●女役者とアケビ
このお話は、一昨日のブログ(●幸せな結婚が出来ないというOL)の続きです。
従って、一昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11965108251.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
結婚相談に来られる方の中で、
比較的深刻なのは、もう何度も離婚しているというバツ2、バツ3の方だろう。
その中には、霊が関係していて、不幸な結婚が繰り返されているケースが希にある。
今日お話しするのは、そのケースである。
ある日、32歳のOLの方(大村さん仮名)から電話を頂いた。
彼女は既に、バツ2だった。最初の結婚は、27歳の時、
相手は大手メーカーの営業マンで、とても優しくて思いやりがあったという。
しかし、じきに彼が浮気症だった事が分かったのである。
結婚時にも、2人も同時に交際していたのだという。
その都度、別れたと言っては実は別れていなかったり、
別れても、また別の女性と浮気していたりで、結局1年で別れたという。
二度目の結婚は、29歳の時、相手は大手広告代理店の方で、
彼女が働いている会社によく出入りしていた方だったという。
お給料もよく、デートではよくテレビ放送などにも連れてってくれたという。
ところが、結婚後半年くらい経った時、彼が長期出張と言って出かけた時に、
偶然同僚の方から電話がかかってきたので、聞くと、
長期休暇を申請しているという事から、彼が女性と浮気で海外旅行に行っていた事が判明。
その後、彼が逆ギレ。その時から夫婦仲が良く無くなり、やっぱり1年後に離婚したという。
彼女は、そんな身の上話をした後に、私に電話してきた本当の理由を話し始めた。
それは、妹の事だと言う。彼女の妹は、現在24歳で、やはりOLだというのだが、
先日、恋人と別れたのだそうだ。
家族には、もうすぐ結婚するかもしれないとまで言っていたのに、急にそれば破談となった。
しかもその理由が、彼が既に結婚していた既婚者だったのである。
妹さんもショックだったが、それ以上に、お姉さんの彼女もショックだったという。
自分が不幸な結婚を繰り返したのは、私の見る目も無かったのかもしれないが、
せめて妹には、私と同じ様な人生を歩んで欲しく無かったから、
今回の妹の結婚話は、とても喜んでいたのである。
彼女は言う、私達姉妹には、何か悪い霊でも憑いているのでしょうか。
そんな相談だった。
彼女が話してくれた内容を、もう一度繰り返し、みて見た。
すると、1つだけ気になる事があった。
彼女の2階の離婚と、妹さんの別れは、いずれも夫もしくは彼氏の女関係だ。
つまり、いずれの別れも、浮気相手がいたとか、結婚相手がいたというものだった。
そして、もう1つ大切な事が・・・
それは、彼女の話を聞く限り、彼女と彼女の妹さんには、非が無いという事だ。
つまり、二人とも、何も悪い事をしていないのに、
浮気され離婚となっているし、妹さんにしてもただただ騙されている。
そこで、彼女に、2回の結婚前の事を聞いてみると、
恋人が出来て別れていた事があったが、やはり、その恋人の浮気で別れているいう。
そこで、一旦その場は電話相談を終了し、後日、再び電話してもらう事になった。
それまでに、彼女の家系について、お母さんや、お祖母ちゃんに詳しく聞いてもらう為である。
そして、10日くらい経った時、彼女から再び電話があった。
まず彼女が調べて驚いたのは、父親の事だった。
今までお母さんは、彼女達には言わなかったが、
今のお父さんと、離婚しようと思った事が2度もあったという。
ただ、それでは子供達が不憫になると思い、今まで頑張って来たというのである。
つまり、私達が産まれて無ければ、離婚していたのだ。
彼女の記憶では、母と父が、一度浮気問題で喧嘩していた事はあったという。
ただ、母に詳しく聞くと、父が浮気をしたのは、少なくとも4回で、
彼女が小学生の時に2回、彼女がまだ3歳の時にも浮気をしていたというのだ。
お母さんは、私たちの為に、辛い思いをしながらも今まで頑張ってきていたのだった。
しかし、彼女の驚きは、その事だけに留まらなかった。
御祖父ちゃんは、その上をいっていたのである。
既に御祖父ちゃんは、約35年前に亡くなっていた。
そもそも、御祖父ちゃんと御祖母ちゃんは、ある舞台の公演で出会い、結婚したという。
御祖父ちゃんは、当時多少人気があった役者だった様で、結婚後もとてもモテて、
御祖母ちゃんに隠れての浮気はしょっちゅうあったという。
地方公演ごとに浮気をしていたと言っても過言では無いという。
お祖母ちゃんの記憶では、そんな浮気相手の女性の子供を、2回は降ろさせたという。
また、御祖母ちゃんと結婚する前にも、
お祖父ちゃんは、駆け出しの女役者と恋愛していたのだが、
心変わりして、当時出会ったばかりの女役者(今のお祖母ちゃん)を好きになり、
その時身ごもっていた子供を降ろさせて、別れたという。
しかし、その後、その駆け出しの女役者は自殺したというのだ。
私は、そこまでの彼女の話を聞いて、思った。 これは、色情因縁だ。
色情因縁とは、1つの男女の恋愛が成立する時に、
その恋愛によって人生を破滅した人の怨念や、
男女の恋愛後に、裏切られ人生を破滅させられた怨念が、
長年の因縁となり、その人本人やその人の子供・孫に祟る霊障を言う。
つまり、そこには、
男女の恋愛と、それによって破滅した人が存在する。
大村さんのケースも、その色情因縁だと思った。
お祖父ちゃんが作った色情因縁が、
未だに、彼女や彼女の妹さんに、その怨みが降りかかっているのだ。
私が大村さんに、色情因縁だと告げると、彼女は
「私の父の数々の浮気が原因でしょうか?」と聞いてきた。
しかし、彼女の話を聞く限り、
お父さんの浮気は確かに良く無いが、
その浮気によって破滅したという人が出て来ていない。
ただの浮気だけでは、色情因縁は生じない。
私が感じるには、
彼女のお父さんも、実は犠牲者だったのではないだろうか。
御祖父さんが作った色情因縁によって、人生を狂わされた一人かもしれない。
普段は真面目で優しくて、良いお父さんだという。
そんなお父さんが、色情因縁によって、
自分でも知らない内に、浮気へと走ってしまった様に思われる。
逆の事を言えば、
御祖父さんの色情因縁を絶てば、
お父さんの浮気癖も同時に治る可能性がある。
よって、大村さん姉妹を救うには、
御祖父さんが作った色情因縁が鍵だと目標が定まった。
ただ、御祖父さんはかなり豪遊されてきた方だった様で、
遊ばれた女性の数も、なかりの数だと推測される。
その中で、色情因縁を生みそうなのは、
お祖母さんの話を聞く限り、
結婚後に浮気して、浮気相手の女性の子供を、2回は降ろさせた件と、
やはり何といっても、
結婚前に自殺した駆け出しの女役者の件だろう。
そこで、もう一度面倒だが、
その3人について、もう少し詳しくお祖母さんに聞いて欲しいと大村さんに言った。
特に分かれば、子供を強制的に降ろされた浮気相手のその後の人生。
また、それぞれ3人とお祖父さんが付き合った年月。
特に1年付き合って別れた人はいないか。
それと分かれば、名前やお墓の場所など知っている事を。
すると、大村さんは、
「自殺した方がやっぱり一番怨んでいるんではないでしょうか?」
と聞いてきた。
確かに、自殺した人が一番気になる。
しかし、子供を強制的に降ろされた浮気相手のその後の人生も気になる。
なぜなら、その後、人知れず自殺していれば、自殺した駆け出しの女役者と同じだし、
その後、悲惨な人生を歩まざる負えない事になって破滅していれば、
それも色情因縁になる事も考えられる。
また、もう1つ気になる事もあった。
それは、大村さんは2度結婚しているのだが、
子供が産まれていない。
もちろん偶然かもしれないが、
子供を強制的に降ろされた浮気相手が2人いたというのが気になる。
色情因縁では、同じ苦しみを子孫に与える場合があるのだ。
つまり、子供を強制的に降ろされた=子供を産ませない。という霊障も考えられる。
それを聞くと、大村さんはすぐに聞いてみますと言った。
「あと、1年付き合って別れた人はいないかとは、どういう意味ですか?」
と聞いてきた。
私もちょっと小さい事に、こだわり過ぎるのかもしれないが、
1年というのが、ちょっと気になるのだ。
というのは、
相談者の大村さんは、2回の結婚を両方とも1年で終えている。
また妹さんの破談も、付き合ってから1年後の出来事である。
偶然かもしれないが、3回とも1年で終焉がきている。
怨みや復讐の場合、そういう期間にこだわる例も過去にあった。
もちろん私の考え過ぎかもしれないが、
過去にお祖父さんによって破滅させられた人で、
1年付き合っての人がいたなら、それは偶然の一致ではないかもしれない。
その後、再びお祖母さんに聞いてもらうと、
付き合った期間などは、いずれも分からないという事だったが、
子供を強制的に降ろされた浮気相手は、2人ともその後結婚したという。
そうなると、
残る自殺した駆け出しの女役者の怨念が、色情因縁となっていると考えられる。
そして、なんと、
お祖母さんは、その自殺した駆け出しの女役者の名前を知っていた。
本名は知らないが、その役者の芸名を今も忘れずに覚えていたのだ。
供養する時は、本名でなくても芸名でも良い場合が多い。
要は、その本人が、自分を供養してくれていると分かってもらえればいいのだ。
本人は知らなかったとはいえ、自分の結婚によって、
ひとりの若い娘さんが亡くなったのは、きっとショックだったに違いない。
お祖母さんは、この年になっても、
ずっとその事を気にして今まで生きてきたのだ。
私は、大村さんに以下の事をアドバイスした。
■まず毎朝、仏壇にお線香を点し、
「大村家先祖の霊」と言ってから、
「どうか私達にまつわる色情因縁を取り除き下さい。よろしくお願いします。」
と、心からお祈りする事。
■タンスの上に、簡易仏壇を作り、
短冊と10cm位の紙に自殺した女役者の名前を墨汁で書き、
短冊は簡易仏壇の中央に立て、
紙は小さくなるまで、折りたたんでから、
小さい器に入れ、その上に塩を盛ってその紙を隠します。
お水をあげ、お線香を1本点す時、
お線香をその塩を盛った所に刺して点します。
「祖父が貴方に酷い事をしました。私が代わりに謝ります。
どうもすみませんでした。どうか成仏なさって下さい。」
時々、女役者さんが好きそうな花を供えてあげます。
■以上の事を、1年間やる。
1年後、器の底にあった紙を、台所のシンクで燃やし、燃えカスは庭か外に埋めます。
塩は外にまき、器は割ってビニールに入れて捨てます。
彼女には、
これをやれば、きっと色情因縁は取れ、
幸せな結婚へと導かれると思いますよと言った。
目安としては、多分、
結婚して2年経つか、結婚して子供が産まれたら心配ないと思います。とも。
姉妹ともに幸せになって欲しい。
最後に、お祖母さんはこう言ったという。
あの亡くなった女役者さんは、アケビが好きで、
芸名もそれに因んでつけていたらしいんだよ。
もし、アケビが手に入るなら、時々飾ってあげてやってね。と。
ちなみに、
アケビの花言葉は、
唯一の恋。
END