●遠方にある実家への墓参り





今日お彼岸の中日ですね。(正確には1分前ですが)




中日という事は、今日が春分の日という事です。

春分の日の前後3日の7日間がお彼岸ですから。

という事で、

お彼岸のお墓参りに行くなら、火曜日までとなります。





ちなみに、お彼岸の時には、

スーパーお萩が並び、みんな食べると思いますが、

これは、私がよく供養に小豆を供えたり、

祟りを静める為に小豆を供える事と似ています。

昔から小豆の赤色には、邪気を払い、

災難から身を守る効果があると信じられていて、

この小豆を供える事や、食べる事で、身を守れると考えらえています。

そして、これがお彼岸の先祖の供養と結びついたのでしょう。





ちなみに、



秋のお彼岸(別名、秋彼岸)は秋分の日の前後7日間にも、

牡丹餅(ぼたもち)を食べますが、

この牡丹餅も、お萩も同じものです。




ただ、呼び名を違えているだけです。


牡丹の花が咲く頃に作られるものを、牡丹餅(ぼたもち)。

萩の花が咲く頃に作られるものを、お萩と呼びます。






 

ここまでは、誰でも知っているお彼岸の常識ですね。





 

ここからは、占い師としての考えです。




時々、こんな相談を受けます。

■Q.お彼岸に家族で墓参りに行きます。

 ただ、毎年、

 春のお彼岸、お盆、秋のお彼岸と、

 3回の墓参りが結構大変です。

 でもやはり行かないと、ご先祖は悲しみますか?



と、こんな風な相談。





■A.これは私の個人的な意見ですが、

 春のお彼岸、お盆、秋のお彼岸。

 この3つに、優先順位を付けるなら、


 1番は、お盆。

 2番は、秋のお彼岸。

 3番は、春のお彼岸です。

つまり、どうしても年2回しかお墓参り出来ないのなら、

お盆と、秋のお彼岸に。

どうしても年1回しかお墓参り出来ないのなら、

お盆に、行きましょう。



お盆がお彼岸よりも優先されるのは、

ご先祖の多くがお彼岸よりもお盆を大切にしている場合が多いのと、

お盆には、霊が必ず家に戻ってくるという場合が多いからです。

また、秋のお彼岸が春のお彼岸よりも優先されるのは、

秋のお彼岸の中心が、春分の日ですが、

この春分の日というのは、自然をたたえて、生き物をいつくしむ日です。

つまり、自然の恵みに感謝したり、自然霊に感謝する日とも言えます。

これに対して、秋のお彼岸の中心である秋分の日は、

祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日とされています。

ここまで言えば、

秋のお彼岸が、春のお彼岸よりも先祖の墓参りが優先される事が分かると思います。




 

 

だから、実家のお墓参りは、お盆のみという方も沢山いらっしゃるでしょう。



 


とは言っても、

世の中には、お盆のお墓まりだけでも大変という方もいる様でして、


 

最後に、

そんな方の墓参りの相談を紹介します。


■Q.私の悩みをお聞き下さい。

 私にとって、夏のお盆の季節は申し訳ないのですが、

 とても辛い時期です。

 というのは、このお盆の時期には、

 毎年、3ヵ所の遠方への墓参りをしなければならないのです。

 夫の実家、私の実家、夫の養父母のお墓。

 時間もそうですが、飛行機を使ったりと、

 費用も結構ばかにならず、まだ子供達の養育費もかかる時期に、

 そんなに裕福ではない家の家計には厳しいものがあります。

 また、墓参りもまず夫の実家を優先し、次に夫の養父母と、

 順序も決まっているので、一番最後に最も遠い私の実家の墓参りとなり大変です。


■A.

詳しくは聞きませでしたが、複雑な環境が下地にある様でした。

まず、私が彼女に言ったのは、

お墓参りに、優先順位は無いという事です。

生きている時は、親よりも師匠の家に来るのが先だろうとか、

夫の先祖が、自分の実家よりも先だろうと言う人は居るでしょうが、

亡くなると、そんな細かい優先順位などにこだわる料簡の狭い考えを持った仏様はいません。

来てくれるだけで、ありがとう。と皆言うものです。

だから、行きやすい順序で行けばいいのです。




 


次に、毎年家計が苦しいのにもかかわらず、



遠方にある3ヵ所の墓参りに行かれるという事ですが、

亡くなった仏様、ご先祖様は、

貴方の家族を苦しめてまで、墓参りを決行しろとまでは言わないという事。

無理して飛行機で来なくても、

家計に余裕が出来たら、その時、ゆっくり来なさい。

きっと、そう言ってくれるはずです。



つまり、家計が苦しいなら、家でお盆の供養をしてあげましょう。

仏壇が無いなら、お墓の方角に机を置き、その上にお盆、

ご先祖の写真か短冊に名前を書き、お水、お花、供物、お線香を点けて供養してあげます。

窓を開け、心から手を合わせて成仏を祈ってあげましょう。

その方が、嫌な思いをしながら墓参りされるよりも、良い私は考えます。



 


「お父さん、

 今度余裕が出来たら、必ず墓参りに行くからね。

 今は、ここからの供養だけど許してね。」



 

 

「いいんだよ。

 それよりも、

 子供たちに、美味しい物をちゃんと食べさせてあげなさい。」

 

END