●必殺技・水鉄砲
このお話は、昨日のブログ(●隣の幽霊屋敷)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11920138118.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
相談者は、女子大生の方でした。彼女の家族は、父、母、弟との4人。
父の転勤に伴い、家族で埼玉県から東京に引っ越して来たといいます。
二階建ての、小さい庭と小さい駐車場がある家でした。
私としては、小さい庭と、暗い感じのダイニングルームが
いまいち気に入りませんでしたが、買った訳では無く、賃貸だったので、
いずれはまた何処かに引っ越すまでの仮住まいだと思うと、我慢できました。
ただ、隣の家が不気味なのです。どうやら、隣は空家の様でした。
隣の家には、かなり大きな庭があるのですが、
草ぼうぼうで、手入れがまったくされておらず、
門の柵には、南京錠がかけられていました。
その家の外見は、別に朽ち果てたという感じでは無く、
ごく普通の一軒家と言うおもむきです。
ただ、カーテンが無い部屋というのは、なんか不気味な感じがしました。
もし、そこに人がいれば、その窓からすぐにこっちを見られると思いました。
やがて、母が近所のお婆さんから、隣の家にまつわる嫌な噂を、耳にしたのです。
以前、隣の家で、殺人事件があったというのです。
2・3人が殺され、しばらく空家になったあと、
その後に引っ越して来た夫婦は、1週間で出て行ったといいます。
そして、その後に引っ越して来た人の良さそうな家族も、
ご主人が階段から落ちるという事故が起き、
やっぱり僅か2ヵ月で、逃げるように引っ越していったといいます。
やがて、うちにも異変が起き始めたのです。
ここに引っ越してから2週間が過ぎようとしていた時でした。
私の部屋は、2階にあるのですが、夜中に、隣の家から声の様な音が聞こえるのです。
母にも異変が起きたのです。普段はいつも、家には母一人だけでした。
そんな母が、台所で気絶しているのを弟が見つけたのです。
幸い軽い脳震盪という事で、入院するほどではありませんでしたが、
母の話によると、窓から誰かが覗いている感じがしたと思ったら、
急に気分が悪くなり、倒れたとの事でした。
先生、うちはどうしたらいいでしょうか?
引っ越す以外に無いでしょうか?父はあと2年は、引っ越さないと言っています。
そんな相談でした。
少なくとも、お母様が一人で居られる様にはしたいと思いました。
あまり気のりはしませんでしたが、いよいよ、幽霊屋敷とご対面です。
それは、そこが幽霊屋敷だと教えらないと、分からないくらい
ごく普通の2階建ての家でした。
確かに門には南京錠、窓にはカーテンは無く、
庭の草もぼうぼうです。
でも外壁は綺麗だし、落書きや窓割れもなく、
何もないぶん、カーテンの乱れや障子破れなどもありません。
ただ、
じっと見ていると、
どこかの窓から、誰かがこっちを見ているのではないかという、
相談者の不安も分かる様な気がしました。
朝10時だというのに、
なにか暗い雰囲気がこの家にはあるのです。
私はざっと先に幽霊屋敷を見てから、相談者の家に行きました。
家では大学を休んで頂いた相談者と母親が出迎えてくれました。
さっそく庭に出て、
隣の家との境界線に行ってみました。
すると、
さっきは、庭を挟んで見たせいか幽霊屋敷は遠くに感じたのですが、
相談者の庭から見ると、
それは驚くほどに近くにあるのです。
距離にして2m位しか離れていません。
幽霊物件に踏み込まない限り、あまり災難をこうむる事は無いと言いましたが、
わずか2m位しか離れていない距離で、年中すごしている訳ですから、
これは何らかの影響を受けてもおかしくないと思いました。
隣とは、境界線上に高さ1m位の柵があるだけです。
すると、
相談してくれた女子大生の方が、
自宅の2階部分を指差して、
不気味な事を言い出したのです。
「先生、あそこを見て下さい!!」
指が差している方を振り向くと、
家の白い壁に、
なにやら、卵型のシミみたいな跡が、薄ら浮き出ている感じです。
「あの顔みたいなシミがある所は、私の部屋なんですけど、
ここに越してきた時は、無かったんです。
あの顔の様なシミがついてから、
私の部屋で変な声が聞こえる様になった気がします。」
なるほど、
見ようによってはシミは顔に見えない事も無い。
しかも、彼女が言うには、
そのシミはだんだんと、顔になってゆくみたいだと言う。
また振り向いたついでに分かったのだが、
隣の家と一番近い部分は、
お母様が倒れたという台所だった。
おかしな現象は、家の幽霊屋敷側に集中している事から、
やはりなんらかの影響が幽霊屋敷から来ていると推測された。
とりあえず、家の中に戻り、
お母さんが倒れたという台所に行ってみた。
キッチン正面には窓があり、隣の家がすぐ近くに見えた。
窓には一応薄地の透けて見える白いカーテンがある。
これは、光の反射等で、昼間は外から中が見えにくいが、
夜間は、台所にいる様子が外から丸見えである。
幽霊屋敷に、殺人事件で亡くなった人の地縛霊がいたら、
夜ここに立つお母さんが、丸見えになっている状態だ。
それも毎日。
私は、彼女に、キッチンの窓ガラスを曇りガラスに交換する様に勧めた。
早い方が良い。
厚いカーテンをつけてもいいのですが、それだと自然の光が入って来ません。
隣のせいで昼間でも電気をつけないといけない生活は、ストレスです。
それから私と娘さんとで、近くに買い物に行った。
買った物は、
■大袋の塩。(海水から出来た塩)
■花
■コップ
■縦がたの白紙のシール
■水鉄砲。(みずてっぽう)
竹筒で出来た大きめの物を買った。
ちなみに、現在なら高性能の玩具の水鉄砲が売っている。
「なんで、水鉄砲が?」と彼女が不思議がった。
「今に分かります。」と私。
家に戻ると、
彼女とお母さんも一緒に、
もう一度、庭の隣との境界線におもむき、
境界線の土の上に、
水を入れたコップを少し埋め、
そこに買ってきたお花を刺し、
お線香を3本焚いてもらった。
(隣の屋敷で以前、3人が亡くなったという事なので)
そして手を合わせ、
「ここで亡くなられた方へ、
どうぞ、私たちの供養をお受け取り下さい。
そして、どうか成仏なさって下さい。
こっちの家に災いを起こさないで下さいね。
よい来世にお進みください。
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。」
その後、隣の家との境界線にそって塩をまいた。
あと、台所の鉄柵の1つに、隣の窓から見える位置に、
南無妙法蓮華経と白紙のシールに書き、それを貼った。
これは時々みて、消えかかったらまた新しいのを貼って下さい。
さて、水鉄砲だが、
まず、バケツに濃い塩水を作った。よくかき混ぜる事。
ただし、塩が多すぎると水に溶けないので注意。
(目安は水100gに塩40g以上は溶けないです。それ以下に)
その塩水を水鉄砲の中に入れた。
そして、幽霊屋敷に面した家の壁全体にまんべんなくかけた。
つまり、濃い塩水で幽霊屋敷に面した壁だけ清めるのである。
特に、2階のシミがある所の壁はもっと濃い塩水で念入りに清めた。
また、
2階の彼女の部屋に行くと、
普段寝ているベットの後部が、幽霊屋敷側の壁に付いている配置だったので、
それを移動して、違う壁に付くように配置換えする様に手伝った。
以上の事が、効果があった様で、
以後おかしな現象は起こらなくなったという。
今回の教訓で、
是非皆さんにも、特に参考にして欲しいのは、2つです。
■まず、貴方のお住まいの家の隣に、
不気味な場所や土地があったら、
境界線に塩をそってまく事。
■壁や木目に顔らしきシミがあったら、
それがはっきりした顔に近づく前に、
濃い塩水をかけて清めておく。
貴方の家が、安全で安心な場所になりますように。
かや博史
END