●捨てられた父の夢
このお話は、昨日のブログ(●彼氏が急に冷たくなった )の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11868967449.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
[前回までのあらすじ]
始めは何気ない恋愛相談が、意外な方向に変化していった事がありました。
ある日、母子家庭で、2人姉妹のお姉さんが占いに来ました。(仮に加藤さん)
最近、彼氏が急に冷たくなったという相談でした。
彼氏が冷たくなり始めたのは、半年前からだといいます。
「半年前、何か貴方、貴方の家族、他にも何か悪い感じの事は起こりましたか?」
「そう言えば、半年頃前から妹の具合が悪くなりました。
あと、半年前、母親も仕事場で大失敗をして、クビになるかもって言っていました。」
つまり、話をまとめると、
◆半年頃前、妹の具合が悪くなり始めた。
◆半年前、母親の仕事でトラブル。
◆半年前、特に理由が無いのに彼が冷たくなった。
3つの事が半年前、というのは、偶然でしょうか。
私の場合、一番最初に気になるのは、やはり亡くなった父親です。
しかし、最後に彼女から
「実は、先月ですが、妹が父親の夢を2回見たって・・・」
妹さんは、2回とも亡き父親が車を運転している夢を見たという。
その妹さんが見た夢が、ちょっと気になった私は、
まず、その夢を見た状況を聞いた。
すると、
妹さんはその夢をお姉さんにはっきり見たといい、
見た時間も覚えていて、朝方の6時半だったという。
普通の夢と、父親の霊と会った霊の違いのひとつに、
本当に亡くなった人の霊とあった場合、
普段の夢よりも、はっきりと覚えていて、
なおかつ、明け方に見る傾向にあるのだ。
この条件にあっている夢だけに興味が湧いた。
「亡くなったお父様は、車好きだったんですか?」
すると、
彼女の口から意外な事が・・・・
「父は車を持っていませんでした。」
車を持っていない!!!????
えっ!!
じゃあ、何で車を運転する姿が夢に?
考えても分からないので、彼女に直接疑問をぶつけた。
「お父様は、なぜ車を運転している姿を現したと思いますか?」
「父は、車が大好きでしたが、
私と妹の教育費がかさむ時だったので、買えず、
いつか車を買って家族でドライブするのが夢だと、いつも言ってました。」
なるほど、車が大好きだったお父様。
それで夢に出て来る時も、車を運転してたのかな。
一応納得はいくが、半年前と関係無い事だな。
一連の問題を解決するカギではなかった。
しかし、一応聞いてみた。
「半年前と、お父さんの車って、何か関係ありますか?」
すると、
少し考えてから、彼女はこんな事を言ったのだ!
「そういえば半年前、父の車を捨てました。」
「えっ?
お父様は車を持っていないって、言ってませんでしたか?」
「はい、車といっても、ミニカーのコレクションです。
車を買えない父は、趣味で色々な車のミニカーを集めていたんです。」
「ああ、ミニカー。」
「お父様、そのミニカーをとても大事にしてましたか?」
「大事にしていたかどうかは分かりませんが、いつも眺めていました。」
「ミニカー全部捨てたんですか?」
「はい、その日は、丁度一ヶ月に一度の金物類のゴミの日だったので、
家族で朝、急げ急げってみんなで袋に入れて、整理してしまいました。」
「ひとつも残さず捨てたんですか?」
「はい。」
私は、これがこの家族にふりかかっている不運の原因だと感じました。
というのも、
今までの経験で、故人の遺品や形見をゴミとして捨てたり、
ひどい扱いをした為に霊障が起きた例をいくつか知っていたからです。
人は必ず死にます。私とて例外ではありません。
だから、その人の持ち物だった荷物に困る遺族は必ずいるでしょう。
そんな時、どうすればいいのでしょうか?
そんな相談も、時々私のところにもきます。
実は、別に捨ててもいいのです。
意外でしたか?
要は捨て方です。
上の彼女には、こう言いました。
まず、理想としては、全部のミニカーを処分するのではなく、
お父様が特に気に入っていた2・3台を残して欲しかったです。
そしてから、残りを仏壇の前に置き、
仏壇が無い場合は、簡易仏壇を作って(座った時に目線より高い所に、
写真と水とお茶とお線香を焚き、これから捨てるというミニカーを置き、
お父様に語りかけてあげる。
「お父さん、ミニカーを処分しますが、許してくださいね。
夢を与えてくれたミニカー達、ありがとう。さようなら。」
ミニカーに塩を少しふってから3日置きます。
そして捨てれば、何の問題も起きなかったでしょう。
ちなみに、手紙や写真、掛け軸など
燃える物はなるべく捨てるのではなく、燃やします。
これは、亡くなった人の物と考えるないで、
生きている人の物と同じと考えれば、分かりやすいと思います。
父親が生きているとして、
黙ってミニカーを全部捨てたら、きっといくら娘にだって怒るでしょう。
でも、現在邪魔だし、誰も興味を引かないものだし、お父さんももう必要ないでしょ。
捨ててもいい?と三日かけて説得してから、
ミニカーに感謝して捨てる事を承諾してもらってから捨てるのとは全然違うはずです。
こう順序をふめば、必要が亡くなったお父様は必ず了解してくれます。
さて、問題はまだ解決していません。
もうミニカーをゴミとして捨ててしまった現在、
霊障として、家族に不運が起きてしまっているのです。
原因が分かっただけでは、この家族を救えません。
ここからが、占い師の本領といったところです。
どうやって家族の霊障を取り除くかです。
◆こういう場合、まず最初は、素直に謝る事です。
家に簡易仏壇を上に書いた様に作ります。
そして、父親の写真の前で、謝ります。
「お父さんごめんなさい。大切なミニカーを捨ててしまいました。
許してください。」
と毎日1ヵ月やってもらいます。3人で。
そうすれば、段々と故人の怒りも治まっていくはずです。
◆その時に、用意してもらう物があります。
捨てた物の復元です。
もう捨ててしまった物は戻りませんから、なるべく当時お父様が
大事にしていたミニカーを探して買ってきてもらいます。
そんな小さな努力が、亡きお父様の心を動かします。
上の彼女の場合、車種とか車の名前が分からないという事でしたが、
妹さんが見た夢やお母さんがお父さんに普段聞いていた事などから、
同じ色で雰囲気が当時あった物と似ている物を買う様に言いました。
そのミニカーを仏壇の前に置いて供養します。
彼女は、必ず家族全員でやりますと言って帰っていった。
そんな彼女が帰り際に言った言葉が印象的に残っている。
「私、運転免許を取ります。
そして、父の夢だった、みんなをドライブに連れて行きます。
父の写真をもって。」
きっといつか、
家族4人で運転している
嬉しそうなお父さんの夢を、見るだろう。
幸せに。
END