●呪われる条件




このお話は、昨日のブログ(呪いの5寸釘)の続きです。



従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11938715176.html




を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ



今日お話しするのは、呪いをかけている、本人からの相談でした。


彼女の名前は、一条れみさんという事でしたが、


新宿で働いているキャスト(ホステス)という事なので、


本名ではなく、源氏名でしょう。生年月日を聞くと、若いのです。


まだ大学2年生で、地方から来ているという事でした。


入学当時は、東京に住む親せきの家に間借りする形で、


大学に通っていたそうですが、どうしても一人暮らしがしたくて、


コンビニのアルバイトを始めて、最終的に高額のホステスをしているという事でした。


彼女は、ホステスの仕事を4ヵ月ほどした時でした。


それまでには、何人も彼女をクドこうとしたそうですが、


誰にもなびかなかったといいます。ところが、ある日、


昔好きだった人に似た男性が、お店に来たそうです。


誰かの連れで、ついてきたという感じで、


こういうお店は初めてという感じで、慣れていない様子です。


その時は、30分位お話しするだけだったそうですが、


彼女の心に、とても印象に残り、また会いたいなと思っていたそうです。


その彼が、また来店しました。


彼女は嬉しく思い、彼女の方からメールアドレスを渡したといいます。


彼女も実家からひとり上京し、一人暮らしで寂しかったのかもしれません。


やがて、二人は付き合う様になりました。


彼はとても優しく、休日のデートはもちろん、


アパートの家賃も半分払ってくれたといいます。


ところが、1つだけ想定外の事がありました。


彼は、結婚していたのです。


ショックでしたが、涙は出なかったといいます。


それでも彼女は、割り切って付き合おうとしました。


でも3ヶ月も付き合うと、段々と割り切れなくなったといいます。


やがて、一流会社に勤める彼と結婚出来たらどんなに幸せかと夢見る様になりました。


そして、その気持ちを、彼の奥さんに向けたのでした。


奥さんさえいなければ、と思う様になってしまったのです。


その後、彼女は彼に教えてもらったツイッターから奥さんの写真を手に入れて、


その写真を印刷する為だけに、プリンターを買ったといいます。


そして、真夜中になると、ひとり部屋で、その写真の心臓めがけて、


5寸釘を打ちつけたのです。そして、3ヶ月位経ったある日、


奥さんではなく、彼が倒れたのです。心臓の疾患という事でした。


この時になって、初めて自分が間違っていた事に気づいたといいます。


なんて事をしてしまったのか。


優しかった彼を、もしかしたら自分が病気にさせてしまった。


私はどうしたら、いいのでしょうか?


こうして、彼女は電話口で懺悔したのでした。









































まず、一条れみさんの呪いが、


本当に彼にかかったのかという事を考えてみました。





れみさんに聞くと、5寸釘を写真の心臓付近に毎回打っていたといいます


また、昼夜常に怨み続けて呪いを込めていたといいます。


また、れみさんは、


1つの事を思い込んだら、それに突き進み、周りの意見を聞かない所があり、


親の反対を振り切って、単身東京の大学に来たのも、


そんな性格が作用していたのでしょう。





そんな事などを考慮すると、


彼は本当に彼女の呪いを受け取ってしまった可能性があると感じました。





5寸釘を心臓に打って、彼の心臓がおかしくなった事。


■時期的にも、昼夜怨み続けて呪いを100日程やった後に、彼が発症した事。


■彼女が1つの事を思い込んだら、それに突き進み、周りの意見を聞かない性格である事。


 つまり、そういう性格の人の生霊は発生しやすいのである。


 だから、多趣味の人や、ころころ色々な物に興味が行ってしまい、1つの事に集中できない人は、


 呪いも出来ないし、生霊も発生しにくいのです。


■彼女が呪ったのは、彼では無く彼女の奥さんでした。


 しかし、実際に呪いがかかって心臓を悪くしたのは、彼でした。


 実はこういう事は、よくある事なのです。


 素人の人が、拳銃で人を殺す時なども、発射時の反動で、


 隣の人や、後ろの人を撃ってしまったり、暴発して自分が怪我する様に、


 素人の呪いも、他の人に行ってしまう事がよくあるのです。


 呪いが逆に戻ってきて、自分の母親が病気になったというケースもあります。








さて、


彼が彼女の呪いによって、心臓が悪くなった可能性があると分かった以上、


次は、依頼主である彼女の願い、「彼を助けるにはどうするか」です。






私が彼女にアドバイスしたのは、



■まず、毎朝10時頃、部屋のカーテンを開けて太陽を入れ、


 家の仏壇にお願いして、(仏壇が無い場合はタンスの上等に簡易仏壇を作って)


 自分の守護霊とご先祖様に、


 「これからするお願いを、彼と彼の奥さんに伝わります様にお願いします。」と祈ります。



■そして、それを言ってから5分以内に、


 呪いをかけた写真と、病気になった彼の写真を仏壇の前に置き、(中ではなく)


 「ごめんなさい。どうか呪った事をお許し下さい。」と一心に心を込めて祈って下さい。



■それを呪いをかけた日数と同じ100日やります。






最後に、私は彼女にこんな事を言いました。




「呪いが解けて、彼が良くなっても、


 彼と結婚しようと思わない方がいいですよ。」そう言いました。




■まず、貴方と彼の相性があまりよくありません


■そもそも、私は彼女から彼の話を聞く限り、


 彼の言動や行動に疑問を感じます。


 なぜなら、彼は自分が結婚している事実を彼女に話すタイミングが、


 遅すぎます。彼女が自分から離れられなくなるだろうという時期に、


 言った様にさえ思えるのです。


 また、恋人になって後も、


 依然彼女をホステスとして、働かせているのも感心出来ません。


 本当に彼女を心から愛しているのでしょうか。



■そして、もう1つ。


 彼が呪いにかかって、心臓が悪くなったのも気にかかります



 実は、呪われる条件というものがあります。


 というのは、


 呪いという呪術は、


 呪う方の能力はもちろん必要ですが、


 呪われる方の条件が整うと、その呪いの威力は倍増するのです。




 つまり、どういう事かと言いますと、




 例えば、貴方が友達の斉藤さんを呪うとします。
 
 でも、斉藤さんは優しい人で、貴方に何一つ悪い事をしていません。


 そんな斉藤さんを呪っても、ほとんど通じない場合が多いのです。




 ところが、斉藤さんは普段から貴方をいじめていたとします。


 そうなると、斉藤さん側にも、


 貴方からもしかしたら怨まれるかもしれないという不安があります。


 この場合、貴方がかける斉藤さんへの呪いは倍増するのです。


 つまり、呪いをかける人と、呪いをうける人の波長が一致して、


 呪いが伝わりやすくなるのです。




 だから、一条れみさんの場合、


 何も悪く無い彼の奥さんを呪った時点で、無理があったのです。


 せめて、奥さんが普段から彼に暴力を振っていたとか、


 彼を裏切って浮気していたなど、やましい事が無いのであれば、


 奥さんに呪いがかかるのは、難しい事です。


 そこで、気になるのは彼が心臓の病になったという事です。


 私が感じるのは、実は彼が一条れみさんを結婚するつもりなどなく、


 騙していて、普段から彼女への負い目があったのではないかと思うのです。


 だから、倍増された呪いは彼に行った。のではないか疑ってしまうのです。






以上の理由で、私は彼の事は、


今回の件で、きっぱりあきらめる様に彼女に勧めました。








しかし、一条さんは、彼に関しては、


あきらめるとも、何んとも言いませんでした。




ただ、彼の病気がよくなる様にやってみます。


ありがとうございました。とだけ言って、電話を切られたのです。









その後、


彼女から、再び電話がかかってくる事はありませんでした。



END