●墓場からの電話
以前、宝島社の雑誌のインタビューで、
こんな事を聞かれた事がありました。
今日は、その時の様子を思い出しながら書いてみましょう。
「電話相談をしてて、
何か変わった出来事はありましたか?」
「そうですね。
普通、電話相談のほとんどは、
その方のご自宅からかかってくると思うのですが、
ある時、
今、お墓にいるという方から、電話が来た事がありました。」
「へぇ、どんな?」
「女性の方だったのですが、
一緒に来た友人が、急に気持ちが悪くなって、
立っていられなくなって、胸に手を当てて、しゃがんでいるというのです。」
「そういう時は、どうされるんですか?」
「そうですね、
胸に手を当てているというので、
まず、お友達に、
落ち着いて、鼻で大きく息を吸って、大きく吐く様に言って、
その友達の背中を、さすってあげる様に言いました。
そして、本人が、
南無阿弥陀仏もしくは、南無妙法蓮華経を5回唱えるようにと。」
その後、墓地の話になり、
「やっぱり墓地には、霊みたいなものがいるんですかね?」
「いますね。
特に荒れた墓地、
例えば、草ぼうぼうの墓地とか、
墓石が倒れていたり、
水浸しの墓地や、
お地蔵さんや人物像や石碑がたくさんある墓地など、
不成仏霊が助けや供養を求めて、墓地をさ迷っている時があります。」
「それは、普通の人にも見えますか?」
「たまに見えるという子供がいますが、
普通の人には見えません。
ただ、
貴方に不成仏霊が近寄って来たら、
何となく分かる時があります。
例えば、
■急に体や背中が重くなったり、
■急に背筋がゾクゾクッとして、悪寒を感じる時。
■上の電話の人の様に、気分が悪くなって立っていられなくなったり、
■背後に誰かいる様な気がするとか、背後から誰かに見られている様な気がする時。」
「へぇ、じゃあ、
墓参りも結構怖いですね。」
「いや、ご自分の親や先祖の墓参りは安全ですよ。
貴方が墓地に着くと、
貴方のご先祖がいて、多分貴方を守っていますから。
でも、
貴方と縁もゆかりも無い墓地へは、
あまり踏み込まない方がいいですよね。」
「他にも、墓地で気をつけたい事ってありますか?」
やけに墓地に食いつく、記者。
「そうですね。
墓地にある個々の墓石はいいのですが、
墓石の他に、その側にお地蔵様を作ったり、
水子地蔵を作ったり、墓石とは別に石碑や銅像を作ると、
それを毎回供養している間はいいのですが、
その水子地蔵などを供養する人もいなくなると、
段々と、その地蔵や石碑から気が抜けていき、
そこに不成仏霊が入り込んでしまいます。
だから、そういうものには絶対に触らない。
出来れば近づかない事ですね。」
「あのう、
お寺などに参拝に行った時、
参道のお地蔵さんに触ってしまいましたが、
良くなかったですか?」
「いや、お寺や皆が通る街道などにあるお地蔵さんは、
人が良く通り、多くの人がその前で祈ったりしてて、
そのお地蔵さんには、常に気が入っていますから大丈夫です。
でも、他人のお墓に建ててあるお地蔵さんには、
みんな祈らないでしょう。だから段々気が抜けていき、
不成仏霊が入る余地を与えてしまうのです。」
こうして、あれこれ墓地の事を1時間位話しただろうか。
編集の方と思われる男性2人が、メモを取っていた。
最後に、話題を変えて、
ワンちゃん(犬)の話になり、場が和んだ。
翌月。
贈られてきた雑誌を見たら、
上の墓地の話は、全カットになっていて、
ワンちゃんの話がメインになっていた。
なんじゃ、これ。
END