●病気になる予知夢をみる女性


 

ある時、予知夢を見るという女性から電話相談を受けました。








予知夢とは、

将来起こるであろう事を、先に夢で見て、

それが現実のものとなる事である。





つまり、近い将来起こる出来事を、夢で予知出来る現象である。






彼女が語る、彼女が見たという予知夢は、

ちょっと不気味なものだったという。







夢の中に、水色の浴衣を着て、

彼女よりもやや年を取った感じで、やつれて女性が出て来て、

こっちを悲しそうな目で見ているのだという。





それはまるで、今の自分を少し年取って、やせた感じにも見えるという。

その女性は、さかんに咳をして、とても気分が悪そうで、

夢に出てくる時は、いつも咳を沢山しているという。





そんな夢を、3日に1度は見るという。





 

当初は、なぜ自分がそんな夢を見るのだろうと、不思議がっていたのだが、

やがて、その理由が分かったという。






そんな夢を見てから3ヶ月が経った時、





彼女は突然、咳が出るという症状に悩まされる様になったのだ。



それはまるで、夢に出て来た女性の様だったという。

彼女は会社を午後出勤にお願いして、病院に行ったという。



ところが、病院に行っても、特に悪い所は無いというのだ。

レントゲンを撮っても、特に肺に異常がある訳でも無く、

風邪という診断だったという。




しかし、薬を貰って家に帰っても咳は止まらず、

彼女はなんとなく、自分は肺がんか、肺結核ではないかと、

悩んだという。


そして意を決して、会社を休み、人間ドックにかかった。





結果は異常無しだった。




 

しかし、彼女は言う。

「この予知夢には、続きあるんです。」





夢に出てくる自分よりも少し年を取った女性は、

咳を盛んにした後、やがて血を吐く様になるのだという。





つまり、もう何年かしたら、自分も血を吐く様になり、

死ぬんではないのかと、言うのである。





なまじ咳が出るという予知夢が当たっているだけに、

やがて血を吐き始めるという夢も、近い将来現実になるはずである。という。



どうしたら、未来を予知する悪夢を止められますか?




 

そんな電話相談だった。









 

 


確かに、不気味な予知夢である。



しかも自分が病気になるという不吉な予知だ。






 

人は夢を見るが、

同じ夢を何度も何度も見る時は、何かしら意味があると思っていい。




彼女の様に、予知夢を見る時、

それは近い将来に起こる事への警告である場合が多い。



例えば、お母さんが包丁で手を切る予知夢を見たら、

お母さんに、包丁で手を切らない様に注意するとか、

1週間は、包丁を使わない料理にするか外食するなど、

予知夢の多くは1週間先まで事が多いので、1週間は注意する事である。




そして予知夢の場合、警告である場合が多いのだから、

うまく立ち回れば、その予知夢で見た悪い事を回避できる事が多い。





つまり、今回の相談者の場合も、

夢に出て来た女性が咳をしていて、やがて血を吐く様な状態に陥るなら、

そうならないように、医者に行きなさいという警告だとも言える。




しかし、彼女は、

人間ドックまで受診したのにも係わらず、何も異常が見つからなかったという。





私はそこに何か違和感を感じた。





予知夢なら、

そうならないように、医者に行ったら、異常が見つかった。

ああ良かった。というのが本来の警告である予知夢である。

しかし、彼女は医者に行った事が無駄になっている。







私は、もしかしたら、彼女が見たのは、

予知夢では無いのかも。と思い始めていた。




 

そこで、最初に彼女が言った言葉を思い出してみた。

「夢の中に、水色の浴衣を着て、

 彼女よりもやや年を取った感じで、やつれて女性が出て来て、

 こっちを悲しそうな目で見ているのだという。

 それはまるで、今の自分を少し年取って、やせた感じにも見えるという。」



 

 


「貴方は、水色の浴衣を着た事はありますか?」

「ないです。」と彼女。

「病院などに入院した事は?」

「ないです。」と彼女。

「夢に出て来た女性と、貴方の髪型はどうでしょうか?」

「夢に出てくる女性はショートで、自分はもう少し長いです。」と言う。




この瞬間、

私は夢に出て来た女性と、相談者では無いのではないかと思った。





では、夢に出て来た女性は、誰?という事になる。




彼女の話から推察すると、

水色の浴衣を着て、咳をしていて、時々血を吐くという女性。

もしかしたら、病気で入院している患者ではないだろうか。

入院患者は、浴衣を着る。





 

そこで彼女に、

「貴方のご先祖または、知り合いで、

 咳が出る病気、もしくは、肺の病気で亡くなった人はいますか?」と聞いてみた。




しばらく考えてから、彼女は、

叔母が、肺結核で亡くなりましたという。





叔母さん、詳しくは彼女のお母さんの妹だという。





日本語は、なかなか難しい。


親戚のおばさん良く言うが、

実は、おばさんには、2つの漢字がある。

1つは、  伯母さん(おばさん)

もう1つは、叔母さん(おばさん)




両方とも親戚のおばさん間違いない。





では違い何かと言うと、



伯母さんは、母のとか、父のという風に、貴方の両親よりも年上のおばさんを言う。

それに対して、

叔母さんは、母のとか、父のという風に、貴方の両親よりも年下のおばさんを言うのであ
る。






ちなみに、

伯母さんは、母の兄の妻や、父の兄の妻の事も、伯母さんと呼ぶ。

同じように、

叔母さんは、母の弟の妻や、父の弟の妻の事も、叔母さんと呼ぶ。






これとまったく同じように、

親戚のおじさん

伯父さんと、叔父さんがあるが、

上のおばさんと同様に考えて良い。




実は、中国の三国志の時代、

「長男・次男・三男・末っ子」の名前に、

それぞれ「伯・仲・叔・季」という文字が使われていた。

つまり、上から、仲、、季という順序がかつてあったのである。

それにちなんでいる。




 

 

 

すっかり話が脱線してしまったので、

元に戻します。







つまり、彼女の叔母さんが、肺結核で亡くなっているという。

叔母さんという事で、彼女の母親の妹さんだという。




 

聞くとこの叔母さんは、一度は結婚したが、

その後離婚、40歳くらいの時に肺結核になり亡くなったという。





一度嫁に出ると、相手の戸籍に入り、

昔は、離婚後、実家に戻してもらえず、宙に浮いてしまい、

誰も供養してくれないという事がよくあった。

もしかしたら、彼女の実家でも、

叔母さんの事をまったく供養していないのかもしれない。




そこで、その肺結核で亡くなったという叔母さんの名前を調べ、

供養してあげるように、彼女に言った。





 

夢に現われる親戚や知り合いの霊は、供養を求めるものが多いのである。

特に彼女が見た様に、

夢に出て来ても何も喋らず、ただ悲しい顔をしている場合、

供養を求めていると判断しても良い。


また、こういう場合、

霊障として、亡くなった人と同じ現象が起きる事があるのである。

彼女の場合は、原因不明の咳だった訳である。





その後彼女は、

1ヵ月程供養して、墓参りにも行ったという。



すると、

次第に咳はしなくなっていったという。

END