●母子の金魚すくい屋さん




 


このお話は、昨日のブログ(●生きている金魚?)の続きです。

 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11998303518.html


 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 

 

 

ある夏の日、こんな相談を受けた事がありました。

彼女は町の育成会の役員をされている方だそうで、近々行われる子供達の為の夏祭りに、

焼きそばとフランクフルト焼き、スーパーボールすくい、

射的と西瓜割りなどを企画したそうです。

そしてそこには、毎回子ども達に好評な金魚すくいも入っていました。

今年からは、金魚おもちゃすくいにしたそうです。

子供用のプールに、水に浮く色とりどりの金魚のおもちゃを浮かばせて、

すくってもらうものです。結構金魚はリアルに出来ていて、色も赤はもちろん、

青、緑、オレンジ、黄色などカラフルで、3匹釣った人には、別に用意してある、

お風呂の中に入れると泳ぐ金魚のおもちゃプレゼントという事にしたそうです。

彼女はその金魚すくいゲームの担当となり、

当日、自宅からお祭りの会場に持っていき、設置などをする事となりました。

それまで、色々な準備などあり、自宅で保管する事になったのですが、

お祭りまで、あと4日という時に、それは起きたといいます。

彼女が昨夜、作業を終えて、おもちゃの金魚やポイなどを本棚に置いて寝たそうです。

その時、金魚は綺麗に全部立てておいたそうです。

ところが、朝起きてみると、おもちゃの金魚のいくつかが、倒れていて、

しかも、だいぶ移動しているのです。

まるで何匹かが生きて移動した感じだったといいます。

彼女はとりあえず、また綺麗に全部立てて、買い物に出かけました。

ところが、その夜また不思議な事が起きたのです。

夜中に寝ていると、本棚の方で、カサカサと音がしたそうです。

彼女は、何かなと思い、電気を点けたそうです。

すると、他に異常は無かったのですが、あの金魚のおもちゃが、

また移動して倒れていたのです。もちろん地震などは無かったと思うし、

3つだけ移動して倒れているのもおかしいといいます。

彼女は、気味が悪くなったといいます。

もし金魚のおもちゃに霊(動物霊とか)でも乗り移っているのなら、

後日、お祭りで沢山の人に遊んでもらっていいものか、

それを心配して相談してきたのである。

 



















 

 

 

 

 

 


まず、相談者が心配している、

金魚のおもちゃに霊(動物霊とか)でも乗り移ってのるかどうかでありますが、


確かに、目のあるおもちゃには霊が入りやすい時があります。

ただ、今回のケースは違うと思いました。

というのは、金魚すくいおもちゃは、

この夏が最初の出店であり、機材やおもちゃ類は全て新品なのです。

こういう大量生産品で新品な場合、まず霊は入っていません。





 

では、誰が金魚を動かしたのか。ですが、




私は原則、

風の力で動くような事であれば、

それは生霊か、死霊のしわざ。



風の力で動かない様な現象であれば、

死霊のしわざ。と考えています。



 


という事で、

今回、金魚のおもちゃを動かしたのは死霊のしわざではないか。

死霊、つまり亡くなった人の霊のしわざではないかと思いました。




 


最後は、それは誰かという事になります。



 

そこで、彼女に、


 

「身内か近いご先祖で、

 幼い女の子を亡くしていませんか?」

と尋ねてみました。






 


すると、



 

彼女の娘が、

2歳半で、亡くなっているというのです。




 


私は、それを聞いた瞬間、その子だろうと思いました。





私が何故、

「身内か近いご先祖で、幼い女の子を亡くしていませんか?」

と聞いたかと言うと、




幼い女の子の霊というのは、

綺麗で、可愛い物を見ると遊びたくなる事がよくあるのです。


だから、部屋にある他の物には異変が無く、

色とりどりの可愛い金魚だけが移動している現象を聞いて、

これは子供の霊かな、それも女の子かな。と思ったのです。




 

また例えば、ある本だけが動いていたという場合、

その本をよく読んでいた故人の仕業だった事があります。





 

彼女に詳しく聞くと、

娘さんは生れつき病弱で、

滅多に人混みなどにも連れて行かなかったといいます。





ただ、時々テレビなどで、

お祭りをやっていると、

「ミクも、行きたいなぁ」と、言っていたといいます。



 

実は、彼女が役員になって、

子供達の為の夏祭りに力を注いでいたのには、

そんな自分の子供には、楽しませてあげられなかったという思いがあったからだった様です。

だから、他の子供達には、たくさん楽しんでもらおうと・・・



 


彼女の家には仏壇は無いとの事だったので、

棚の上に簡易仏壇を作り、

夏祭りが終わるまで毎日、

お線香とお水とそのおもちゃの金魚を供えて供養してあげる様に言いました。




 


そして、その夏祭りの日には、

娘さんの写真を、一緒に持っていってあげて下さいね。と。

 

 


娘さんにとって、

初めての夏祭り、一緒に連れてってあげましょう。ね。



 


彼女は、そうします。と言って電話を切られた。




 

 

きっと、母子2人だけの

素敵な夏祭りを過ごしたに、違いない。




 

 

 

「ママぁ、

 ミクも、金魚すくい、ちてもいいの?」



「いいわよ。

 ここはママのお店なのよ。

 たくさん、

 たくさん、

 遊んでいいのよ。」



「ママぁ!」


END