●毎朝、お爺ちゃんが迎えに来る




 

占いの仕事をしていると、夢についての相談は結構ありますが、

寝言についての相談は余りありません。





ところが、ある日、

寝言についての不思議な電話相談が寄せられました。






 

相談者は大学生の女性です。

彼女の話によると、半年前から彼女のお父さんが、

夜になると謎の高熱を出して寝込むそうです。

昼間働いている時や、夕方は特に問題無いのですが、

夜寝る頃から熱が出始めて、そのまま寝込んでしまうのだそうです。

医者に行って薬をもらっても、それは治らず、

もう半年もそんな状態が続いているといいます。







熱については、朝起きた時には平熱に戻っていて、

会社を休むまでの事は無いのだそうですが、

1つだけ気になる事があるのだといいます。




 

現在、彼女はお父さんとお母さんと彼女の3人暮らしですが、

5年前までは、お爺ちゃんと一緒に暮らしていたといいます。

お爺ちゃんとは、お父さんのお父さん、

彼女にとってはお祖父さんになりますが、

そのお爺ちゃんは、亡くなる前日、

やはり高熱が出て、朝そのまま亡くなっていたといいます。

彼女にとっては、現在のお父さんの症状と少し似ているので、

毎朝、お父さんが生きているのかいつも気になってしまうという。





そして、最も不気味なのは、

朝方お父さんが言う寝言だという。




その寝言を最初に聞いたのは、

彼女のお母さんだった。






それはこんな寝言だったという。







「おとうさん、おはよう。」




お母さんは、その時、

ああ、お父さんはきっと、

亡くなったお祖父さんの夢でも見ているのだろうと思ったと言う。






 

ところが、その「おとうさん、おはよう。」という寝言は、


高熱が出た夜は、毎回言うのだという。






気になったお母さんは、

日曜日に起きた夫に聞いてみた。





すると、



夫はそんな寝言を言った覚えも無いし、

親父が出来た夢も見た事が無いというのだ。





 

それを聞いて、より不思議に感じた母親は、

それを娘である彼女にその事を相談した。




すると娘である彼女は、その話が本当かどうか、確かめたいという事になり、

今度お父さんが、その寝言を言い出したら、

私を起こしに来て!と言ったという。


 

その日は直ぐにやってきた。




娘を直ぐに起こしにいって、一緒にお父さんの寝言を待ったという。




すると、



「おとうさん、おはよう。」


母の言う通り、父は確かに言ったのです。



「おとうさん、おはよう。」と。



それも、その声のトーンは、いつものお父さんの声とは違い、

何かまるで腹話術の様な、声のトーンだったといいます。




電話口で、彼女がその時の声を真似して、

「おとうさん、おはよう。」と聞かせてもらいました。


確かに何か違和感のある、普通の大人の男性の声には聞こえません。

腹話術の様な声というのものうなずけました。




 


5年前に亡くなったというお祖父さんは、

お父さんと週に3回はお酒を酌み交わす程、生前仲が良かったといいます。




そんなお爺ちゃんは、なぜ毎朝、

お父さんの所に現われるのでしょうか?



また、お爺ちゃんが亡くなった時と同じ様に、父は高熱が出てから夢に現れるというのは、

お父さんを迎えに来ているのでしょうか?



 

そんな電話相談だった。








不思議な高熱。

そして、毎朝言う寝言、「おとうさん、おはよう」。

いったいこれは何を意味しているのだろうか。




 

この時点では、私もまったく分からなかった。




 

 

 


やがて、この裏に、とても信じられない様な、

とんでもないものが隠れていたのが分かるのである。

後半は、明日のブログに続く。