●バス旅行を台無しにした少年
随分前になりますが、
私と母で、バス旅行に行った時の話です。
今もあると思いますが、
バスを旅行会社が貸切って、旅行会社が色々なプランをたてて、
希望者を募るというものでした。
私達が応募したのは、日帰りプランで一人8千円くらいだったと思います。
基本プランは、七福神めぐりでした。
七福神とは、それぞれに御利益がおある神様で、大まかですが、
■まず、恵比寿天(えびすてん)だけは覚えておきましょう。
あの右手に釣り竿を持ち、左脇に鯛(タイ)を抱えている神様です。
と言うのは、七福神の神様の中で、唯一日本の神様ですから。
五穀豊穣・商売繁盛・家内安全を願うものです。
■次の弁財天(べんざいてん)は女性の方は、覚えておきましょう。
なぜなら、七福神の神様の中で、唯一女性の神様ですから。
そして、知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があるといわれています。
■もし、大好きな両親や叔父祖母の為を思うなら、
次の寿老人(じゅろうじん)を覚えておきましょう。
寿老人が持っている団扇と桃は、
それぞれ、団扇は難を払い、桃は長寿のしるしです。
つまり、寿老人は長寿の象徴で、
長寿延命、富貴長寿の神として信仰されています。
■あと、子供や家庭の事を特に守って欲しいなら、
布袋尊(ほていそん)です。
七福神の中で唯一中国に実在した禅僧で、
吉凶や天候などを占っていた占い師としても有名で、
仏教の弥勒菩薩の化身とも言われています。
いつも笑顔を絶やさず人々に接していた人で、
笑門来福、夫婦円満、子宝の神として信仰されています。
是非、上の4つだけでも覚える価値ありです。
他にも、
■大黒天(だいこくてん)=食物と財福を司る神
■毘沙門天(びしゃもんてん)=勝負事に利益
■福禄寿(ふくろくじゅ)=立身出世・招徳人望の神様
の7つの神様の総称を七福神と言います。
覚えるのは難しいのですが、
私はこうやって覚えています。
「裸足絵ハヒフヘホ」
7福神ですから、8のハを抜かして言います。
すると、
「■足絵■ヒフヘホ」となり、
だ=大黒天(だいこくてん)
し=寿老人(じゅろうじん)
え=恵比寿天(えびすてん)
ヒ=毘沙門天(びしゃもんてん)
フ=福禄寿(ふくろくじゅ)
ヘ=弁財天(べんざいてん)
ホ=布袋尊(ほていそん)
話しが脱線したので、元に戻りますね。
そんな日帰りバス旅行で、
確か、2つ目か、3つ目の神様のお参りが終わった時でした。
私は、ちょっとトイレに行きたくなり、
その神社にあるトイレを借りようと、トイレに向かった時です。
バスツアーで、不便な事の1つに、
トイレがあります。
なにしろ、一変に沢山の人がその地に到着するので、
(私の場合、2台のバス満杯で)
トイレに行列ができるという事です。
私が経験した例では、こんなのがありました。
急いで男子トイレに飛び込んだら、行列です。
マジか、5番目か、
しかも前の4人が女性!!
文句言おうにも、怖そうなおばちゃん連合。
ハイハイ、待ちましょう。
文句言うと、このあとのバスツアーが辛い、怖い、居にくい。
バスツアーは女性が多いのだ!
ハイハイ、平日に来る男の私が、悪い悪い。
また、話しが脱線したので、元に戻ります。
15分位待ったでしょうか。
やっと順番が来て、用をすまし、
手を洗って、トイレの外に出た時でした。
その時、占い師は見た!!!
5・6歳のガキンチョが、お墓の墓石の裏で、
う○こをしているのを!!!
「な、なに!!!!!」
「あのバカ!」
よっぽど、その子に駆け寄って、注意しようとしたが、
事は遅かった。
しかも、よ~く考えて見たら、
もし、おいらが、あのガキの所に駆け寄って注意したとして、
ガキの事だ、すぐに逃げ出すだろう。
すると、お墓の側に残されたオレはどうなる?
「お前が、う○こしたな!」と勘違いされたら・・・・・・
ブルブル・・・寒気がした。
注意するの止めておこう。
案の定、そのガキは、近くにあった葉っぱなどで少し拭くと、
かけってバスの方へ去っていった。
しかも、お尻の拭きが余り完璧じゃない!!
あれはパンツについたな。
注意していたら、やっぱ危なかった。![]()
とう言うか、次の昼食タイムを前に、嫌な物をみてしまった。
しかも、実況中継の様に、詳しく解説まで・・・
ああ、なんという失態。
早く忘れよう。
昼飯までには、完璧に忘れよう。
しかし、
早く忘れようと思っても、目はガキンチョを追ってしまう。
悲しい人間のサガか・・
まだ、人間が出来ていないな。
背中に、カメンライダーのリュックを背負っている。
なんだか、背中のカメンライダーも泣いている様に感じる。
しばらく走ったガキは、2号車のバスに乗り込んだ。
2号車か。
「なに、オレと同じ号車かぁ!!」
「近くじゃねぇだろうな!
匂ったらやだよ。」
幸い、バスに戻ると、ガキの席は後ろの方だった。
「良かった、
弁財天(べんざいてん)に、お祈りしたのが効いたか。」
私も、だいぶ動揺していたのか、
便と弁を取り違えて、発言してしまった。(当時は失礼しました。)
しかし、
異変が起きたのは、それから20分位たってからだった。
急にバスの後ろの方で、ガヤガヤ騒がしくなったのである。
後方を見ると、
あのガキンチョが、苦しんでいるのである。
私はすぐに、復讐されたなと思いました。
皆さんも旅行に行った時、注意して下さい。
トイレが混んでいるからといって、
例え、おしっこでも、
お墓や、地縛霊が居そうな死亡場所にすると、
旅行中に熱が出たり、病気になったりします。
おしっこ以外でも、落書きやイタズラや足蹴にした場合もよくありません。
しかも、あのガキの場合、う○・・・
また、思い出してしまった。
あのガキンチョは、次の昼食場所で、急いで降ろされ建物の中に運ばれた。
よっぽど、近寄って、お母さんに、
「今すぐ先の神社に戻って、
う○こを掃除して、お墓に謝って下さい。」と、言おうと思ったが、
冷静に考えると、
苦しい子供を前に、
必死なお母さんに向かって、誰が
「すぐに、う○こを掃除して、お墓に謝れ」と、言えるか!!
言えない。
う○こなんて、言えない。
そんな助言をしたら、
「おお!貴方は、なんて素晴らしい占い師さんだ! 
助けてくれてありがとう。」 なんて誰も思わないだろう。
きっと、キチガイだと思われるな。
言うの止めておこう。
やがて、ガキとお母さんは、救急車で運ばれて行った。
しばらく現場は騒然としていたが、
添乗員のお姉さんが、
仕切り直しにと、みんなにお楽しみの昼食時間を告げた。
そうだ、気分一新に、
もう全て忘れよう。
美味しいご当地名物を食べて、きっぱり忘れよう。
やがて、
楽しみにしていた、名物が出て来た。
名物カレーだ!!
う○この様な、カレーだ。
なんて日だぁ。
オレだけ、旅が台無しだ。![]()
END