●運動会に行ったカメラ



 


よくテレビで、心霊探検や、幽霊の出る心霊スポットなどに、

行った時、持っていたカメラや音響機器が一時的に

使えなくなるという現象が起きます。



原因は大抵分かりませんが、その霊との相性が悪かったり、

強い霊の発する念が、画面や音声を乱す事もありますし、

そこにいる霊が、カメラや機械に詳しくて操作する場合もあります。



ここまでは、テレビでよくある事なので、

皆さんは、「ある、ある」と思う方もいらっしゃるでしょう。



 

 

では、

その逆もあるんですよ。と言うと、

大抵の人は「それは知らなかったわ」と驚きます。


 

 

その逆とは、

相性の良いカメラや撮影機器があるという事です。




 


昔、テレビ番組の制作をしているという会社から、

こんな相談を受けた事がありました。



「心霊スポットを取材に行くのですが、

 一緒に来てもらえせんか?」



私は、せっかくお話を頂いたのですが、お断りしました。

要はお金儲けの為に、心霊スポットをカメラに収めに行くというのは、

今一良いとは言えないからです。

私もただの興味本位で、幽霊がいる所に邪魔しに行くのは気が進まない。



 

すると、彼は、

 

「では、何か幽霊をカメラに撮る方法や、

 秘策はないものでしょうか?」と尋ねてきたのである。



 


そんな秘策などありませんよ。

と言いたくなるが、


 

 


実はある。

 

 




 

 

聞くと、

前にも何回か心霊スポットへ撮影に出かけているという。

ただ、幽霊が撮れる時と、まったく空振りな時があるので、

変わった物が何も撮れないと、面白い番組にならないという。


 


私も断った手前、

せっかく電話してきてくれた彼に、

その秘策を教えた。



 

 

私がアドバイスしたのは、

今まで心霊スポットやお墓等を撮影に行った時に、

幽霊が撮れたという回に、使ったカメラを使う事でした。



 


これはどういう事かと言うと、

カメラに一度でも幽霊が写ると、

そのカメラは他のカメラよりも、幽霊をキャッチしやすくなるのです。





霊が一度でもカメラに映ると、

そのカメラは、霊の念に慣れて影響を受けにくくなり、

次も霊が写りやすくなるのです。





あと、出来れば、

その時に霊を撮った撮影者を再び起用する方がいいですと付け加えた。

霊との相性もあるし、

また霊感が多少でもある人の方が、心霊写真や映像は写りやすいのである。



 

だから、

心霊写真を偶然撮ってしまったというカメラは、

その直後から、心霊写真を撮りやすいカメラになる。のである。


 

 

 

もし、そんな霊が写りやすいカメラなど嫌だという方は、

そのカメラに塩をふり、お線香の煙でいぶしながら、

「もうこのカメラに霊が写らない様に」とお願いします。

そして、神社でそのカメラをお祓いしてから使って下さい。

元の普通のカメラに戻っています。

 



 

 

 

 


最後に、

カメラつながりで、

相談者から聞いたこんな話を・・・・





 

 

 


彼女には、7歳になる「のぼるくん」という

片足の悪い息子さんがいました。



 


旦那さんは、2年前に、



息子の成長を楽しみにしつつ、病気で亡くなった方でした。

 


旦那さんは、それまで、息子さんをとても可愛がり、

のぼる君の姿をよくビデオカメラに収めたといいます。


 


そんなある日、

学校で運動会があったそうです。


 

 

その時、彼女は思ったそうです。

そうだ、夫がいつも使っていたビデオカメラを持っていこう。と。

 


しかし、

運動会は、のぼる君の一番苦手な学校行事でした。


 


特に足の悪いのぼる君にとっては、苦手の徒競走がありました。



先生からは、やめてもいいぞと言われていたそうですが、

のぼる君は、走ると言ったそうです。


 

 

案の定、のぼる君は、

スタート直後から転んでしまいます。


 

見物している人たちの笑い声が聞こえます。



「あいつ、スタートで転んでるよ。」



 

いつもだったら、すぐに泣いてしまう事があるのぼる君ですが、

今日は、泣かないでまた走り出したのです。



しかし、また転んでしまいます。

 


ビデオを撮りながら、彼女は気がきでしょうがありません。

まわりからも、あの子また転んでると指さされてます。



それでも、また立ち上がって走りだしました。

 


ゴールしたのぼる君に、駆け寄ったお母さん。

強く抱きしめて、「よく頑張ったね」と声をかけると、



 


のぼる君は、こう言ったのです。


 

 

「ぼくがね。転んだらね、


 

 後ろから、


 

 のぼる、頑張れ、  のぼる、頑張れ!!

 

 って誰かが言うんだ。


 だから、ぼく、頑張ったよ。」


 


それを聞いたお母さんは、

思わず言ったという。

 

 


「のぼるは、頑張りました。

 のぼるは、転んでも頑張りましたよ。

 のぼるを、誉めてあげてくださいね。




 ありがとう。     あなた。」


END