●生き死霊




このお話は、昨日のブログ(●家出する小学生 )の続きです。



従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11891137982.html




を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ



始めはこんな家相の相談でした。


「この家に引っ越してから、娘の様子がおかしい。」


奥さんが言うには、「きっと、この家の家相が悪いのではないか」というのです。


この家に引っ越してから、小学生の娘さんが謎の家出をすると言うのです。


母親が、娘さんに、「どうして家出したの?」と聞いても、


娘さんは、何でか分からない。なんとなく。と答えるだけだというのです。


このケースは、霊が関係していると感じました。


「何か、娘さんの家出以外に変な事や、不思議な事は起きませんでしたか?」


すると、奥さんは少し考えてから、


「最近、夫の左腕から手にかけてしびれて、運転しにくいと悩んでいます。」という。


聞くと、彼女の旦那さんは、トラックの運転手をしていて、


運転は毎日の事なので、左腕がしびれるというのは、


運転する時はもちろん、荷物の搬入時などでも不自由するといいます。


また、不思議な事に、その1ヵ月前までは、奥さんの腕も、しびれていたというのです。


「奥さんの腕のしびれは、今のご主人の腕のしびれと似ていますか?」


「はい、なんか同じ様な痛いしびれだな、と言ってました。」


「ちなみに、奥さんの腕は、左右どちらの腕がしびれたのですか?」


「左腕です。」


同じ様な、痛いしびれ!


しかも、ご主人と同じ、左腕!!


何か、すごく嫌な予感がします。


































この二人の左腕から手にかけての痛いしびれは、


霊の予感がします。




そして、娘さんの家出も霊の予感がします。


ただ、考えても、しびれと家出がどうしても結びつきません。







こんな時は、考え方を変えましょう。




では、霊だとして、


それはいったい、誰の霊だろうか?







普通、同じような霊障が起きる時、


それは、その起きた霊障によって、


「私が貴方たちを呪っています。」と


分かる様に霊障を起こす事が多いのです。




例えば、ガソリンをかけて殺したなら、


体中が異常に熱くなるという現象が起きたり、


毒を飲ませて殺したなら、喉が異常に痛くなったりと。








そういう意味から考えると、


今回の霊は、


亡くなった原因もしくは、亡くなった時、


左腕を傷ついて亡くなったとも言えます。





そこで、奥さんに聞いてみました。




「誰か、過去に亡くなったお知り合いで、


 左腕を傷ついて亡くなった人はいませんか?」




しかし、


奥さんは、そんなご先祖様はいないといいます。



念の為に、


ご主人に電話してもらって聞いてもらいましたが、


ご主人のご先祖にも、左腕を傷ついて亡くなった人はいないとの事。









私は少し考えてから、


質問を変えてみました。








「では、過去に、


 娘さんに関係している人で、


 左腕を傷ついて亡くなった人はいますか?」










すると、


電話の向こうで、


奥さんが、明らかに動揺しているのです。




「えー。 えー


 な、どう・・・・・」


言葉になっていません。










そこには、1つの悲しい人生がありました。










やっと落ち着いた奥さんが、


話してくれた内容をまとめるとこうでした。









ご主人は、長年トラック運転手をされている方で、


二人が出会ったのは、あるカラオケバーだと言います。




お酒の勢いもあり、


深い仲になるのにそんなに時間はかからなかったようです。







ただ、ひとつ問題がありました。








彼は結婚していたのです。


子供もいました。(今の娘さんです)





しかし、ご主人は妻よりも、新しい愛人の方が好きになり、


やがて、隠れて会えるマンションを借り、


そこで、夫婦の真似事をする暮らしになったといいます。






ご主人は、妻にはあまりお金を入れず、


離婚を強要したようです。







やがて、離婚を言い渡された奥さんは、


二人をウラミながら、


手首を切って自殺したとの事でした。








私はこれが原因だとすぐに思いました。


間違いない。


霊障は、前妻の霊の仕業だ。









そして、











これは、生き死霊だ!










生き死霊とは、


霊能者や占い師の間での言葉ですが、


生霊というのは、生きている人から発する念です。


死霊というのは、もう亡くなった人から発する念です。


そして、生霊死霊の合わさったものが生き死霊なのです。



つまり、生前、憎しみの念が生霊となり、


そのまま生霊を発しながら、死んだ場合、


その生霊に死霊のパワーが付き、より強い力になった呪いとなります。



よって、


生き死霊は、生霊や死霊よりも強力でやっかいなのです。


供養にも時間がかかるでしょう。





強さで言えば、


生霊より死霊が強く、死霊よりも生き死霊が強いとなります。





ただ、


生き死霊にも2通りあり、




その人の亡くなり方によって、パワーが違います。


一番強いパワーの生き死霊は、病気や餓死や殺されて亡くなった場合です。


そして、もう1つは、自殺した場合です。


つまり、自殺した生き死霊の方がパワーがやや弱いのです。


読者の方の印象としては、多分、


自殺した人の方がパワーが強いと思われるでしょう。



ちょっと意外ですよね。



でも、それには理由があります。


自殺すると、どうしても、


なんで、もっと生きていて復讐できたらなぁ。とか、


生きて娘を幸せにしてやった方が良かった。という


自分を責める部分がどうしても出てきてしまい、


パワーの半分が、自分への戒めに使われてしまいます。


ただ、それでも生き死霊は恐ろしいものですので、注意しなければなりません。






従って、今回の問題は、


前妻が自殺しているので、後者の方です。



パワーが半減しているといっても、


今までよく、二人とも腕のしびれだけですんだものです。


下手をすれば、どちらかが亡くなっていたり、


重い病気になっていても不思議ではありません。







ちなみに、今回のケースでは、


前妻さんは、手首を切っての自殺でしたが、


他の自殺の場合は、それぞれ違う現れ方をします。



例えば、首吊り自殺の場合、


首が痛くなったり、喉が痛くなったりです。







さて、私の勘ですが、


亡くなった前妻さんは、


復讐よりも、残していった幼い娘さんの事が気にかかっているのではないでしょうか。



それで、娘さんが家からいなくなれば、


思う存分、二人に復讐できると思って、家出させたのかもしれません。



いずれにしろ、このままほっといたら、


やがて二人にとんでもない災難が起きるでしょう。


と同時に、解決策もこの辺にありそうです。






私が電話の彼女にアドバイスしたのは、




■まず、前妻さんに謝る事です。


 ご主人と奥さんと一緒に、前妻さんのお墓に謝りに行く事です。


 最低でも一週間毎日。


 その後は、娘さんと3人で墓参りを週一回します。


 そして、前妻さん専用の仏壇を作り、


 毎日、お線香、水、花を飾り、供養する事です。


 家では、ときどき前妻さんの好きだったものを供え、


 娘さんと一緒に、毎日供養します。


 多分、生き死霊には、最低でも1年くらいは必要でしょう。



■娘さんを大切に、育てる事。


 これが、一番大切です。


 亡くなった前妻さんが一番気にしている事であれば、


 逆にその願いをお手伝いする事が、前妻さんが成仏する手伝いになり、


 それが霊障を無くす手段ともなります。



■ときどき、亡き前妻さんの事を娘さんと話しましょう。


 亡くなった人にとって、自分の事を話題にしてくれている事は、


 ああ、自分は忘れられていない。娘にも話してもらっている。


 
 そう思うと、安心して成仏への道へ行きやすくなると同時に、


 供養してくれて、娘を育て、自分の事を話題にしてくれている人を、


 呪い殺す事は出来ないはずです。













その後、時間はかかたようですが、


手のしびれがなくなり、


娘さんも家出しなくなっといいます。













最後に、もうひとつ、



電話の奥さんにアドバイスした事がありました。










それは、





前妻さんは、


生前クッキー作りがとても好きだったという事なので、


毎月の月命日には、クッキーを供えてください。







そして、出来れば、手作りで


娘さんと一緒にクッキーを作って供えてあげるのが、


一番前妻さんが喜びますよ。









きっと、将来娘さんが大きくなったら、


一緒に台所にたち、


おそろいのエプロンをかけ、


色々なクッキーを作りたかったに違いない。








「私も、クッキー作れるようになったんだよぉ。



 食べてみてね。


 おかあさん。」



END