●DV相談と父



大体だが、1ヵ月に1度位だろうか、


女性からのDVの相談がある。



基本、DV問題は私の専門外なので、


DVの専門家に相談するか、


内閣府男女共同参画局が作った下記の相談窓口に電話する事を勧めている。


全国共通ダイヤル(0570-0-55210)から、


自動音声により、最寄りの相談窓口を案内してくれる。





ただ、私がそう前置きしても、


話しだけでも聞いて欲しいと、言ってこられる方もいる。




先日相談してきた方も、


彼は本当はとても優しい人なのですが、と言い、


何かに憑依されているのでは、と結んだ。




「では、どういう時に優しいのですか?」と聞くと、


殴った後は特に優しいという。





DVにも色々種類はあるが、


上のケースは、コントロール型で、


殴っても、優しく謝れば帳消しに出来ると計算しての優しさであり、


このコントロール型は、意識して暴力&優しくしているずる賢いタイプなので、直らない。


別れるか、逃げるしか方法が無いだろう。





また、コンプレックスDVの男性もいる。


これは、その男性にコンプレックスがあり、学力も無い人で、


口で説明できそうもないと、暴力に訴えるタイプである。


世の中の理不尽やコンプレックスを酒でまぎわらそうとするので、


アルコールが入った後に、暴力を振るう。


自分にコンプレックスがあるので、見られると、


「なにジロジロ見てんだ!」とそれだけでDVに発展する。




ただ、この人間は本来、弱い人間である。


もし、酒を飲まない時はいい父親であれば、


重い病気になり、医者から酒を止められれば、DVが治る事もある。


どうしても別れられないのなら、


塩分やコレストロールの高い美味しい物を食べさせて、一度病気にさせる逆療法も考えられる。


その時になって家族の温かみが分かったりする。






脅迫型DV男というのもある。


これは、DV男から逃げるのは簡単だが、


その後、妹がどうなってもいいのかと脅されていて、


姉がその男から逃げられずに、ずっと暮らしていたというケースである。


兄妹や家族・親類に暴力が及んでしまうと考えると逃げられないのである。


この場合も、意識して暴力&脅迫しているずる賢いタイプなので、直らない。


別れるか、逃げるしか方法が無いだろう。




問題は逃げ方である。



普通に逃げると、兄妹や家族・親類に迷惑が及ぶので、


逃げる口実を、その男以外から逃げるという話を作るのである。



例えば、


■多額の借金を作って取り立て屋から逃げる。


(便利屋などに相談して、書類作成と取り立てをしてもらう。)


■屈強な知人の協力を得て、その知人の高価な物を壊した事にして、


 その取り立てに恐怖して逃げる事にする。


■脅迫型DV男と対立している人が家に来たり、電話をしてきた時に、


 もし貴方に怖い言葉を言ったら、その瞬間に家を出て逃げる。


 そして、後で脅迫型DV男に電話して、今日貴方の知り合いの誰々から、


 金を返さないとお前も殺すと言われたといい、もうその家にはいられないと言って、


 彼は本気だから、貴方も気を付けて!と一方的に電話を切って逃げる。





いずれの場合も、逃走資金は5万円位はどこかにヘソクリしておく事。


そして、後に必要になるので、DVの証拠写真の体の傷や、日記、壊れた物の写真(壁やガラスなど)


を撮っておくことです。


また、いつチャンスが訪れるか分からないので、当分の間いるものや、


大切な物は、会社か他の場所にあらかじめ保管しておく事である。


また、逃げた後、脅迫型DV男が行きそうな所には、手紙を出しておき、


彼の知り合いが、私を殺すと言って脅してきたので、今怖くなって逃げています。


そちらにも行くかもしれないので、注意してください。


大阪で落ち着いたら、また電話します。という手紙を出しておき、


脅迫型DV男が来たら、その手紙を見せる様に言っておくのである。




要は、脅迫型DV男も自分から逃げたのでは無いとなると、


追う力も気力も無くなる。





あと、単発型DV男というのもある。


普通、DVで悩み逃げる女性は何度も何度も暴力を受けている場合だが、


話しを聞くと、DVを受けたのはこの前が初めてで、1回だという。



しかし、暴力を突然振るわれた女性にとっては、恐怖以外の何物でもないだろう。


その瞬間に夫はDV夫となり、その時から恐怖生活の始まりとなる。


この場合、その1回のDVの内容と時期による。


例えば、彼にとってとてもショッキングな事があり、偶然その時、


貴方が言ってはならない事を口走ってしまったという場合、


つまり偶然が重なって、DVが起きてしまった場合である。






実は、これ、私の家で起きた実話である。





当時私が小学生6年生、妹が小学生3年生だった。


エレベーターの無いアパートの3階に住んでいた。


父はサラリーマンで、当時部長だったと思う。


母は家で内職の仕事をして、家庭を支えていた。





そんな父のたまの休日の日曜日だった。


当時はほとんどの会社は、休日は日曜だけだった。


父が休日に、私や妹を遊園地などに連れてってくれた記憶はあまりない。


その日、父は会社の人とゴルフに行った。





夕方まで、父は帰って来なかった。


母はその日、鍋料理を作っていて、


私と妹と3人で、父の帰りをまだかと食べずに待っていた。


母は毎日の内職と、買い物・町内会・食事の用意などで、


今日も、日曜日など無い忙しさだった。





夜7時位だろうか、父が帰って来た。


父は帰ると、重いゴルフ道具を狭い玄関に立てかけ、


先に風呂に入った。




お腹が空いていた私は、「先にそっちかい!」とちょっと不機嫌。



それでも3人は、父が風呂から出るのを待った。



やがて父が風呂から出ると、


黙って食卓についた。




父が帰って来てから、ここまで、


無言もしくは「ん。」ぐらいしか話していない。



今から思えば、いつもの父と違っていたのかもしれない。





父が食卓につくと、


母はビールを出し、テーブルに鍋を用意し始めた。


母が、台所から肉、野菜、ごはんなど色々と持ってくる。





鍋が食べられるまで、ちょっと時間がかかる。


私も妹も、それまでは水のみの我慢である。





当時暗黙の了解で、


父がまず鍋に箸をつけないと、私達も食べなかった。




肉がそろそろ、お食べごろだぁ!!




父が箸を持ったぁぁ!





その箸でビールのつまみを食べる。




「そっちかい!!」とがっかりする私。








そんな時、



DVはいきなりやってきた。














ビールを飲む父に対して、


母が言った、一言に、父が爆発したのだ。




後半は、明日のブログに続く。