●ポスト感染




このお話は、昨日のブログ(●頭痛を運んで来た手紙 )の続きです。



従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11887422782.html




を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ



ここ地元千葉に居る友人(田淵さん)から、奇妙な相談を受けました。


それは、手紙を開けると頭痛が起きるという不思議な現象でした。


事が起きたのは、今から2週間前だといいます。


出先から戻った彼の父親が、玄関でうずくまっているので、


急いで布団を敷き、寝かせたといいます。どうした?と聞くと、


ポストから手紙をとって、開けた途端に激しい頭痛にみまわれたというのです。


その手紙が、先に話した親戚の子供からのものでした。


翌朝になっても、父親の頭痛が治まらないので、


医者に行ったそうです。薬などを処方してもらった様ですが、


その時は治まっても、翌日にはまた頭痛と寒気がするという状態。


通常は、頭痛は私の専門外なので、


「手紙を開けてから、頭痛が始まった」という部分だけが、やけに気になりました。


一応彼には、その手紙にはあまり触らない方がよいと言いました。


病気を運んでくる手紙というのは、過去に扱った事はありませんが、


何か嫌な感じがしたのです。


田淵さんの家は、隣町だったので、


ついでの用事の時に、立ち寄ってみる事にしました。


父親が帰宅するまでに、彼や母親にも色々と聞いてみました。


「頭痛の他に、父親に変わった事は起きていないか」


すると、1つだけ、電話では聞けなかった事が聞けました。


それは、本来、とてもお酒の好きな父親なのだが、


頭痛のせいもあるのかもしれないが、頭痛が起きてから、お酒を飲まないという。


7時頃、彼の父親が帰ってきました。


食事を終えると、早急に手紙の話に持っていきました。


よいよあの手紙との対面です。


私はその手紙を受け取ると、中を開け、


中の手紙を見ると、何か、変な手紙だと感じました。


手紙の内容は、子供の字で、たわいのない文章と内容です。


聞くと、差出人の親戚の子供は7歳だといいます。


でも、何か違和感を感じます。なんだろう?この違和感。


しばらくその手紙と封筒を見ていた私は、つい、叫んでしまいました。


「な、なんだこの手紙は?」

































渡された手紙を、見ていて、


ふと、おかしいと思ったのは、


封筒に住所が無いのです






宛名も、「おばあちゃんへ。」だけなのです。


というか、封筒に切手が貼って無いじゃありませんか。





よく見れば、差出人の住所もありません。





そして、手紙の内容は、


詳しくは忘れましたが、こんな内容でした。




「おばあちゃんへ。


 今日は、学校で○○○な事がありました。


 とても楽しかったです。


 おばあちゃんは、天国で楽しいですか?」



みたいな子供が書いた他愛のないものです。




なにより、宛名が田淵君の父親宛てではなく、


「おばあちゃん」宛てじゃないですか。




てか、天国で楽しいですかって?何?










田淵君から詳しい事情を聞くまで、


私は、何が何だか分かりませんでした。








この手紙には、他の人には分からない、


この家独特の事情があったのです。




そして、その事情こそが、


今回の父親の頭痛の原因だったのでした。







その事情とは、


1年前、田淵君のお婆ちゃんが亡くなりました。


そのお婆ちゃんは、生前、とても手紙を書くのが好きで、


文通を何よりの楽しみとして暮らしていた人でした。




孫達を含め、全国に文通相手が30人以上もいて、


一人ひとり丁寧に返事を書いては、年の功で、


ある人には良いアドバイスを、


ある人には、愚痴を聞いてあげるのを生き甲斐にしてきた人でした。



そんなお婆ちゃんが亡くなりました。





田淵君の家族は、そんなお婆ちゃんが、


天国でも文通が出来る様にと願って、


お婆ちゃんのお墓に、小さいポストを作ってあげたのです。





そして、お婆ちゃんの死後、お婆ちゃん宛てに来た手紙を、


そのポストに入れてあげていたのでした。






そして、2週間前、


田淵君の父親は、そのお墓にあるポストに入っていた、


親戚の子供からおばあちゃんへ充てた手紙を回収したのでした。



親戚の子供は、お墓参りの時にそのポストに手紙を投函したので、


宛名も切手も無かったという訳です。






問題は、


田淵君の父親はその親戚の子供からの手紙をポストから回収した後、


頭痛がし始めたという事です。







一昔前は、お墓にポストなど建てる人はいませんでした。


私にとっても、こんな事例は初めてです。


墓を建てる人も、墓地の管理者も


今の時代、自由で寛容になったのかもしれません。







しかし、残念ながら、


田淵君の父親に起きた頭痛現象の原因は、


このポストでした。








実は、お墓にポストや引き出しなど、


骨壺を入れるカロート意外に、ちょっと離れた場所に空間を作ると、


希に、その空間に、


不成仏霊や、浮遊霊が入り込み、住み着く事があるのです。






なにしろ、場所が墓地なので、


不幸な死に方をして、なおかつ誰も墓参りに来てくれない霊などが沢山いて、


よく墓参りに来る田淵君の墓をうらやましがり、


ポストの中に入り、一緒に供養にあずかろうと試みたりするのです。




そんな時、そのポストを不用意にあけて、手を突っ込むと、

そのポストを仮のすみかとして、居座っていた浮遊霊や不成仏霊が、

怒って、その人に憑りついたり、

開けた人が、自分を供養すべきだと勝手に憑りつく場合があるのです。







ここまで読まれた方は、きっとこう思うでしょう。



うちの墓は、ポストなど作って無いから、


 今日の例は、関係無いや!」





いやいや、結構同じようなケースがあるのです。



例えば、


■お墓に、小さな引き出しを作ったケースや、


■お墓の脇に、名刺入れを作ったケース。


■または、墓参りの時に、ビールの栓を開けて、


「父さん、ビール飲んでね。」と言って、そのまま帰り、


後日、空き瓶を回収した時に、中に浮遊霊が入っていたケース。





いずれも希にですが、


本日の様な頭痛や病気にみまわれる場合があるので、要注意です。





多分、田淵君の父親の場合、


頭痛と同じ時期に、普段は酒飲みだった彼が、


時期を同じくして、お酒をまったく飲まなくなったのも、


生前、お酒を飲まなかった霊が憑りついた影響だと思われます。






今回の場合、


まず、ポストは撤去となりました。




元々、ポストなど建てなくても、


手紙をお婆ちゃんのお墓の前で読んであげれば良かったのです。





また、父親に憑りついたと思われる霊は、


供養してもらいたいという目的なので、


簡易仏壇を作り、お水とお線香、花と食べ物を供え、


毎日、今私に憑りついている霊、及び、側にいる霊の方、


どうか成仏なさって、良い来世にお進み下さい。


「南無阿弥陀仏」もしくは、「南無妙法蓮華経」と唱えて供養し、


その後、毎日お風呂で体を洗い、軽く塩で清めたところ、


段々と頭痛の回数が減り、一ヶ月後くらいには全快した様です。


END