●十字の太陽
占いの仕事をしていると、
たまに家相を見て欲しいという依頼がある。
その方は40歳後半位の女性で、
娘が新しく住むマンションを見て欲しいという相談だった。
家相の相談は、見取り図を見てみたいところだ。
しかし、電話相談だった。
そこで、見取り図をFAXして欲しいというと、
自宅にFAXが無いという。
今、コンビニでFAXできると言うと、
やり方が分からないし、コンビニも遠いという。
インターネットでどこかにアップ出来ないかと聞くと、
インターネットは使えないとの事。
それよりも、一緒に物件を見て欲しいという。
私は現場を見に行くのはいいですが、
料金は別料金で高くなりますよ。と言うと、
それでもいいという。
結局、後日会う事になった。
私達は車で、一番近い物件の前で9時半に待ち合わせた。
彼女も車で来た。
すでに、奥さんは不動産屋と下見をして、
娘さんのマンション候補は3つに絞られていた。
いずれもワンルームマンションだ。
最初のマンションは、待ち合わせ場所の目の前だった。
3階のワンルーム、角部屋で南向き。
入り口には、管理人が居て、暗証番号で入れるようになっている。
私は、奥さんに外から部屋の場所を教えてもらい、
デジカメで5枚位写真を撮った。
2番目の候補は、そこから車で20分位行った所で、
やや大きい通りに面していた。
2階の角部屋で南向き、やはりワンルームマンション。
入り口は、前と同様に暗証番号式だったが、
管理人はいない。
一階は店舗になっているマンションだった。
デジカメで5枚位写真を撮った。
3番目の候補は、そこから10分位行った場所。
3階の南向き、
入り口には、管理人が居て、暗証番号で入れるようになっている。
この外見もデジカメで写真を撮った。
私たちは、適当な喫茶店を見つけると、
彼女が持ってきた見取り図のコピーを見せてもらった。
3つのマンションの見取り図と、
私が撮ったデジカメを付け合せて、それぞれを比べた。
まず、私の勘で、
2番目に見に行ったマンションは外した。
それは何か嫌な感じがしたというだけでなく、
一階の店舗が、2軒とも倒産したのか、
いずれも店じまいしていた。
偶然かもしれないが、
運勢の悪い場所に店を開いて頑張っても、ダメな時がある。
そんな時、その上のマンション部分にも良い運勢が来ない。
どうして2店舗がつぶれたのかは、調べて見ないと分からないが、
他にも2つの候補があるわけだし、
そっちの方が良いと感じたので、
迷わず、この2番目の候補は、詳しく調べないで外した訳である。
残った1番目に見たマンションと、
3番目に見たマンションは、どちらも同じような条件で、
図面を見ても、外見を見ても、どちらも良いマンションだった。
ただ1つの違いを除いて。
その1つの違いというのが、今日の題にもある、
「十字の太陽」である。
十字の太陽というのは、私が意味するところの
神が照らす太陽光という意味である。
その意味は、
朝、太陽が出てから10時までの太陽の光の事である。
一般に、太陽の光が差す部屋は、良い部屋である。
その中でも、朝10時までに太陽の光が差す部屋は、最高の部屋と言える。
つまり、朝10時までの太陽の光=十字の太陽(10時の太陽)である。
その十字の太陽を考えた時、
3番目の候補のマンションは、太陽はあびるが、
前に建っている別のマンションの為に、
十字の太陽が届かない部屋だった。
それに比べ、最初に見たマンションは十字の太陽が差し込む部屋だった。
その点では、今回の様に、
家を見る時は、午前中の10時に見るのは良い事である。
従って、彼女には最初のマンションを勧めた。
今回は、マンション選びに使ったが、
他にも応用できる。
例えば、病院には悪いが、
大部屋では、窓側の方が、病気は若干治りやすい。
特に十字の太陽が差し込む状況は、
そうでない状況よりも病気も治りやすいはずです。
十字の太陽が差し込んだら、それを浴びる様にしたい。
(実は私もそうしました。)
また、こんな事もありました。
平屋の家だったのですが、
庭に木を植えてから、ご主人が病気になったという例がありました。
木を植える事はいいのですが、
木を植えてから、部屋に十字の太陽が差さなくなってしまったのです。
つまり、庭に木を植えるにしても、
十字の太陽をさえぎる様な場所は、悪い植え場所であるという事である。
また、不思議な能力がある猫は、
自然と十字の太陽を、好んで浴びると言われています。
もし、
貴方が、精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまった時、
夜早く寝て、
朝、十字の太陽によって、自然に起きるようにしてみて下さい。
暗いカーテンはせず、神様(十字の太陽)に起こしてもらいましょう。
きっと、不思議といつもよりも気分が良い朝となっているはずです。
休みの日に、試す価値ありですよ。
END