●罪の時効がない
このお話は、昨日のブログ(●ある罪を犯した女性)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11951223918.html)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
その方は、比較的若い女性でした。最近、ついてないし、体の調子も悪い。
厄年でも無いのに、どうして? という感じで相談されました。
「いつ頃からついてないと思いますか?」「2年前からです。」
彼女は躊躇なく、自分がついてないのは2年前からだと即答しました。
普通、少しは考えて答えるものですが、彼女は1秒くらいの即答です。
多分、普段から2年前から具合が悪いと思っているのでしょう。
または、何か2年前の転機になった出来事を、いつも気にしているのかもしれません。
少し気になります。
「2年前に、何かありましたか?」と聞くと、「彼氏と別れました。」と彼女。
2年前から、どんな事があったのか聞いてみると、
■まず2年前に、彼氏にフラれた事。それ以来、男性運が無いという。
■2年前から、急に落し物や忘れ物が多くなった。
財布を落としたり、鍵を失くしたり。それまでは、あまり忘れ物などした事が無いという。
■体の調子が悪くなった。それまでは、いたって健康だったのに、
2年前の町の検診で、肝臓が数値が急激に悪くなっていて、
医者に行くと、脂肪肝と言われたという。また、2年前頃から腰痛に悩まされているという。
生年月日を聞いて、今の運勢を見ると、良い。2年前も良いとでる。
こんな様に、運勢は良いのに、悪い事が頻繁に押し寄せるというのは、
何かの外部作用による可能性が高い。
やはり、気になるのは、2年前に彼氏にフラれたという件だ。
これをきっかけに、彼女は運勢が悪くなったという。
彼女いわく、仕事で知り合った彼と、なんとなく付き合いだし、
1年位経った時、なんとなく分かれたという。
多分、もてる彼だったので、他に好きな子が出来たんじゃないかとの事。
話しを聞くと、大恋愛でもなさそうだし、そんな未練もなさそうである。
そこで、彼女に、「もし、その彼が寄りを戻したいと言って来たらどうしますか?」
と聞いてみると、「別に戻してもいいですよ。」という。
つまり、彼に怨まれる様な事をして別れたのではなさそうだ。
さて、そうなると・・・
「他に2年前に、何か変わった事はありませんでしたか?」
「別に無いです。」と彼女。
そこで、先ほど聞いた、2年前からの悪い出来事をもう一度、見てみた。
すると、ある事が気になった。
それは、
■2年前から、急に落し物や忘れ物が多くなった。
財布を落としたり、鍵を失くしたり。それまでは、あまり忘れ物などした事が無いという。
という部分である。
昔から落し物や忘れ物を、時々する人なら分かるが、
若い人が、ある時から急に、忘れ物や落し物をしだすだろうか。
もしかしたら、可能性として、
彼女の運勢が悪くなったのではなく、
彼女の運勢を悪くさせている何かがあるのかもしれないと思った。
それも物を落とさせるとか、忘れ物をさせるというのは、
身内の霊障ではなく、悪意を持った他人からの霊障の可能性が高い。
それも2年前のある日から。
そこで、彼女に聞いてみた。
「誰かに怨まれる様な覚えはありますか。
特に2年前頃。」
「誰かに怨まれる・・・う~ん。
ちょっと記憶に無いです。」と彼女。
「では、
2年前頃、
誰かの物を取ったとか、
誰かの物を失くしたとか、
誰かの物を奪ったとか、
誰かの物を拾ったままもらっちゃったとか、ありますか?」
この質問の趣旨は、
普通、急に落し物や忘れ物が多くなった。のが、霊障の場合、
その反対の事を考えると、原因が分かりやすいのである。
例えば、物がよく盗まれる様になったのであれば、
以前、貴方が誰かの物を盗んだ時の霊障だったりする。
また、物をよく落とす様になったのであれば、
以前、貴方が誰かの落し物をねこばばした時の霊障だったりする。
つまり、簡単に言えば、その時の怨念によって、
同じ様な災難が、今度は自分に降りかかっているのである。
すると、彼女は、
実は、と、ある罪を告白し始めた。
2年前のある日、
彼女は、道でお財布を拾った。
それは、プラダの財布で、
中に8万円程入っていたという。
ちょうど彼女も金欠で困っていたので、そのまま警察に届けず、
使ってしまったというのだ。
なるほど、その時の霊障の様な気がします。
ただ、お財布を無くして、8万円を失っただけで、
こんなに盗った人を、怨むだろうか。
確かに、プラダのお財布は高いんだろうし、
8万円も大金だが、彼女の体を悪くさせるほど怨むとは思えない。
「何か、その拾った財布に、
お金の他に入っていた物はありませんでしたか?」
「クレジットカードとか、ポイントカードとか、会員証とか、領収書とかも入っていました。」
「それはどうしましたか?」
「捨てました。」
クレジットカードも、ポイントカードも、会員証も、
どれも面倒だが、また作ればいいものだ。
8万円よりも怨みの強いものではないだろう。
「それだけですか?」
すると、彼女は思い出したように、
「あとそういえば、袋に入った真珠が付いたネクタイピンが財布に入っていました。」と言った。
「それじゃあ、そのお財布は男性の物ですか?」
「いえ、女性のだと思います。赤なので。」
「そのネクタイピンも捨てましたか?」
「いえ、家にあります。」
彼女いわく、
今現在、残っているのは赤のプラダの財布と、そのネクタイピンだという。
そして、財布は現在使っている。
女性の財布の中の、ネクタイピン。
なんか、嫌な予感がする。
私は彼女に、
まず、仏壇でお線香を点し、
その財布とネクタイピンを、謝りながら、そのお線香の煙でいぶす様に言った。
「お財布とネクタイピンを届けなくてごめんなさい。
1ヶ月後に交番に届けますので、お許し下さい。」
と1ヵ月間、その様に謝ってから、
拾った場所に一番近い交番のだいたいの住所を調べて、
そこに匿名でもいいから郵送して返してあげるように言った。
大事な物なら、交番に紛失届が出ているだろう。
ちなみに、落とし物を拾った人は、
拾った時から7日以内に、交番に届けないと、
落とし主が判明したときのお礼(報労金)を受ける権利や、拾得者の権利を失う事になります。
ただし、どこかの施設内(病院とか駅とか店の中)で拾った場合は、
24時間以内に、駅員や店員に届け出なかった場合、
落とし主が判明したときのお礼を受ける権利や、拾得者の権利を失う事になります。
また、そのまま届け出ないと、遺失物横領罪となります。
適用刑は、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金となり、
時効成立は5年という事になります。
ただ、5年過ぎていても、
怨みに時効はありませんので、
財布とネクタイピンは、すぐに持ち主に返した方がいいのです。
私が知っている例では、45年間ずっと怨まれていたというものがあります。
彼女に8万円はありますかと聞くと、まったくお金は無いという。
10分の一でもいいからお財布に入れて、送り返すといいんですが。
すると彼女は「千円でもいいですか?」と言うので、
それしかないのであれば、それでいいです。と答えると、
そうします。と言って、電話を切られた。
その後、彼女からの連絡は無いので、
そのあと、どうなったかは分からない。
しかし、拾った物にもよるが、
持ち主にとって大事な物だった場合、
それを使うと、かなりの怨みをかう時があるのである。
彼女の場合、
もちろん、高価なお財布やお金を盗られた怨みもあるが、
もっと嫌な感じがしたのは、
男性用のネクタイピンだった。
つまり彼女は、財布の持ち主と、
ネクタイピンの持ち主の両方から怨まれていた可能性があったのである。
はっきりとは確信出来ないが、
彼女の体の不調なども起こしている事から、
その財布に入っていたネクタイピンは、
財布の持ち主が、大事に思っていた男性の、
形見だったのではないだろうか。
END