●兄妹喧嘩させる家




新しい家に引っ越してから、


3人兄妹の仲が急に悪くなったという相談があった事がある。





家族は、夫婦と、長女、長男、次女の5人家族。



新しい家は、長年の家族の夢であった新築で、


それまで市営住宅で、5人で頑張って暮らしていたという。



この家に引っ越してくるまでは、


3人の兄妹は、喧嘩(けんか)した事は無く、うまくやっていたという。


ところが、この家に引っ越して半年位たってから、


急に3人の仲が悪くなったというのだ。



ただ兄妹の仲が悪くなっただけなら、私に相談してくる事は無いのだろうが、


先週、兄妹喧嘩で、ついに怪我人が出てしまったという。


姉が弟の言動に、怒ったのか時計を弟に投げて、


それが頭に当たり、5針縫う怪我をしたというのだ。


直ぐにお父さんが仲裁に入って、弟を病院に連れて行ったから良かったものの、


そのままだったら、弟が姉に殴り掛かっていたという。


また、比較的仲の良かった姉妹も、今は口をきかなくなったという。




このままでは、家族がどんどんバラバラになっていく危機感から、


奥さんが相談してきたのである。


このままでは、兄妹間で殺傷事件が起きかねないと憂慮しているという。



「この家には、何か悪い霊が憑りついているのではないでしょうか?」





ここに引っ越して来るまでは、普通の3兄妹だったのに、


この家に越して来てから、こんなになってしまうなんて、


祟りがある家としか思えないというのだ。




私も話を聞いただけでは、さっぱり理由が思いつかない。


兄妹喧嘩させる霊とは、どんなものなのか、


そういうものが居るのか。さえ検討もつかなかった。





そこで、とりあえず、


家の見取り図と、家の写真、家の外観の写真を送ってもらう事にした。


それと分かる範囲で、元の土地の様子や評判。


あと、最初の兄妹喧嘩の経緯や原因。




4・5日して、それらが届いた。




まず、土地だが、


元は林だったそうで、それが更地になり、


暫く経ってから、新築でこの家が建てられたという事だった。



という事は、


中古物件でよくある前の持ち主の


トラブルや死に関する問題は無いという事になる。




また、家の見取り図や家の写真を見ても、


特に悪い所が無い。



1階は、リビングと居間と両親の寝室があり、


2階には、3兄妹が別々の部屋に住んでいた。


それに、兄妹喧嘩もここに来てから段々と仲が悪くなっていったので、


特に何がきっかけという大きな事件は無かったという。


引っ越してから、半年位は普通だったというのだ。


私が、そのここに引っ越してから半年後位に、


何かあったのではありませんか?と聞いても、


特に思い当たる事は無いという。





土地に問題が無く、


ざっと見た限り、家にも問題が無い。





そうなると、次に考えられるのは、


である。





つまり、兄妹の誰かに悪い霊が憑依して、


兄妹喧嘩の元凶を起こさせているのかもしれない。





そこで、3兄妹のここに引っ越して来る前の市営住宅時代の一番古い写真と、


ここに引っ越してからの写真を、インターネットで見せてもらった。





3兄妹の顔を見比べると、


若干、長男の目がキツくなっている感じはあるが、気になる程の顔の変化はない。



また、お母さんに、長男さんは、


ここに引っ越して来てから、好物の変化や、


言動の変化、仕草の変化が無かったか聞いたが、


そんな変化は無いという。





普通、人に悪い霊が憑依すると、


顔が変わったり、好物が極端に変わったり、


言動の変化や、仕草の変化などが現れる物である。


極端な例では、急に酒飲みになって暴力を振るう様になったりする。


お母さんに聞くと、娘たちにもその様な変化は無いという。


そうなると、憑依でもなさそうだ。





原因も無く、徐々に仲が悪くなっていく兄妹。




市営住宅では、長年普通に暮らしてきた兄妹が、


大きな家に移ってから、仲が悪くなる。


そこにどんな変化があったのだろう。と考えてみた。



市営住宅時代、姉妹が6畳の同じ部屋で暮らし、


長男が4畳半の一人部屋だったという。


それが、大きな家では、それぞれが6畳洋間の個室になった。


6畳の部屋が3つ並ぶのは、昔から良くない事が起きると言われているが、


その全部が畳の部屋ではなく、一部屋でも洋間なら問題は無い。


(気になる方は、畳の部屋http://ameblo.jp/hirosu/entry-10562468621.html を参照下さい)




特に喧嘩になる理由は考えられなかった。


この時点で、さっぱり原因の検討もつかない。




その後、奥さんのたってのお願いで、


彼女の家に、一度見に行く事になった。



私としても、相談料を貰って何も分からないでは、断りきれなかった。


それに何か見落としがあるのかもしれない。











やがて、意外な理由が明らかになるのである。



後半は、明日のブログに続く。