●病気と認知症の意外過ぎる原因





さて、4月前のこの時期から5月までに、

比較的多いのが引っ越し後の相談です。




つまり、引っ越したら急に具合が悪くなった。

何か悪い物が居るのではないか。とか、

引っ越した後、仕事がうまくいかないとか。


でも、

人は新しい環境になると、体の調子も変化する事がありますし、

新しい環境に慣れるまで、意外とストレスがあるものです。

また、引っ越しと共に、新しい部署への転属によって、

慣れない仕事を始めて、うまくいかないのは当たり前です。




だから、意外と霊障とかではなく、

極普通の人間が体験する新しい環境へのストレスだったりします。




 

ただ、この時期にあっても、

見逃せない相談も中にはあります。




ある年の6月、

こんな引っ越し関連の相談がありました。






相談内容は、主にご主人の仕事の事でしたが、

その相談の中に、今年は良く無い事重なって、

最近は妻の具合も良くなりましたが、

妻は4月まで、度重なる病院通いで大変でした。

今度は、4月に我が家に引っ越して来た母が、

軽度認知症になってしまいました。





つまり、

ご主人の母親は、この家に引っ越して来てから、

軽度認知症になってしまったというのです。




それまでは、田舎で元気に働いていたといいます。

ただ昨年足を怪我して、買い物にも行きづらくなった事から、

ご主人が東京に呼び寄せて、一緒に暮らし始めたといいます。

引っ越して来た当時も、とても元気でハキハキしていて、

まったく認知症の気配さえ無かったそうです。





それが、ここに引っ越して来てからたったの2ヵ月で、

軽度とはいえ、認知症と診断されてショックを受けている状態だといいます。


若年性は別として、

普通、認知症は、何十年もかけて進行するらしく、

75歳の母が、1ヵ月でこんなになるとは・・・とご主人も信じられないという。



 

この時、私は特にお母様の事は、余り気に掛けていませんでした。

お母様の問題は話の中に出て来た、余談の様なものだし、

病気の事は専門外なので、ご主人の方を主に考えていたからです。




ところが、

その家の家相を診ると、

お母様の認知症の原因が分かったのです。







ご夫妻は、2年前から都内のアパートに住んでいるのですが、

ご主人の希望もあり、多少高くても駅まで歩いて行ける距離のアパートを探して、

ここに決めたそうです。




ところが、このアパートに引っ越してから、

妻の具合が良く無くなり、最近は良くなり始めたものの、

今度は母が、軽度認知症になり、ご主人の仕事もうまくいっていないというのです。


そこで、さっそくそのアパートの見取り図を拝見しました。




 

すると、


意外にも、そんなに問題らしき点が無いのです。



期待外れと言ったら失礼になるかもしれませんが、

相談された私にとっては、何かしら問題が発見された方が楽だったのですが・・・





しばらく図面と睨めっこしていましたが、

何も浮かびません。





仕方なく、ご主人の事は後回しにして、

ご主人のお母様が、軽度認知症になったというので、

「お母様が普段寝ている所は、どこになりますか?」と聞いてみました。




すると、

「そのウォーキングクローゼットがある部屋です。」という。

それは、南向きの部屋で、窓もあり良い部屋なのです。



ケチのつけ様もありません。

私の心の中では、むしろ、

御袋さんに良い部屋をあげたんだなと、感心する始末。



 

しかし、

私の何気なく聞いた、次の質問で、

雰囲気ががらりと変わりました。





 

その質問とは、



「ちなみに、この家に引っ越して来て、

 その部屋で寝る様になった時から、

 奥さんの具合が悪くなり始めたという事ですが、

 ご主人は具合は悪くならなかったのですか?」




 

すると、

意外な答えが返ってきたのである。



「主人も少し具合が悪かった様に感じますし、

 はやりその頃から仕事もうまくいかなくなり始めたと思います。

 ただ、今年の4月までは、今のお母様の部屋で寝ていましたけど。」



なんと!奥さんは、

4月まで今のお母様の部屋で寝ていて、具合が悪くなり、

違う部屋に移動した今は、具合が良くなったという。

そして今度はその部屋に寝始めたお母様の具合が悪くなっているという事なのである。



 

つまり、その部屋に寝る人が具合が悪くなるというのだ。



 


その部屋に何かある!!



私はそう思った。






瞬間思ったのは、その部屋で前の住人が自殺でもしてないだろうか。

事故や火事で亡くなっていないだろうかという事である。

きっと地縛霊がいるのではないか。






しかし、

私の疑問は1分で、砕け散った。




 


なんと、そこは新築マンションで、前の居住者は居ないという。



新築?

私は絶句した。







でも、

やはり、この部屋が怪しい事には変わりない。





偶然とは思えない。






この部屋で寝泊まりすると、具合が悪くなり、

別の部屋に行くと、具合が良くなるのである。






偶然と思う方が、おかしいじゃないか。







そこで、その部屋の内部の写真を見せてもらった。





 

しかし、残念な事に、写真を見ても何も悪い所が無い。

寝室なので、ベット以外に大したものは置いていない。

ウォーキングクローゼットもキチンと整理されていて、まったく問題が無い。





でも、でも、この部屋が気になるなぁ。






最後に、

「出来ればでいいですが、

 住所を教えてもらえませんか。グーグルマップで周辺の環境を調べてみます。」






と聞いてみると、

快くご住所を教えてくれた。







すると、


ある事が分かったのである。






それは、

彼女のアパートは幹線道路と接していて、

丁度お義母さんの部屋は、2階とはいえ、道路とほぼ接している状態なのである。






そこでこんな質問をしてみた。

「あのう、

 寝ている時に、外の車の音とか聞こえる時はありますか?」

すると、「ある」という。




夜中でも時々車が通る道だという。






そこでやっと原因が分かったのである。







夜中でも車が通る道に、ほぼ面した壁に枕を近づけて寝ていると、

体の調子が良く無くなり、記憶障害が起きる事があるのである。

お年寄りなら、認知症へと進む事も予想されるし、

奥さんが、この状態で寝ていて病気になったのも、


この枕の位置が問題だったのである。

だから、同じ家でも、場所を移した段階で治ったのだ。




どうろ 



そこで、至急お母様の枕の位置を、道に面した壁から離す様にアドバイスした。


ちなみに、

壁の向こうがトイレやキッチンの時も、

その壁に枕を付けて寝るのも良く無い。

その様な壁から離して寝る事である。




 

その後、

お母様の認知症もだいぶ改善され、

それと同時に、ご主人の仕事も良くなりだしたという。


END