、右足をギクッと捻り、くじいたのだ。
結局、外食は中止してその日は、電子レンジのスパゲティにしたという。
その他にも、
会社が終わって、タクシーを拾おうとした時に、
ちょっと通りに身を出していたので、
危なくオートバイに轢かれる所だった時もあったという。
そしてその後、
彼女が、これはおかしいと思える決定的な出来事が起きた。
それは彼女と彼が、町の美味しいと評判の店で食事をしている時だった。
隣に酔っ払いらしき男性が、食事に来たという。
もうその男性が、隣に来た時からなんか嫌な予感がしていたという。
しかし、無視して彼と話していたその時だった。
隣にいた男が立ち上がって、「止めろ!」みたいな声をだして、
手に持っていたコップの中の水を、彼女にかけたというのだ。
一瞬店の中は騒然となり、彼がその男に対して、
「何するんだ!」と彼女と男の間に入ってくれた。
ところが、その男は彼女に水をかけた後、その場で眠り込んだというのだ。
本来なら、その男を起こして、
洗濯代などを請求してもおかしくない所だったが、
彼女は彼に言って、すぐその店を出たという。
この出来事で、彼女が最もショックだったのは、
その男の行為では無かったのだ。
ショックだったのは、その男の「止めろ!」という声だったという。
その声は、
とても亡き夫の声と似ていたので、その方がビックリしたという。
そして、家に帰って、今までの事を冷静に考えると、
そういえば、
ハイヒールのヒールが取れた日も、彼と会う日で、
彼と会う為に新調した靴だった。
また、娘さんと外食して出かける時に右足をくじいたのも、
彼と待ち合わせて3人で食事する予定だった。
会社帰りにオートバイに轢かれそうになった日も、
彼の家に行く時だったのだ。
つまり、彼女に災難が降りかかった日は、
全て彼と会う日か、会っている時なのである。
そしてトドメは、「止めろ!」という亡き夫の声!
彼女は、電話の向こうで、
「私は亡き夫から、呪われているのでしょうか?」
「亡き夫は、私と彼の再婚を邪魔しようとしているのでしょうか?」
「彼との再婚は止めた方がいいのでしょうか?」
と立て続けに聞いてきた。
彼女はまだ28歳と若い。
それにまだ4歳の子供もいる。
いつもの私なら、再婚を後押ししたい所なのだが、
この後、
彼女の口から、再婚を反対せざるおえない話を聞いてしまう事になる。
後半は、明日のブログに続く。