●老女の幽霊
それは東京都練馬区のある場所に、
アパートの一室を買ったという女性からの電話だった。
これからお話しする事は、
少しだけ怖い内容となっていますので、怖がりな人は、夜読まないようにね。
もしくは、下記を読まない様にしてください。
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彼女が言うには、
買ったアパートに、幽霊が出るというのである。
最初に幽霊が出たのは、
そのアパートに引っ越してから、
4日目の事だったという。
夜、トイレに起きた時、
ふと、台所付近を見たときだった。
スーッと女性らしきものが、
キッチンを横切ったというのだ。
最初に見た時は、
目の錯覚か、
起きた直後で寝ぼけていたのだろうと思ったそうだが、
2度目に、台所で見た時は、
はっきり、老女らしき人が、
こちらに背中を向けて、台所で何かしているのがはっきり分かったという。
それ以来、
彼女は夜寝る時も、
台所とトイレ付近は、電気を点けっぱなしにした。
それから一週間後の事である。
今度は、
彼女が寝ていると、
金縛りになり、
誰かが上から、彼女の顔を覗き込んで見ているというのだ。
そして、それは、
老女の顔だったという。
彼女は言う、
多分、あれは台所で見たのと同じ幽霊だと思います。
普通は、怖い物件に当たってしまったら、
引っ越せばいいのだが、
彼女の場合、独り身での老後を考えて、
彼女の全財産をつぎ込んで買ったもので、
また買い替えるという余裕は無いのだという。
私は、彼女の話を聞き終えると、
一応、聞いてみた。
「ちなみに、貴方が買われたアパートは、
心理的瑕疵物件でしたか?」
「心理的瑕疵物件って、何ですか?」
「そのアパートを買う時に、
不動産屋さんから、この物件は心理的瑕疵物件
ですよ。という告知はありましたか?」
「いえ、
特に何の告知もありませんでした。」
「書類か注意事項などの紙を読むように言われましたか?」
「特に何も言われませんでした。」
「そうですか。分かりました。」
ちなみに、読者の方だけに説明していおくと、
不動産業界の言葉だが、
心理的瑕疵物件とは、
アパートや家、土地を売買もしくは、賃貸契約を締結させる前に、
このアパートのこの一室で、
人が殺されたとか、ここで自殺があったとか、
事故死や火事による死、
何日も発見が遅れた孤独死があった部屋だった場合、
ここを次に買う人や借りる人に、
その事実を告知しなければならない。
そういう物件を総称して、心理的瑕疵物件という。
悪質な業者になると、教えない事もあるし、
また、さりげなく出される紙の2枚目の後の方に、
「告知事項あり」という欄を設け、そこに自殺した物件とか書くだけで、
説明した事にするケースもある。
不動産屋さんから提示される書類は全部目を通すことである。
もしくは、冗談でもいいから、
「これ心理的瑕疵物件や事故物件じゃないですよね。」と、
先に、聞いてみることである。
彼女が買ったそのアパートで、
何があったのかが、
分かると、それが解決にも役に立つ。
幽霊の老女は、誰なのか、どうして出るのか、
それは、解決にはとても重要な場合が多い。
私の場合、幽霊がでるという相談の場合、
そこの住所を一応聞いておく事にしている。
地図でそこら近辺を調べる事もあるし、
また、本当にそこの場所は事故物件ではないか自分でも調べてみる。
この時も、
彼女の話では、このアパートは、
心理的瑕疵物件だという告知は無かったという事だったが、
「少々お待ちください。ちょっと調べて見ます。」
とお時間を頂いて、私が独自に調べて見た。
すると、
「なんと、ビンゴである!!」
滅多にビンゴする事はないが、
彼女が買った物件は、事故物件に登録されていた。
ただ、同じアパートだが、事故物件とは部屋番号が違う。
まぁ、近いと言えば近いが・・・・
ちなみに、
ここまでは、別に私にお金を払わって相談しなくても、
普通の方でもインターネットが出来れば、
貴方が買おうとしているアパートや家や土地が、
自殺や殺しがあった事故物件かどうか、調べられる。
占い師の間では、よく使われている。
ただし、
今現在、そこに住んでいる人がいる場合があるので、
その人達には教えない方がいいでしょう。
何にも起こらない場合でも、
意識してしまうと余計怖がらせてしまいます。
だから、下記で調べた結果は、あまり口外しない様にして下さいね。
ご参考までに、事件事故死の家・土地
ここまでで、私は、
電話の彼女が言っている事が、
本当にありそうだと思いました。
というのは、
同じアパート内や近い場所で、その様な事件事故があって、
不幸な死があった場合、
その霊がまだ供養されずに、地縛霊や浮遊霊や不成仏霊となって、
本来幽霊になりそうもない近くにいる霊のパワーを強くして、
人に目撃されるくらいに増幅される場合があるのである。
さて、私は、
彼女がそのアパートを買われたという事だったので、
登記簿などを調べてもらった。
つまり、以前の持ち主の名前を調べてもらったのである。
そこで、
電話の彼女に、まず不動産屋にダメもとで問い合わせて見て、
ダメだったら、
その階に住む人全員に、
やや高価なお菓子を買い、
引っ越しの挨拶をするように提案した。
もちろん、同時にあの部屋の以前の様子や、
前の持ち主の○○さんについて、
何か知っている事はないかを聞く為にである。
それでも分からない場合は、
そのアパートの付近の住人にも挨拶回りする事を。
また登記簿謄本も調べてもらった。
告知もしていない不動産屋に聞いても、
もうすでに契約が締結されている物件については、
何も教えてくれないだろう。
昔からその地に住んでいる住人に聞く方が事実が分かる場合がよくあるのである。
彼女は、調べて見ますと言って、電話を切られた。
すると、
一週間後くらいに、また彼女から電話があった。
やがて、老女の幽霊の正体が明らかになる。
後半は、明日のブログに続く。