●一ヶ月だけの奥さん

 


このお話は、昨日のブログ(●結婚出来ないという、あるOL)の続きです。

 

従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11961114885.html

 


を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ

 

彼女は、電話で相談してきた方で、32歳のOLの方でした。

結婚相談所も3ヵ所渡り歩いて入会するなど、かなり婚活も活発にやっている方でした。

それなのに、結婚出来ないという相談です。彼女いわく、来年は33歳の大厄なので、

それまでには結婚したいと考え、去年から今年にかけて、

かなり婚活に熱を入れていたといいます。

ところが、あと一歩という所で、全てダメになるというのです。

彼女はこの2年で、お付き合いまで行ったのが3回で、

いずれの3回も婚約しながら、婚約後に全てダメになっていたのである。

なるほど、彼女がオカシイと思うのも納得できる。

最初の婚約は、31歳の時、結婚相談所で紹介された40歳の会社員だったという。

40歳で既に一軒家の持ち家があり、年収は800万円。一人暮らし。

なるほど、付き合う前にある程度の事が分かるのが結婚相談所の良い所かもしれない。

占い師としても、色々と相手の詳しい情報がポンポン聞けて楽だ。

その後、3週間ほど付き合って、すんなり婚約(結婚の約束)したという。

ところが、彼が婚約指輪を買ってくれるという段階にきて、異変が起きた。

実家に居る彼の母親が「婚約指輪にエメラルドをねだるとは、なんたる浪費癖のある嫁だ!」

と猛反対しだしたのある。

彼女としては、彼がどんな指輪でも買ってあげると言ってくれたので、

自分の誕生石であるエメラルドをお願いしただけだったという。

結局、この結婚話は無くなった。

結婚相談所で知り合う場合、知り合うのも早いが別れるのも早いという彼女。

入会している男性も、これがダメなら次の方という割り切りがあるのかもしれない。

いずれにしろ、母親の猛反対を押し切ってまで彼も結婚には踏み切れなかった様だ。

次の婚約は、前の破局を少し引きずり約1年後の彼女が32歳の時で、

違う結婚相談所で知り合った37歳の会社員だったという。

2LDKのマンションを所有。年収700万円。一人暮らし。次男。

この彼とは2ヵ月交際し、ご両親とも挨拶を交わして婚約したという。

そして婚約指輪も、今回は何でもいいと伝えて買ってもらったといいます。

しかし、ここで信じられない事が起きたという。

大切にしていたはずなのに、その婚約指輪をどこかで紛失してしまったのです。

すると、彼のお父さんが、指輪が無くなるという事は、

結婚しない方が良いというお告げじゃないかと言い出し、

結局この結婚もダメになったといいます。

そして、最後の婚約は、つい最近で、彼女が32歳の時、

やはり同じ結婚紹介所で知り合ったという41歳のレストランのオーナーだという。

離婚歴はあるが(バツ1)、自宅所有。年商1億円。一人暮らし。

彼はオーナー兼シェフで、頑固だが、穏やかな性格で、

今までの男性の中では、一番優しい感じで好きなタイプだったという。

彼とも二ヶ月の交際で、婚約。ところが、ここでもまさかの出来事が起きたのです。

ダイヤの婚約指輪は、もう肌身はなさず、嬉しくて毎夜眺めていたといいます。

するとある日、その指輪の鑑定書が無い事に気がつきました。

彼が家に来ていたので、一緒に探してもらったのですが、みつかりません。

間違って、捨てたのではと思い、アパートのゴミ置き場まで探したのですが、

見つかりませんでした。やがて、その事をきっかけとして、

些細な事から口喧嘩になり、鑑定書あってのダイヤだと言った彼に対して、

彼女も、話しの中で彼の年収が1千万ではなく、

実際は500万円だった事を言ったのが、火をつけてしまい、

やがて別れる事になったといいます。

こうして、彼女は、3回も婚約までいったのに、

あと一歩という所で、全てダメになってしまったのです。

私は、彼女の話をメモを取りながら聞いていたのですが、

1つだけ気になる事がありました。

 

 

 

 

 




































 

 

 

 

 

彼女の3回の婚約がダメになった話を聞いていて、

1つだけ気になる所がありました。


 

 


それは、


3回の婚約とも、全て、

婚約指輪が関係している点です。





2つ目までなら偶然とも思えるのですが、

見事3回目も婚約指輪が絡んでいます。




こういう時、私は偶然とは考えない事にしています。



まるで、婚約を誰かが邪魔しているとしか思えません。

それも、婚約指輪が関係している人に・・・・・



 

そこで、彼女に、


「その3人の婚約以前に、

 誰かと婚約した事があるんじゃないでしょうか?」

と聞いてみました。





すると、

彼女は少し驚いた様子で、

8年前に起きた事を、話し始めたのです。





 

当時、彼女は一人の男性と付き合っていたといいます。

彼女が24歳、彼が25歳。

結婚するつもりでした。

彼は学校の先生で、人気の理科の先生だった。

そんなに給料がいい方ではなかったそうですが、

思い切って彼女が喜ぶような

高価なダイヤの婚約指輪を買ってくれたそうです。

「一生、君だけを幸せにするよ。」




 

 


そんな時でした。


彼は同僚と行ったスキーの合宿で、

山頂から滑って降りる途中、

切株に乗り上げ、頭から着地してしまい、

そのまま即入院。




その間、彼女は何回も病院にお見舞いに行ったという。

首を固定され動けいない彼に、

食事の手伝いをしたり、なによりも彼を元気づけた。

「早く良くなって、結婚しようね。」




 

 

しかし、ある日、

彼がもう一生車いすになる事を知らされます。





その時から、

彼女は、迷い始めたという。

まだ24歳。





そんな時、彼女の親が後押しした。


 

「幸い、席を入れてないんだから、



 

 

 


 別れなさい。」

 

「まだ若いんだから、

 今から介護生活に一生を捧げる事はないだろ」と。




 

彼女は、後ろ髪を引かれつつ、

段々と、お見舞いの回数が減っていったという。






 

 

彼が退院する時も、ご両親と顔をあわせたくなかったので、

大事な仕事入っていて行けないとメールした。


 

 

それから何回か彼から電話とメールが来たが、

出なかった。



 


逆に言えば、それが彼女の返事だった。



 


彼が退院して3ヵ月が経った時、

人づてに、彼が食中毒で亡くなった事を知ったという。







 


彼女の重い話を聞いて、

すぐには話し始められなかった。






30秒ほど、二人の間に沈黙が支配したあと、


やっと私が、口火を切った。

 

「その彼、理科の先生でしたよね。」

「はい。」




「う~ん」

「それが、何か?」



「・・・・・・・」

私は彼女には言わなかった。



だが、なんとなく感じたのは、

彼が亡くなったのが、食中毒だったそうだが、


なんか、何らかの方法で自殺した様な気がします。


 

 

いずれにしろ、彼の怨念が、

彼女の婚約を邪魔していると感じた。




 


そもそも、

「3人の婚約以前に、誰かと婚約した事があるんじゃないでしょうか?」

の私の質問に、実際にあり、しかもそれが悲劇的なものである場合、

まず間違いなく、それが原因だ。

これを含めると、婚約段階で結婚がダメになるのは4回目。

明らかに偶然では無い。

最後の3回の婚約時の破局は、

明らかに霊からのメッセージ的な含みを持っている。



 


そうなると、気になるのは、



 


「その彼から貰った婚約指輪は、今どこにありますか?」


「あ、家にあります。」




彼女は、その後もずっと捨てられずにいたという。


こうなると、

彼女が幸せな結婚をするには、

1つしか方法は無いと思った。






 

それは、


亡くなった彼も、幸せになる事。



 

 


私が彼女にアドバイスしたのは、


■まず、タンスの上か、本棚の上とかに、

 簡易仏壇を作ります。(自分の家の仏壇を使ってはいけません)

■そして、彼の写真と、彼から貰った婚約指輪を置きます。

 時々、花も飾ってあげましょう。


■今日から毎日、一ヶ月、

 そこにお水やお茶とごはん、そしてお線香を1本点して、

 「今日から1ヵ月、貴方の奥さんとして、貴方を供養します。

  どうか私の気持ちを受け取って、成仏なさってください。

  そしてどうか私を許してね。」

 と、たった一ヶ月ですが、

 彼の奥さんになったつもりで、心を込めて彼を供養してあげて下さい。

 貴方が食べる前に、ご飯やオカズを少しだけ小皿によそって、彼にあげて下さい。

 10分位供えたら、それも食べてあげます。

 一緒に食事しているという体で。



■最後の日、

 コップとお皿に塩をふって、包んで、

 「今日までありがとう。成仏なさってくださいね。」

 と言って、捨てます。



■その後、返せなかった婚約指輪は彼のお墓の脇に埋めてあげてください。

 「長い間お墓参りに来れなくてごめんね。

  1ヵ月、貴方にお水とご飯を作って幸せでした。

  どうもありがとう。

  早く成仏なさって、良い来世を迎えてください。

  どうか私を許してくださいね。」




 

 


その後、彼女から連絡は無いが、

上の供養をやれば、

きっと今度は良い縁談に恵まれるだろう。

彼もその時は、逆に応援してくれるはずである。





 

 

この相談は、私としても考えさせられるものがあった。

私に、彼女を責める事が出来るだろうか。

彼女もきっと悩んだに違いない。




 

 


しかし、世の中には奇跡的な出会いもある。



 

もし、貴方が不自由な体なのに、

貴方の側にいて、

いつも世話をしてくれる伴侶的存在がいるなら、

例え、結婚後であったとしても、

それが親や兄弟であっても、


 


常に、貴方を見捨てず、側で貴方を見守ってくれる人、

 


その人は、きっと天使です。



 


そんな貴方の天使に、

いつも世話してくれるのが当たり前だと思わず、




 


常に、大切にしてあげてください。

逆に、貴方その人の天使になる様に・・・・


END