●幽霊のプライド

 


このお話は、昨日のブログ(●頻繁に現れる御祖父さんの霊)の続きです。

 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-12030255665.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ



彼女の家族は、最近家を購入して引っ越して来たという。

ところが、その家に引っ越して来てから頻繁に御祖父さんの霊が尋ねて来るという。

彼女の家族は、ご夫婦と7歳になる娘さんと、4歳になる息子さんの4人家族。

最初に異変に気付いたのは、娘さんだったという。夜の11時頃だった、

奥さんが寝ようとしていた時、娘さんがトイレに起きて来て、

トイレの帰りに、居間に来ていた時だった。

居間に隣り合わせになっている廊下に、知らないお爺さんがいると言い出したのだ。

奥さんが廊下の方を見ても誰もいない。

最初は、きっと娘が冗談を言っているのだろうと思って、

その日は気にしないで、すぐに寝たという。

しかし、その翌々日にも、今度は夜の8時頃、

娘が庭にお爺さんが居ると言ったので、娘が指さす方を見ると、

娘が、庭に居た御祖父さんは家の中に入って来たという。

また、娘が冗談を言って、と思ったのだが、その直後だった。

息子が、「ほんとだぁ。」と言ったのである。

息子の方を見ると、やはり廊下の隅の方を凝視している。

息子はまだ3歳ながらしっかりしていて、ウソを言う子では無いのを知っていた。

そこで、息子にどんな人がいるの?と聞くと、やはり、お爺さんだという。

また、うちには猫が一匹いるのですが、なんとその猫も子供達と一緒に、

そのお爺さんの霊がいると思われる廊下の隅を凝視していたのです。

そんな幽霊は私や夫にはまったく見えず、見えるのはいつも娘と息子だけですが、

霊がいるという時は、何となく私達も寒気がします。

また、猫も決まってそっちの方を見ているので、やはり何か居るのでしょうか。

その後、娘も息子も何度も霊が来たと言う日が頻繁にあるのです。

彼らの言う事をまとめると庭にはお爺さんの霊の他にもオジサンの霊も来るという。

しかし、廊下に入ってくるのはお爺さん霊だけだという。

お爺さんの霊は、少し経つと壁の方に消えて行くという。

ただ不思議な事に、そのお爺さんの霊は、

廊下に現われるのだが、それより中には入って来ないのだという。

いつも廊下の隅に現われては消えるというのだ。

彼女は、娘に「どんなお爺さん?」と聞くと、知らないお爺さんだという。

そこで、アルバムを引っ張り出して来て、

娘が産まれるずっと前に亡くなった、彼女の御祖父さんの写真を見せて、

「このお爺さん?」と聞くと、御祖父さんの写真を見た娘は、

「うん。似ている。」とのこと。息子に見せても、やはり似ているという。

また、娘が言った庭にいたオジサンについても、

昔亡くなった親戚のオジサンの写真を見せると、

なんとなく、その親戚のオジサンに似ているという。

御祖父さんは、何の目的で、家に来るのか?オジサンもなぜ、庭に現われるのか?

御祖父さんは、何かを言いたくて頻繁に家に来るのでしょうか?

なぜ、庭から廊下に上がってくるのでしょうか?

何か悪い事が起きる前兆でしょうか?矢継ぎ早に、質問ばかりが飛んできた。

そんな電話相談だった。

 


 



























 

 


相談を聞いて、まず気になるのは、

引っ越してから出るという幽霊だ。






こういう場合、引っ越す前は幽霊とは無縁だった訳だから、

幽霊が出る原因は、引っ越した場所もしくは、

その家と考えるのが普通である。




ただ、依頼者はその霊が自分の御祖父さんと叔父さんだと言う。

まったくその可能性が無い訳ではない。

例えば、引っ越した家が危険なので、

それを注意し現われたとも考えられるからだ。






 

まだ他にも気になる事があるのだが、

なにしろ、その幽霊を見た本人が電話してきているのではなく、

幽霊を見た子供から聞いた話を、

また聞きしたお母さんが間に入って話してくれているので、

彼女に質問しても、多分とかそうだと思いますというあやふやな返答だった。

そこで、今は学校に行っているという娘さんと話しが出来る時に、

再び電話してもらう事にした。





普通は、ここまでしないのだが、

今回に限っては、出た幽霊が、

見も知らずの人なのか、身内である御祖父さんなのか、

その違いは大きなものだと感じたので、

まずはそこの所をはっきりさせたかったのだ。





 

それから4時間後、

娘さんが帰宅したという事で、話を聞けた。






まず私が聞きたかったのは、

もしその霊達が、御祖父さんや叔父さんであれば、

何か忠告にしに出て来たかどうかである。





「現れた幽霊は、何か言ってた?」




「何も聞こえなかった。」と娘さん。



「じゃあ、何か言っている感じだった?

 例えば、口を動かしているとか、

 手を振って合図しているとか?」




「ううん。ただこっち見てただけ。」





「お爺さんは、どんな服装をしてたか覚えてる?」



「白いシャツとズボン」



「いつもその恰好?」



「うん。」



 

どうやら現れた幽霊は、ただ見ているだけで、

特に危険を知らせようとか、話をしに来たとは思えない感じだった。


ちなみに、何かを知らせようとする霊の仕草にはこんな例がありました。

もし興味がある方は下記を参照下さい。

(●時計を指さす祖父 http://ameblo.jp/hirosu/entry-11004979300.html



しかし、やはり見た本人と話してみてよかった。


娘さんは他にも新しい事実を教えてくれた。





それは、庭には時々、小学生くらいの女の子の霊も現れたという。





そこでお母さんに代わってもらい、

親戚や近い祖先で、小学生くらいの女の子が亡くなった記憶はありますか?

と聞くと、無いという。




また、庭から家の中に入ってくるという御祖父さんについて、

御祖父さんは生前、どんな方をされていた方ですか?と聞くと、


亡くなる直前まで政治に携わっていて、

市議会議員だった事もあった人だという。





そしてよく普段着ていた服装を聞くと、

着物をよく好んで着ていたという。




私はその幽霊を見た訳ではないが、

依頼者から詳しい話を聞く事によって、

それがどういう霊だったか判断出来る場合がある。





今回の場合、

家に現われた霊は、彼女の御祖父さんではなく、

多分、まったくのアカの他人だろう。

彼女にその事を言うと、「えーっ!」という反応。

そこで順を追って、私が違うという理由を説明した。




■まず、引っ越してから現れるという幽霊。

これ自体、普通身内ではなく、その土地か家に纏わる霊の可能性が高い。

ただし、その家に注意する様に等の忠告に現われたのなら別だが、

霊を見た娘さんの話では、幽霊たちは何も忠告する様子が無い事。


■子供達は、御祖父さんの写真を見て「似ている」と言ったかもしれないが、

もともとボーっと薄く現れる霊の姿と、会ったことも無い御祖父さんの写真を見せられ、

親が似ているかどうか聞いてきたら、どうしても子供は親の期待通りの答えを言いがちである。

また、子供にとっては白髪のお爺さんは皆同じように見えてしまう事もある。






そしてここからが最も決定的な理由なのだが、


■現れたお爺さんの霊は、

娘さんの話によると、いつも白いシャツとズボン姿だという。

しかし、お母さんが知っている御祖父さんは、いつも好んで着物を着ていたという。

幽は現れる時、それも親しい人の所に現われる時、

生前、好んで着ていたものを着て出てくるのである。

そうすれば、より自分だと分かってもらえるし、自分も居心地がよい。



■そしてもう一つ、

彼女の御祖父さんは、生前、市議会議員までやっていた人である。

こういう方の霊は、まず庭から入って来ないのである。

男性の霊はプライドがあるからなのか、普通の男性の霊であっても、

8割の確率位で、まずみんな玄関から入ってくるのだ。

だから市議会議員までやった方なら、まず100%とは言わないまでも、

毎回庭からは入って来ない。

彼女の御祖父さんでは無いだろう。

ちなみに、女性の霊の場合、

玄関からも入って来るし、台所の勝手口からも入って来るし、

ベランダや窓からも入って来る。

女性の霊の方が臨機応変なのである。

これは生前でも、勝手口から「ただいまぁ」と帰宅するご主人はいないだろう。

亡くなっても同じなのである。

男性は、霊になっても単純なのであろか。それともプライドなのだろうか。

まぁ、それはさて置き、




 

 

 


では、そいつらは、いったいだ!!という事になる。








 

私が一番気になったのは、

娘さんに聞いた限りでは、

霊たちは、決まって同じ場所に出るという。

庭の決まった1ヵ所と、庭と廊下の間の1ヵ所と、廊下の隅の1ヵ所。

合計3ヵ所にしか出ないという。

その場所から、こっちに入って来るという事は無いのだという。




また、時々子供の霊も通るという。



何か嫌な感じがする。









そこで、彼女に引っ越し先の家の住所を教えてもらった。






 


すぐに調べてみると、

嫌な感じが的中した。







 


これは!!

 

 

 

 

 

























 

 

 

 

 

 

 











 

 

霊道だ!!

 

最終話は、明日のブログに続く。