●蘇った凶相(よみがえったきょうそう




 

占い師も失敗する事はある。




 

本当は、こんな失敗談は話さない方が私の威厳が保てるのだが、

他人の失敗談と言うのは、聞いている方には勉強になりやすいので、

あえて書く事にしました。










 

 

 

以前、商売が急速に悪くなったという相談を受けた事がありました。

そこで、お店に伺い、店を見せてもらったのですが、

特に悪い所はありませんでした。

そこで、いつ頃から店の売り上げが悪くなったのか、お聞きすると、

1年前からだと言います。









そこで、ここ1年前~2年前の間に、

何か変わった事をされましたか?とお聞きすると、



長年賃貸だったそうですが、

店の売り上げ等を積み立てて、

念願だった倉庫兼住宅を、新築したといいます。






そこで、その新築したご自宅を見に行くことになりました。






私は奥さんの車に乗せてもらい現場に到着しました。



そして、奥さんから、

この家です。と言われた瞬間に、

悪い所が分かりました。






 

家相の相談で、こんな現場に着いた一瞬で悪い所が分かる事は珍しいのですが、

それほど、一目瞭然だったのです。







その家は、更地に2階建ての家と、倉庫が隣り合って建っていました。



しかし、その家が建っている土地が問題でした。


彼女いわく、土地はとても安くて、掘り出し物件だったので、

知り合いの不動産屋に、話を持ってこられた時に、

ご主人とも検討して、直ぐに買って家と倉庫を建てたといいます。



 

しかし、その安い掘り出し物件は、

それなりの安い理由があったのです。





その土地は、三角形でした。



三角形の土地というのは、鋭角部分の土地は使いづらく、

どうしても無駄になってしまいがちです。

だから土地面積は広くても安く見えるかもしれませんが、

実際はそれなりの値段なのです。

しかも、土地の相は、三角形は凶相で、

商売をしている人にとっては、仕事運を悪くする場合が多いのです。

また三角形の土地に住んでいると、精神バランスを崩す人もいます。







だから、今回の様に、

商売が急速に悪くなったという相談と、

三角形の土地を買ったという時期が一致している場合、

まずこの土地を買ったのが、商売運の悪さに影響していると感じたのです。






こういう三角形の土地を買ってしまった場合、

土地の利用部分をなるべく四角に近い利用方法にする事で、

凶運を和らげる事ができます。





そこでご夫婦に提案したのが、

■土地の鋭角部分に、物置を設置するか、

■土地の鋭角部分に、冬にも緑を絶やさない針葉樹林で、


大きくならない木を植える様にアドバイスしました。





 

ご夫婦は、後者の木を植えてみますという事でした。




その後、商売はまた軌道に乗ったようでした。




 

私も、これでこの問題は、一件落着だと思っていたのです。










 

しかし、それから3年の月日が経った時でした。






 

 

 

 

奥さんから、


また商売が急速に悪くなったという相談が、寄せられたのです。







 

 


「あれから何かしましたか?」と聞いても、

何も変わった事は、していないといいます。







 

そこで、お店を伺うと、

前と変わらないたたずまいです。

確かに変わった所はありません。







そこで、今度もまたお宅に伺う事になりました。






 

私は、また前回同様奥さんの車に乗せてもらい現場に到着しました。




そして、車から降りて、

家に着いた瞬間、また悪い所が直ぐに分かったのです。




 

家相の相談で、現場に着いた一瞬で悪い所が2度も分かったのはこの相談だけです。





今回もそれほど、一目瞭然だったのです。





 

私は車に乗っている時から、

3年前の事を思い出し、あの三角形の土地だったな。

あの三角形の土地はどうなっているのかと、考えていたので、

車から降りた瞬間に分かったのです。




 

私は3年前、ご夫婦に、


■土地の鋭角部分に、冬にも緑を絶やさない針葉樹林で、


大きくならない木を植える様に。

と提案し、ご夫婦はそうしますと言って、鑑定終了となったのですが、



 

今日あらためて、その三角形の土地の鋭角部分を見ると、

なんとそこに、レモンの木が植えてあり、


5・6個の黄色いレモンが、生っているではありませんか。




実は、物置を立てて、鋭角部分を利用価値の無い土地にしたり、

木を植えて、鋭角部分を隠し利用価値の無いただの草木に土地にする事によって、

凶相を和らげたかったのですが、



木の代わりに、レモンなど人が食べる果実を植えると、

鋭角部分の土地をも、有効活用している事に変わってしまうのです。

加えて、凶相の土地で育った果実をご夫婦が食べるのも余り良くありませんでした。



 

私が、「冬にも緑を絶やさない針葉樹を植える様に勧めたじゃないですか。」

というと、

当時、彼女もそういう緑の木を買いに行ったといいます。

ところが色々な木を見ている内に、

レモンの木が目に留まり、

レモンの木なら、店でも使え、家でもお菓子作りやジュースに加えたり出来、

便利だと思ったという。

それにレモンの木も、一応針葉樹だという事だったので、

レモンの木に決めたのだという。






 

そうか、レモンも針葉樹だったのか。




私はそれを聞いて、

あの時、

人が食べる果実が出来ない木である事。という


一文を加えなかった私も悪かったと思いました。


 

 


その後、直ぐにレモンの木を植え変えて、

普通の針葉樹にしたのは言うまでもありません。



 

 


ただ、私のアドバイスも完全では無かったので、

今回、料金はいただかなかった。


そんな苦い体験でした。

END