●結婚はダメ!
占いをしていると、
比較的多い相談は、やはり結婚問題です。
今日お話しするのは、
その中でも、私が一時的に結婚を反対した例です。
ある日、都内で働く田中さん(仮名)から電話相談があり、
ある男性との結婚を考えているのですが・・・
という相談を頂きました。
彼は、宮城県から東京の本社に上京してきた方で、
彼女よりも6歳年上で、
2歳の女の子がいる、2度目の結婚。
私は初婚。
つまり、子連れの彼と、初婚の彼女の結婚である。
お互いに、結婚を考えており、
彼の両親は、彼の人生だからと、再婚には反対していなく、
彼女の両親はというと、大賛成。
彼は子煩悩で、仕事にも熱心。
優しく、現在は賃貸アパート住まい。
私も電話では、ここまでの話を聞いた限り、
特に問題は無さそうな、感じで聞いていました。
ところが、
彼女が私に電話してきたのには、
驚く様な、大きな理由が隠れていたのです。
彼女は現在、両親と彼女の3人暮らしですが、
実は、2年半前までは、
お姉さんが居て、4人暮らしだったそうです。
その後、姉は結婚して家を出て、
実家から車で10分の所にアパートを借り、
女の子を出産した。
ところが、それから1年後、
悲劇が起きました。
お姉さんが、突然の交通事故で亡くなったのです。
家族は悲しみに暮れる中、
彼が仕事に行っている間、子供を実家で預かり面倒を見たという。
車を運転しない彼に代わって、
その時、子供の送り迎えをしたのが、次女だった。
やがて、ついでに夕食を作ったり、
子供と3人で、休日に遊園地に行ったりと、
子供を通して、知り合っている内に、
次女は彼とも仲が良くなり、
やがて結婚を意識する様になったという。
両親に相談すると、
両親は大賛成。
日頃から可愛い孫を世話していたので、
いつの日か、彼が宮城県に帰ったり、
他の女性と結婚する事になれば、孫とは別れる事になるからである。
ところが、
お姉さんの一周忌も終えた頃、
2人は結婚を意識し始め、式の事などを考え始めた時だった。
彼が不思議な夢を見たのである。
それは、亡き妻(お姉さん)が夢に出て来て、
「妹との結婚はダメ!」みたいな事を怖い顔で言ったという。
それだけでは無かった。
2日後、今度は彼女のお母さんの夢の中に、
やはり、お姉さんが出て来て、
怖い顔で、
「妹の結婚はダメ!」と彼に言ったのと同じような事を言って出たというのだ。
これは何かあるのでは?
と怖くなって、私に電話相談してきたという。
私は、少し考えてから彼女に、
「貴方のお姉さんが、
彼と貴方の結婚はダメと言うという事ですが、
何か、心当たりありますか?」
と聞いてみた。
すると、
2歳年の離れたお姉さんと彼女は、
小学生の時は、お互いにヒーちゃん、みっちゃんと呼び合い、
とても仲が良かったという。
ところが、中学生になった頃から段々仲が良く無くなり、
お姉さんのボーイフレンドと、彼女がデートしたのがバレたのをきっかけに、
殴り合いの喧嘩をした事もあったという。
また、いつも怒られるのは長女だけという不満もあった様で、
それが早々と結婚して家を出た理由と思われるという。
一見普通の結婚相談に見えたものに、
こんな複雑な問題が、潜んでいたのである。
もし、貴方がそんな相談を友人からされたら、
どんなアドバイスをしますか?
これからお話しする私のアドバイスは、必ずしも正解とは限りません。
ケースバイケースで、今回はこの様なアドバイスをしましたが、
他のケースでは、また違う事情があったりするものです。
また、この様な問題は、
結婚話に限りません。
亡くなった人が強く反対している現象というのは、
色々な事象であるでしょう。
そんな時、もしかしたら、
下記の様な事が参考になるかもしれません。
私は1つだけ、彼女に聞いてみた。
「お姉さんの子供を、愛してあげられますか?」
すると彼女は、はっきりと、
「はい。彼の子供ですから。
それに、私、子供大好きですし、
自分に子供が出来ても、区別する事無く愛してあげます。」
言うは安しで、実際は大変だろうが、
彼女の言葉にはウソは無さそうな気がした。
しかし、
それらの言葉を聞いた上でも、
私は直ぐの結婚には反対した。
彼女に、あと2年は結婚しない方がいいと言いました。
彼とお母さんの夢に出て来たのは、紛れもなくお姉さんの霊でしょう。
1人だけで無く、2人の夢の中に同じ様な事を言って出てくるのは、
やはりただの夢では無く、相当な気持ちから出て来たと思われます。
これを無視して結婚すると、
思わぬ邪魔や不幸が訪れる事が多いのです。
では、夢に出て来た亡くなったお姉さんの忠告を重視して、
2人は結婚出来ないのでしょうか。
実は、ここからが亡くなっている人と、生きている人の違いです。
生きている人なら、
何十年も怨み続けて、決して許さないという事もありますが、
亡くなっている人は、
供養してあげ、熱心に許しを請う事で、段々と怨みが薄れ、
自分の成仏だけを考えて、現世の出来事を許してくれる様になるのです。
その為には、
その人が亡くなってから、3年は、
毎年、お盆とお彼岸。
そして、毎月の月命日に、
彼と子供と3人で、お墓参りをして、
お姉さんの供養と、お姉さんに許しを請う事です。
「石の上にも三年」という諺(ことわざ)もありますが、
供養も3年間熱心に行うと、亡くなった魂から許してもらえる事が多いのです。
そうすれば、
最後には、
元の仲が良かった姉妹に、きっと戻る事でしょう。
「ヒーちゃん、
彼と娘を、幸せにしてあげてね。」
END