●誰かが頭の上に乗ってくる





このお話は、昨日のブログ(●息子たちが迎えに来る )の続きです。



従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11882049721.html




を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ



ある日、奇妙な電話相談が舞い込んだ。


亡くなった息子たちが、迎えに来ると言うのだ。


電話は、そう悩む母親の娘さんからだった。


事件は今から2ヵ月ほど前にさかのぼるという。


夫婦と、長男、次男、長女の5人家族。


年子の長男と次男はとても仲が良く。どこに行くのも一緒。


勉強も、通学も、食事も一緒。


それは双子以上の仲良し兄弟と言われた。


もし二人が男女だったら、はたから見ると、恋人の様だったという。


ところが、そんな仲良し兄弟に、悲劇が待ち受けていた。


夏休みに免許を取ったばかりの兄の車で旅行に行ったの行ったのがいけなかった。


交通事故をおこし、あっという間に二人は亡くなってしまったのである。


二人の葬式は、ごく身内だけで行い、式場も借りず、家の兄弟の部屋で行った。


異変が起こったのは、それから一ヶ月後だった。


母親が、突然、「息子たちが、私を迎えに来る」と言い出したのだ。


母親が3度に渡って、そんな夢を見ると真剣に言ってきたので、


もしかして、本当に迎えに来たのではと娘さんが心配して、私に電話してきたのだった。


私はその話を聞いて、本当に息子さん達の霊が、お母様の夢に現れたんだと思った。


ただし、それが息子さん達の霊だとして、お母さんが言うように、


二人の息子さん達が、母親をも霊界に迎えに来たかどうかは分からない。


しかし、私は何回聞いても、真相が分からなかった。


■なぜ、死後一ヶ月後に現われたのだろうか?


■なぜ、兄弟二人同時に現われたのだろうか?


■なぜ、兄は毎回座っていて、 なぜ、弟は毎回立っているのだろうか?


■そしてなぜ、二人の兄妹はそんなに悲しそうな目で母親の所に出てくるのか?


残念だが、電話を下さった娘さんには、


私には分からないと言って、受付手数料だけで、


相談料無しという事で、電話相談終了となってしまった。


ただし、もし新たな事態となったら、遠慮なくまたお電話下さいと言った。


それから一ヶ月経った頃だった。


その新たな事態が起きたと、娘さんから電話があったのだ。




















お母様が、原因不明の頭痛がするという。


朝起きると、頭がすごく重いという。




誰かが頭の上に乗ってくるような重みがあり、


それがやがて頭痛になるというらしい。



医者に行って薬を貰っても、ダメで、


脳ドックに行っても異常はなかったという。







そして、昨日、


兄が夢に出て来て、一言「重い」と言ったというのだ。





前回相談されていた、二人の息子が夢に出るというのもまだ時々続いていたという。


ただ、前回までは悲しそうに、


「兄は座ったまま、弟は立ったまま」何も言わずに母親を見ていた。


というのにプラス、兄が「重い」と言ってきたというのだ。








新たな手がかりではあるが、


お母様の症状が悪くなっている。







これは娘さんが言っている、「息子たちが迎えに来た」というものが、


現実味を帯びてきたとも考えられたが、






私としては、


息子さん達がお母様を霊界に迎えに来たとは、どうしても思えなかった。




というのは、


生前、2人の息子さんは、とても親思いで、


お母様も優しく、とても仲が良い家族だと聞かされていただけではなく、


夢で現れる息子たちの様子も、私が考える迎えにくる様子とは違うのである。





私の経験から言わせてもらうと、




亡くなった人が、迎えに来た場合、


夢の中で、「おいで、おいで」と手を振って来るように誘ったり、


手を引くようにして、私についてくるようにと、指示したりするものである。





また、今回の「重い」という言葉は、


何かを訴えるものであり、霊界に誘うという言葉ではない。




では、「重い」というのは、いったいどういう意味なのだろうか?





と、そう思った時、


決定的なヒントがあるのに気が付いた。





そうか、


そう言えば、



母親が朝起きると、頭がすごく重いといい


誰かが頭の上に乗ってくるような重みがあるという現象は、


夢の中での兄の言葉「重い」と一致するではないか!





また、兄弟が夢の中に出て来て訴え始めたのは、


彼らが亡くなってから一ヶ月後のだった事から、


亡くなってから1ヵ月以内に、何か問題があったと考えらえた。




その期間中に、


お兄さんに「重い」と言わせる様な問題行動があったはずだ!





私は、電話口の娘さんに、


お母さんと相談して、そんな問題がなかったか聞いてみた。







折り返し電話してくれる事になり、


約30分後、娘さんから電話があった。






色々と二人で考えてみたところ、


こんな事がありましたが、関係ありますか?と言ってきた。






それは、




遺体を火葬し、骨壺に入れ、


墓地に埋葬する前の事だったという。






お母様は、兄弟は生前とても仲が良かったから、


あの世でもふたり仲良く歩めるようにと


1つの大きめの骨壺に、ふたりの骨を一緒に入れてあげ、


それを墓地に埋葬したというのだ。






その時に、兄の骨を白い紙で包み、その上に弟の骨を乗せたという。






私はそれを聞いて、


間違いなくそれが、今回の夢に現れ、霊障の原因だと思った。





昔から、1つの骨壺に2人の骨を入れるべからず



という言い伝えがあり、





これを破ると、霊障が起きると言われているのだ。


そして、これは二人がどんなに仲が良かろうと


溺愛するペットだろうと、


愛し合う恋人だろうと、おしどり夫婦だろうと関係無く、


生きている遺族に、霊障を起こすと言われている。




ちなみに、人間とペットを一緒にした場合、


より悪い霊障が起きるとされている。








私がこんな相談を受けたのは、今回が初めてだったが、


亡きお兄さんの「重い」という言葉から、


まず、これが原因だと確信がもてた。






さっそく墓の中にある骨壺から、


二人の骨を出し、2つの骨壺にそれぞれ分けるように言った。





すると、兄弟は夢に出て来なくなり、


母親の頭痛も徐々に無くなっていったという。










娘さんは最後に、こんな事を言っていた。








事故に遭って亡くなった兄弟は、


免許をとって、


両親を温泉旅行に連れってあげようと、


二人でその下見に行っていた時に事故にあったという。








そんな兄弟だったから、




いつの日か、きっと


お母様の夢に、今度は優しく微笑む2人の兄弟が現われるだろう。


そして、家族を守る守護霊となってくれるはずである。



END