●盆の別れ、盆の再会
このお話は、昨日のブログ(●見えない鎖 )の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11859213191.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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[前回までのあらすじ]
ある日、サラリーマンと思われる男性が相談に来られた。
「田舎で暮らしている母を、東京の自宅に呼び寄せて一緒に暮らしたい」のだと。
しかし、彼の母は言う。今、私がご先祖様の墓を守っているのよ。
ひいお爺ちゃん、ひいお婆ちゃん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、
15年前に亡くなった夫、事故で亡くなった長男など、
相談に来られた彼以外に、親戚はいないという。
つまり、彼の母親が東京に引っ越して来たら、誰がご先祖の墓を守っていくのかというのだ。
また、彼の母は、呪いの様なものを恐れていた。
母親の3軒隣のお爺さん家も同じような事情で、村を捨てて、息子が住む大阪に移り住んだと言う。
しかし、その1年後、そのお爺さんは突然の心筋梗塞によって、亡くなったという。
村の人は、墓守を放棄した人への村の呪いだと噂した。
噂では、ひと昔前にもその様にして、村を捨てた人が直ぐに死んだと言ったという。
こうして、相談者の母親は、◆墓守を放棄する事からくる村の呪い。
◆ご先祖様にすまない。という理由から、東京で息子と暮らしたいと思いながら、
田舎を離れらないという、見えない鎖につながれていた。
まず、村の呪いの事だが、
電話でお母様に聞いてもらったところ、
村を捨てた人が前に何人か亡くなったという前例が2・3あったという事で、
村がその人たちを呪ったというより、個々の家庭の問題と思われた。
村は人口が年々減っており、また彼の母親が東京へ行くと言い出したので、
村の過疎を防ぎたいという気持ちで、そんなそんな過去の例を持ち出したのだろう。
そうなると、残りの問題は、
母親の「ご先祖様にすまない。」という
気持ちからくる田舎を離れられないという事情だ。
実は、この母親の気持ちは正しかった。
もし、先祖の墓を捨てて、東京に来ていたら、
先の例でのお爺さんの様に、東京に来てから災難や病気になっていた可能性が高い。
では、お母様はずっと田舎の墓に縛られたままかというと、
そうではない。
お墓に眠る霊は、母親の祖先であり、お父様お母様であり、
娘や孫の幸せを願うものである。
だから、
足が悪くなった今、息子と暮らしたいという願いを、
熱心に心を込めてご先祖様に頼べば、必ず聞いてくれるものである。
私は彼にこうアドバイスした。
◆まず、今から一番近い1ヵ月半後の、お盆が終わるまで、
毎日供養してお願いする事。(最低31日間は現地で供養してお願いする事)
「東京の息子と一緒に暮らさせてください。ここを離れる事になりますが、
出来るだけ毎年、墓参りに来ますので、お許し下さい。」
最後のお盆には、お坊さんを呼んで、お経を読んでもらって下さい。
そして東京への出発は、お盆を終えたらという事にします。
お盆には、霊が家に帰ってきますから、
お盆が終わり、霊が去ると同じ様にお母様も東京に去るという形にします。
(お盆の時期が遠い場合は、お彼岸でもよい。)
◆東京の自宅でも、仏壇を設け、ご先祖の供養を毎日続けて下さい。
特に、命日にはその人の好きだった物を供えて、供養して下さい。
◆毎年、お盆の時期に田舎に行き、お墓参りをして下さい。
お線香を沢山焚き、花を飾り、
15分はお墓を綺麗にするとか、草むしりするとかして、
一緒にいてあげて下さい。
ちなみに、飲み物や食べ物を供えてもいいですが、
帰る時は持ち帰ります。
そうしないと、後日腐ったりしたままずっと置きっぱなしとなり、
墓を汚すことになるからです。
また鳥やアリなどが、墓の上で食べ散らかすのを嫌います。
最後は、また来ますからねと言って、引き揚げます。
そうすれば、
きっと何の災いも無く、お母様と一緒に東京で暮らせますよ。
という事で、
これに似た答えを言った方は正解です。
東京へ来て、ときどき田舎へも帰るという答えも当然正解です。
END