●私だけ霊を見た
私が以前、電話相談をしていた時の話です。
電話相談してくる方には、
聞きたい事を事前にメモして聞いてくる人と、
行き当たりばったりで、その場の思いつきで気になった事を聞いてくる人がいます。
前者の方は、電話中に紙をめくる音などが聞こえたり、
「あっ、先生、それからそれから、」と、
絶え間なく質問される。
私も電話しながら、
きっと、この人は家庭を持っても節約型でしっかり家族を守っていくのだろうと、
思ったりもする。
後者の行き当たりばったり型の人は、
占いの一つ一つをしっかり噛み締める。
「あーそうなんだ。う~ん。そうかぁ」と。
そして、その中でもっと気になった事を深く聞いてきたりもする。
「何かもっと簡単に出来る方法はないでしょうか?」とか。
まぁ、統計をとった事は無いので、
私のかってな推測ではありますが、
占い師さんにみてもらう前に、聞くことをメモして占ってもらう人は、
最終的には、自分で悩みを解決して生きていける人の感じがします。
だから、もし貴方が占い師に見てもらおうと、
何を占ってもらうか紙に書き始めたら、
多分、貴方は私の様な占い師に頼らなくても、
時間が貴方の問題を自分自身で解決に導ける人である確率は高いと言えましょう。
無駄話の前置きが長くなってしまいました。
さて、
今日の●私だけ霊を見たという相談ですが、
これは、前の例で言うと、
行き当たりばったり型の方からの電話相談でした。
「あっ、先生、ちょっと聞きたい事があったんだ。」
この前、友達と心霊スポットに行ったんです。
私はホントは行きたくなかったんですが、
付き合いで、どうしても行く事になっちゃって。
空家だったんですが、
中に入って、10分位探検したんです。
そうしたら、いたんです。
畳の部屋だったんですが、絶対幽霊だと思います。
でも、でもそれを見たの私だけなんです。
一緒にいた3人は、誰も見ていないと言うんです。
と、こんな感じの電話相談でした。
こういう場合、現場を見た訳でもないし、
本人にも会っている訳でも無いので、私も返事に困る。
「あー、それは良かったね。」とは言えないし、
「じゃあ、私が確かめてみましょう。」とも怖くて言えない。
実際のところ、
本当にいたのか、彼女の見間違いか、
友人たちはホントは見ていたのか、電話では分からない。
本音を言えば、
「あまり気にしないで、今別に体調などに変化なければ、
早く忘れる事ですよ」と言いたいところだが、
電話相談でお金をもらっている以上、そうはいかない。
とことん付き合う。
「心霊スポットに行かれたのは、何時ごろですか?」
「夜中の2時頃です」
確かに、幽霊が出そうな時間帯である。
「何か音や声はしましたか?」
「しませんでした。」
まぁ、声などしたら、他の人が気が付いたか。
霊を見るかどうかは、
その時の状況や場所。本人の能力など色々な事が関係するので、
それこそケースバイケースである。
従って、普通はブログに書いても、
皆さんの参考にはならない。
では、
なぜ今回ブログにしたかと言うと、
この彼女のケースは、
皆さんにも起こりえると思ったので、
取り上げてみました。
彼女に色々と質問していると、
ふと、彼女は面白い事を言ったのです。
「その心霊スポットに行った時、
貴方だけ、他の人と変わった事をしていたとかありますか?」
すると、
ああ、そう言えば、と
意外な事を話し始めたのである。
「私、ホントは行きたくなかったんです。」
「霊なんて見たくないし、怖いし。」
「だから、母から数珠を借りて、持っていったんです。」
つまり、心霊スポットに行った4人の内、
彼女だけ、手に数珠を持っていたというのです。
私は、色々と聞いて、
彼女だけ霊を見た原因の大きな要因はそれだと思いました。
これは逆の立場から考えてみると、よく分かります。
霊の方からすれば、
自分の事を分かってくれそうな霊感のある人の方へ行きやすいし、
自分の事を供養してくれそうな人の方へ行きやすいし、現れやすい。
つまり、
そこにAとBの人がいて、
Aの人がお線香や数珠を持っていれば、
当然、Aの方は自分を供養してに着てくれたと思い近づいて来るだろう。
逆に、お葬式などでは、
亡くなった方に、「来たよ」とアピールする為にも数珠は良い。
ちなみに、数珠がある特定の石で出来ている場合、
意味合いや用途が違ってくる場合がある。
それはまた別の機会に。
結局相談者の彼女は、霊を見たくないと思って持っていった数珠が、
逆に自分だけ見るという結果になってしまったのかもしれない。
まあ、心霊スポットに行かないのが、一番良い方法である。
きっと、彼女ももう行かない事だろう。