●人間が最もやってはいけない事

 





このお話は、昨日のブログ(●何でも口に入れてしまう子供達)の続きです。

 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11972438479.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ


相談は、3人の男の子を育てているというある主婦の方からでした。

家には彼女と夫、夫の母親、そして7歳、4歳、1歳の男の子が居る。

ある日、7歳になる長男が、台所でしゃがんでいたという。

何をしているのかと、近づいてみると、

なんと、ゴミ箱からジャガイモの皮を拾って食べいたのだ!

本人に聞いても、なんとなく食べたくなったというだけでどうして食べたのか分からないと言う。

彼女の家は、別に貧乏では無く、普通の家庭で、食事も何不自由なく与えているというのだ。

それだけだったら、よかったのだが、ある時、その長男がいないので、探すと、

家の門の近くに座っていた。コンクリートの上で何かを持っていたという。

近づくと、何かを口に入れたので、すぐに吐き出させると、

それは、干あがったミミズの死骸だったというのだ。

特に知恵遅れでもない、普段は普通の子なのに、

この時ばかりは、本人も、何で食べたかよく覚えていないという。

彼女は、これは今住んでいる家に、何か悪霊が住み着いているのではないかと言う。

子供が生れてから中古で買った一軒家だそうだが、お買い得物件だったという。

というのは、何か変な物を口に入れてしまうのは、この長男だけでは無いというのだ。

4歳になる次男も、ボタンを2つ飲み込んで、翌日医者に行ったという。

次男はその他にも、カボチャの種や消しゴムを飲み込んだ事もあったそうだ。

また1歳の子もタバコを半分食べて、救急車にお世話になった事があるのだという。

そして、長男も小さい時には、グレープフルーツの皮ごと全部食べたり、

トウモロコシの芯まで食べて喉に詰まらせた事があったという。

つまり、彼女の家では、子供全員が変な物を口に入れるというトラブルが頻発していたのだ。

子供達が何かの悪霊に憑りつかれているとしか思えない。

彼女はこの家を売って、引っ越しも考えているという。

それも含めての相談だった。


























 

 

 

 


まず、相談者の意向に沿い、

家の見取り図や、周辺の地図や写真を見せてもらった。



しかし、特に特記すべき悪い部分は見当たらない。

 

物件が通常よりも安かったというのは、確かに気になる所だが、

子供が生れてから、住んでいるという事なので、

もう7年である。


 

子供達が何でも口に入れてしまうという不可解な現象は有るものの、

それは土地や家の霊障とは違う感じがする。

また、人間が食べるという行為に集中している現象なので、

多分、自然霊の関係でもないだろう。


彼女の話を聞いていて、

2つだけ気になる事があった。

まず、気になったのは、

 

子供が口にしてしまう行為は、誤飲と言うが、

メモを見ると、

長男=ジャガイモの皮・ミミズの死骸・グレープフルーツの皮ごと・トウモロコシの芯

次男=ボタンを2つ・カボチャの種・消しゴム

末っ子=タバコを半分


と、さまざまな物を口にしているのだが、

ふと気になったので、どんな消しゴムを次男が口にしたのか聞いたら、

チョコレートの匂いがする消しゴムだったという。

また、ボタンも普通のボタンではなく、てんとう虫の形をしたボタンだという。

気のせいだろうか、タバコを除くと、全て食べ物に見えてくる。

でも、彼女の家は貧乏でもなく、ちゃんと食事を与えている家庭なのだ。






次に気になったのは、

家には、夫と彼女と祖母、それに子供3人の合計6人が住んでいるが、

何でも口にしてしまうという現象は、子供3人だけに起こり、

それもその行為をした直後に聞くと、

なぜ口にしたか分からないという。

普通なら、「食べられると思った」とか、

「お腹が空いたから」とか、「一度食べてみたかった」とか、

何かしらの理由があるはずだが、

7歳の子が、なぜか分からないというのだ。

これは自分の意思ではなく、何かに誘導された霊障かもしれない。

そして、なぜ子供だけに・・・

もちろん、体力の無い子供に祟る事はよくあるが、

家には病気でお年寄りの祖母もいるが、彼女には誤飲は無いという。




 

 

しかし、この時点でまったく訳が分からない。






 

ただ霊障の様な気がするというだけである。







 

そこで、

お祖母さんが同居しているという事だったので、

彼女に、昔小さい子供が亡くなっていないか聞いてみてもらった。


というのは、

子供だけが祟られる現象は、

成仏していない子供の霊が関係している場合が多いので、念の為に聞いてみてもらったのだ。






すると、

お祖母さんは、確かに幼い子供が亡くなっているという。

それは戦時中、

食糧不足だった時で、

7歳の女の子が居たそうだが、腸チフスで亡くなったのだそうだ。

ただ、当時は劣悪な食糧事情で、

みかんの皮はもちろんの事、カボチャの種や、スイカの種、

トウモロコシの芯も食べたという。

そんなのは良い方で、バッタやコオロギ、ミミズや青虫まで食べたという。

また、カタツムリを生で食べたり、ねずみも食べてみると鶏肉に似ていたという。






 

私はそのお祖母さんの話を聞いて、

その子がまだ成仏していなくて、亡くなり方からみても、

かなりこの世に未練を持ち続けている霊だと思った。




それに加えて、

戦時中でもあり、お金も無かったので、

その子のお墓も位牌も作っていないという。

こうした事も、その子が成仏せずに今に霊障として訴えているのだと感じた。



 

 

私が彼女にアドバイスしたのは、

■まず、その女の子の位牌を作ってあげる。

 そして毎日、お水とお線香で供養してあげる事。


■そして、食事があまり出来なかった為に亡くなったと言ってもいいので、

 子供が喜ぶようなお菓子や、食べ物を供えてあげる。



そうすれば、時間は多少かかると思いますが、

子供達が、何でも口に入れるという霊障はおさまるはずです。


 

 

戦争では、

なにも爆弾や銃で亡くなる人だけとは限らない。

こうして2次的、3次的要因によって、

一番弱い子供達が亡くなっているのだ。

その女の子も戦争犠牲者なのである。

戦争は、人間が最もやってはいけない事である。

特に欲や見栄の為に起こす戦争は、既に人間として負けている。


 

 

 

お墓も位牌も無く、

戦時中の苦しい時期だっただけに忘れられてしまい、

自分を思い出してもらうにも、こうしたヒモジイ事でしか、

自分を表現出来なかったのだろう。



 

来世は、もっと豊かに生きられる時代に生まれ変わって来て欲しい。





 


最後に、

御祖母さんは、こんな戦争体験談も彼女に語ったという。





それは食糧事情が苦しくなり始めた同じ頃、

彼女はポポという犬を飼っていたという。

コリー系の雑種だったそうだが、

とても毛並みが良く、優しい犬だったそうだ。

子守や、荷物を持ってくれるとても利口な犬だったという。






ところがある日、

軍から通達があり、持ってきた軍関係者の方いわく、

飼い犬を軍用犬として、日本兵を助けてる役目を担って欲しいという。



彼女は幼いながらも、ポポと家出しようかとも思ったそうだが、

ポポは頭が良い犬だから、

きっとみんなのお役に立てると、母に説得され、

泣きながら送り出したという。

「ポポ、立派な軍用犬になるんだよ。」

そう言って、最後に美味しいご飯をあげて見送ったという。

ポポは、そう彼女に言われると、胸を張って、引き取られていった。

それは幼い彼女にとって、とてもショックな別れで、

今でも忘れらない出来事だったという。



 


しかし、彼女にとって、

本当にショックだったのは、

その出来事から20年も後にやってきたという。






 


ある時、仕事で新聞記者の方と食事を同席した時の事だった。


話は、軍用犬の話になり、

彼女も以前、飼い犬を軍用犬に提供したと話した。




すると、

記者の方は、こう言ったという。

軍用犬になるのは、

シェパードやドーベルマンなどのホンの一部の訓練された犬であり、

その他の犬は100%、すぐに、

皮を剥がれて、軍服の毛皮用にして、

肉を軍や民間の食糧にしたというのだ。





彼女は、その場で吐きそうになったという。

「ポポ・・」


一緒に家出すれば良かった。



 

 

 

ゴメンね。

ゴメンね。ポポ

 

END