●陸上選手を襲った不思議な痛み



 

皆さんは、町や山道を歩いている時、

誰かの銅像や、お地蔵さんを見る事があるでしょう。







そんな銅像やお地蔵さんや仏像の中に、

希に浮遊霊や不成仏霊が入る事があります。

そうなると、その銅像やお地蔵さんや仏像は、

危険な物となってしまいます。

なにしろ、その中には浮遊霊や不成仏霊が入っている訳ですから・・・

そこで、一番良いのは、

そういう像には近づかない事なのですが、





 

普通の方には、どの像が安全で、どの像が危険かという事は、

なかなか判断がつかないと思います。



しかし、私がその像を見ると、

多分あの像は危ないかもしれないと一発で分かる時があります。

それは、私が特別な能力があるという訳ではありません。




 

今日のお話を読み終わった頃には、

きっと貴方も、私の様に、

遠くから見ただけで、あの像は大丈夫、あの像は危ないかもと、

判断できる様になっている事でしょう。





 

分かりやすい様に、

昔私が経験したある事件を通してお話しいたしましょう。













この話は、私が高校生の時のお話です。

当時、私はマレーシアのアメリカ系の高校に通っていましたが、

夏休みで、日本に帰国していた時でした。

お盆という事で、山口県の父の実家に泊まっていた時の事です。







私が居たお祖父ちゃんの家の向いの家に、遊びに行った時でした。

向いの家と言っても、間に田んぼがあり、

300mは離れた向いの家です。




向いの家の方の名前は思い出せないので、仮に鈴木さんとしておきましょう。

その鈴木さん家にも、夏休みで大阪の親戚の方が遊びに帰郷していました。

その大阪の親戚の方には、私と同じ高校生の男の子が一緒に来ていたのですが、

話によると、その子はとても足が速く、


この8月のインターハイに県の代表で出るという程の陸上選手だという事でした。

この辺の田舎では、そんな子が来ると、

もう英雄扱いです。


うちの御婆ちゃんなんか、私に向って、

「ひろちゃんも、ちょっと行って、拝んで来たら」と、

まるで私に、近くに来た神様に会って来るようにといわんばかりです。



同じ高校生の男子としては、余り面白くありません。

私がムッとしていると、婆ちゃんが、

「ひろちゃんにも、なんか自慢できるもの、あるっちゃ?」と聞いてきたので、

「あるわ!

 他の子が滅多に持っていない国立公園の切手を持ってるっちゃ」と、

今から考えると、なんと小さな自慢をしているのかと、

そんな自慢しか出来なかった当時の自分に驚きます。






 

 

 

そんなある日、

大変な事件が起きました。








そのインターハイに出るという高校生が、急に足の痛みをうったえたのです。

それはまるで左足が根元からもげる様な痛みだと言い、

直ぐに町の医者にかけこみました。

彼は特に怪我をした訳でもなく、突然に痛み出した事から、

周りの人達は、当時のテレビドラマの影響か、

骨肉腫ではないかと、心配していたのを覚えています。





しかし、大きな病院で精密検査をしてみても、

特に異常は認めらず、

また、検査をする時になると、

あれほど痛かった足の付け根部分の痛みもすっかり無くなっていたといいます。




 

ところが、家に帰って来るとまた痛み出したのです。

足を冷やしても、温めてもダメで、

再び、別の病院に行ったのですが、結果は同じ。

念の為に痛み止めを貰い、帰宅するとまた左足が痛くなるという繰り返しなのです。





周りの家も、この話題で持ちきりで、

うちのジッチャンなんかも、「ありゃあ、アブに刺されたたんだ」とか言い出し、

それを聞いたバッチャンが、梅干しを塗ったらいいのにと、言ったりしていた。




彼のご両親は、息子さんを大阪の病院に見せる為に、

予定よりも早く帰る事を決断。明後日にはここを立つ事になった。




その前に、私は叔母さんとお見舞いに行くことになり、

初めてその高校生と会ったのである。




お見舞いに行ったのは午前中だったのだが、

私はてっきり病人なので寝ているかと思いきや、

一緒に挨拶に出て来たので、驚いた。

彼いわく、痛みが出ない時は、いたって普通の体なのだという。




 

私と彼は、少し話している内に打ち解けて、

色々話しました。




彼は体格がよく、頭はスポーツ刈りで、男前だった。


痛くなるという左足もその時に見せてもらったが、


スポーツ選手らしい、筋肉質で私よりも太いしっかりした足だった。



ジッチャンが言っていた様なアブに刺された腫れもなく、

蛇などに噛まれた跡も無かった。綺麗なものだった。



 

その時に、彼にいつから足が痛くなったのか聞くと、

どうやら、墓参りに行ってから急に痛くなった事が分かったのである。





そして、気になって、

墓参りの時の様子を詳しく聞くと、



彼は、その墓参りの時に、

ある気になる事をやっていたのが分かったのである。




 

私は、それを聞いて何か嫌な予感がした。







率直にその事を彼に言うと、彼もそれに興味を示し、案内してくれるという。

そこで、彼が行ったというその墓に、一緒に行ってみる事にした。










 

やがて、彼が犯したやってはいけなかった墓参りが明らかになる。


後半は、明日のブログに続く。