●現代版の吸血鬼



 

ある時、

女子大生の方から変わった電話相談を受けました。




 

 

彼女は、大学に入学てから、

ダンスのサークルに入ったそうです。



 


サークルに入って、5ヶ月。

それまではとても楽しかったのですが、

サークルに入って、少し不思議な感覚があるといいます。




それは、

サークルに参加した時、

とても楽しい時と、

とても疲れてヘトヘトになる時があるというのです。






始めは、激しい運動をした時は疲れるのだろうと位にしか思っていなかったそうです。



ところが、ある日、

その日はダンスの練習は無く、集まって打ち合わせと雑談だけだったのに、

まるで激しい運動をした日の様に、ヘトヘトに疲れたのです。




また、とても激しい練習をしたのに、まったく疲れない時もあれば、

ウォーミングアップ程度の練習で、ヘトヘトに疲れて、

最後までみんなについて行けない事があるのです。





やがて、彼女はある事に気が付いたというのです。





それは、

ダンスサークルの中に、A子という仲間がいるのですが、

彼女と一緒になった時とか、

打ち上げや飲み会なので、彼女の隣になった時が、

決まってヘトヘトに疲れてしまう事が分かったのです。




A子がサークルにいない時や、

A子が自分に近寄って来ない時は、まったく疲れないのです。





彼女が思うには、

A子には、何か悪い霊でも憑いていて、

彼女に近寄ると、自分にまでその霊に影響されてしまうのではないでしょうか。と。




 

ここまでの彼女の話を聞くと、

私もそのA子とやらに、少し興味が湧いてきた。

そこで、A子はどんな子か、

彼女に詳しく聞くと、


 

彼女と同じ1年生だという。

とても明るくて、いつもテンションが高く、

しいて例えるなら、女版の柳沢慎吾さん

もしくは、鈴木奈々さんみたいな女性だという。
(顔や性格ではなく、元気さが)



なるほど、例えてもらうと何となくイメージしやすい。


「そのA子さんと居ると、疲れるだけですか?

 それとも、何か他に変な事が起きますか?」


すると、異様に疲れるというだけだという。



「そのA子さんは、

 5ヶ月前からそういう感じの子でしたか?」


「はい。ずっとそんな感じでテンションが高い人でした。」




なるほど、

大体分かった気がした。




 

まず、彼女が気にしていたので、

A子さんには、悪い霊とかは憑いていない気がします。」と一言。




「そうですか。」と彼女。



 

出会ってから5ヶ月間ずっと同じ感じの子である事や、

彼女への影響が、疲れるだけという事。

また、霊が憑りついたなら、明るくなるよりは、

性格は、暗くなる場合がほとんである事から、

A子さんに悪い霊が憑いた現象ではないと判断できる。



 

では、なぜそんな現象が起きるのか。



 

実は、人間には持っているエネルギーとか、バリヤーとかオーラが、

強い人と弱い人が居る。



その女版の柳沢慎吾みたいなA子さんは、

多分、持っているエネルギーやオーラバリヤーなどが、とても強い人なのだろう。



大体そういう人の特徴として、

テンションがいつも高く、行動力があり、

独りよりも、人と居るのが好き。



人を引っ張って行ったり、場を楽しくさせたり、

空気を明るくするなど、良い面も沢山あるのだが、



実は悪い面もある。

本人には悪気はまったく無いのだが、

人と接する時に、他の人の気を少しづつ自分に取り込んでしまうのである。





つまり悪く言えば、

他人の元気を吸い取って、自分が元気になる所があるのだ。

まるで、現代版の吸血鬼の様な話だが、本当である。




これが彼女がA子さんと居ると、疲れてしまうという原因なのである。


こういう現象は、

普通の人は、少しぐらい気を吸い取られても何も影響は無いが、

相談者の彼女は、多分持っているエネルギーやオーラバリヤーなどが、

その時、人よりも薄かったり、弱いのかもしれない。



なぜなら、彼女に聞くと、

以前にも、特定の人といるととても疲れる事があったというからだ。




また自分の体調が悪い時は、その差が余計広がり影響されやすくなる。




 


彼女にアドバイスしたのは、

まず、小袋に塩入れて持ち歩く事。

そして、A子さんの隣とかになったら、

手に少し塩を握るか、手に塗るかしてから、

その手をA子さんとの間に置く。

そして、気を取られないと念じるのである。

また、具合が悪いなという日には、A子さんには会わない方がよいだろう。




 

 

これを読んでいる方も、

あの人と居ると、異様に疲れる。という時、


もしかしたら、貴方もその人に、

気を吸い取られているのかもしれない。


END