●家出する小学生




もう10年以上前の電話相談ですが、


今でも忘れらない事例です。







相談の中には、


当初には思ってもみなかった、


恐ろしいもの潜んでいる場合があります。








これが、それだったのです。








始めはこんな家相の相談でした。



「この家に引っ越してから、


 娘の様子がおかしい。」


そんな相談でした。






奥さんが言うには、


「きっと、この家の家相が悪いのではないか」


というのです。



この家に引っ越してから、小学生の娘さんが謎の家出をすると言うのです。






占い師側から言うと、


家の見取り図を見せられて、


この家相を見て欲しいという相談は、


比較的楽な相談です。




なぜなら、家の見取り図を見て、


ここが悪い、ここが良いと、指摘すればいいだけです。


悪い所が無ければ、無いと言えばいいだけです。






しかし、今回の様に、


この家に引っ越してから、娘の様子がおかしくなった。


この家の家相を見て欲しいという相談になると、


かなり難しくなります。





例えば、玄関の家相が悪くても、


それと娘さんの家出と、どう関係があるのかという疑問になります。


家相を直しても、娘さんの問題が解決しなければ何にもなりません。





その点でも、


当初からこの相談は、難しくなりそうだと感じました。







FAXで家の見取り図を送ってもらいました。





まず、依頼主の思う通り、


娘さんがおかしくなったのが、


引っ越してからというのであれば、


家の家相や、土地の問題の可能性があります。







その前に、


私が、この相談に真剣に考え始めたのには理由がありました。







実は家出にも大きく分けると、2つタイプがあります。





それは、家出の理由によって分けられます。


■1つは、家出の理由が、


 親や兄妹との喧嘩などの同居拒否型。


 学校が嫌だとか会社が嫌だとか、今の生活が嫌だとかの現実逃避型。


 どこかに行きたい、誰かに会いたいなどの目的旅行型。


 など、自分の強い意思で家出するケースです。



■もう1つは、家出の理由が、


 自分ではどうしてか分からないが


 なんとなく家出してしまった。





この2つで分けた場合、



始めのケースは、私の専門外である場合が多いのですが、


2番目のケースは、霊が関係している場合があります。






そして、今回のケースは2番目のケースだったのです。








母親が、娘さんに、


「どうして家出したの?」と聞いても、


娘さんは、何でか分からない。なんとなく。と答えるだけだというのです。


それに、小学生の女の子の家出というのも気になります。







しかし、


家相を見ても、娘さんが家出するという理由が結びつきませんでした。




希に、


2畳や3畳や4畳などの小部屋ばかりある家には


帰りたくないという現象が起きる場合がありますが、


それでもありません。





娘さんの部屋は6畳で、2階の南向きの一室でしたが、


そんな悪い部屋ではありませんでした。





次に考えられる事は、土地因縁ですが、


荒地に建てた新築という事で、


前の住人の問題は無く、田んぼや池や川の跡での問題でもありません。




もちろん、建てた土地に死体が埋まっていたとか、


荒地以前に、そこで悪い因縁があったという場合も考えられますが、




電話の彼女に聞いても、そんな前の土地の事まで分からないでしょうし、


その場合、家族全員に霊障が起きてもいい事です。


娘さんだけに家出という現象が起きるというと、ちょっと違う様な気がしました。





いずれにしろ、


あれこれ考えても、さっぱり分かりません。





こういう場合、


どんなに小さい事でもいいので、


娘さんの家出以外に、


何か変わった事は無いか聞く事です。






「何か、娘さんの家出以外に変な事や、


 不思議な事は起きませんでしたか?」






すると、奥さんは少し考えてから、


「家相とは関係無いのですが、」と前置きしてから、







「最近、夫の左腕から手にかけてしびれて、


 運転しにくいと悩んでいます。」という。




聞くと、彼女の旦那さんは、トラックの運転手をしていて、


運転は毎日の事なので、左腕がしびれるというのは、


運転する時はもちろん、荷物の搬入時などでも不自由するといいます。








また、不思議な事に、


その1ヵ月前までは、


奥さんの腕も、しびれていたというのです。





私は確認の為に聞いてみました。




「奥さんの腕のしびれは、今のご主人の腕のしびれと似ていますか?」




「はい、なんか同じ様な痛いしびれだな、と言ってました。」




「ちなみに、奥さんの腕は、左右どちらの腕がしびれたのですか?」



「左腕です。」









同じ様な、痛いしびれ






しかも、



ご主人と同じ、左腕!!




















何か、すごく嫌な予感がします。





後半は、明日のブログに続く。