●車に何かいる

 




この話は、ある意味、私の失敗談でもある。

 




 

まだ、電話相談を始めたばかりの頃の事です。

ある日、

結婚したばかりという女性から電話がありました。






まだ結婚してから3ヶ月という新婚ホヤホヤであるはずの彼女は、

やや沈んだ様な感じで、今の悩みを語り始めた。





彼女は、3歳年上の銀行マンと結婚して、

現在賃貸アパートで暮らしているという。


2人は将来自分達の家を建てるという目標を立て、

共働きし、食費も倹約して、

結婚式はほんの身内だけでし、新婚旅行も国内の近場に行ったという。


 

そんな彼女の悩み、

それは、

車の事だという。



 

車は、結婚前から彼が所有していた車で、

結婚前には、デートで2度くらいしか乗った事が無かったのだが、

結婚後には、外食や休日などによく乗る事になった。



 

しかし、なぜか、

その車に乗ると、気分が悪くなるというのだ




 

それは結婚前の車でのデートの時からそうだったという。

初めてデートで水族館に行った時、

彼女は気分が悪くなり、吐きそうになったのだ






それまで、学校での修学旅行の時のバスや、

両親との車での旅行などでも、車酔いなどした事が無かった彼女は、

その時初めて、車に乗っていて気持ちが悪くなったという。




それは、次の車でのデートでも起きた。

食事に連れてってもらったのだが、

車に乗る前には、お腹が空いていたのに、

その車に乗った途端に、食欲が無くなり、気持ちが悪くなった。



結局それ以降、彼も気にしてか、

デートに車を使う事は無くなった。





しかし、結婚した今、

節約の為に、駅からやや離れた場所の割安なアパートなので、

車を使わない訳にいかない生活に。





それで、しかたなく車に乗るのだが、

やはり気持ち悪くなるという。





それでも何回も乗っている内に、少しは慣れた時だった。

気持ち悪いという感じの他に、

今度は、人の気配を感じるというのだ。





 

車に乗ると、後ろから誰かが見ている様な、

私以外の女性が、車に乗っている様な気がした事もあるという。






しかし、後ろを振り向いても、誰かがいるという訳でもなく、

また、夫は何も感じた事は無いというのだ。




 

これまでは、私だけが我慢すれば、と思ってきましたが、

なんかノイローゼになりそうで、不安なんです。




 

そんな相談だった。







 

 

私は、その車に何らかの霊が憑りついていると思った。

そこで、彼女がいつも乗るという助手席に、盛り塩し、



その他にも、

トランクルームや後部座席にも盛り塩して、

お線香の煙で室内と、車体を供養する様にとアドバイスした。





 


この時は、

これで、この車に憑りついているかもしれない霊は、取れると思っていた。





 


実際、

しばらくの間は、

彼女が乗っても気持ち悪くならなくなったという。






 

しかし、

1ヶ月後、不気味にも、その車は、

また元の車に戻ったのである。








 


私の鑑定ミスだった。





 

 


やはり、あの車に彼女が乗ると、

気持ち悪くなり、

食欲が無くなり、

そして、誰か居る様な感じなのだ。






 

 

こうして、彼女は再び電話してきて、言った。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの車には、何かいます

 

 

 

 

後半は、明日のブログに続く。