●クマのぬいぐるみが意味するもの
このお話は、昨日のブログ(●幽霊が出る遺産)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11356637539.html
)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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それは愛知県に住む男性からの電話相談でした。
もう10年以上も前、社長だった彼の父親が亡くなった時に、
かなりの遺産を、彼と妹と母親で分け合ったそうです。
その遺産の中には、株券や車、預金や別荘、以前住んでいた家などがあったそうです。
家に関しては、別荘は妹に、現在住んでいる家は母親に、
そして問題の以前住んでいた家は、彼に相続されたといいます。
ただ、彼は父親の会社を引き継ぐのに忙しく、
以前住んでいた家の事は、長い間ほったらかしにしていたといいます。
そんなある日、会社の関係で銀行からお金を借りるかもしれないという事になり、
以前住んでいた家の不動産担保価値を、不動産屋に鑑定してもらったといいます。
すると、なんと以前住んでいた家は幽霊が出ると言う噂が広まっている物件になっていたのです。
その為に、不動産価値も安くなっていると言うのである。
彼がそれを聞いた後に、それ以上に驚いた事がもう1つあったという。
それは不動産屋の報告では、その家の玄関あたりに、
小さい女の子の幽霊がいるのを良くみかけるというのである。
彼が知る限りその家で、小さい女の子が亡くなった記憶は、まったく無いのである。
そこで、彼は別ルートで、色々調べさせたそうである。
すると、意外な事実が分かったのである。
人には知りたく無かった事実というものがある。
彼の場合も、
出来れば知らない方が良かったと思っていたのだろうと私は感じた。
調査結果の報告書には、
亡き父親には、
隠し子らしき女の子が居たという内容の事が書いてあったそうである。
亡き父親には、愛人がいたのである。
そして、現在の家に引っ越すと、
元の家にはその愛人と子供を住まわせていたのである。
時々、亡き父はその家を訪れていたという内容だった。
彼はその報告書を読んで、
そう言えば、
今から思うと少し心当たりがあったという。
父は2週間に一度、
出張だと言って週末家を留守にした時期があったという。
それに、
遺産相続の時に、なぜ前住んでいた自宅がそのままになっていたのか、
少し不思議に思ったという。
しかし、
愛人との間に産まれた女の子は、
生まれつき体が弱かった様で、その自宅で病死したという。
その後、父はその愛人と手を切ったようだった。
その愛人も、その5年後に病死していた。
この事実は、彼の父親が墓場まで持って行こうとしていた様に、
彼もまた、母や妹には言わずにおくと言った。
また、玄関で目撃された小さい女の子の幽霊は、
目撃証言によると、
ピンクの服を着て、クマのぬいぐるみを持っていたという。
こうして彼は、どうしたらいいものかと相談してきたのである。
まず、私がアドバイスしたのは、
女の子を供養してあげる事である。
元自宅の玄関に、テーブルを置き、
そこに女の子の名前を短冊に書いて置き、
毎日、お線香とミルク、そして時々お菓子と花を飾って供養してあげる事である。
まずは一ヶ月間毎日、できれば100日間。
それと同時に、女の子の母親の供養もそこでしてあげる事。
うまくすれば、母親がその子を迎えに来てくれるだろう。
彼は私に、「やってくれるのではないんですか?」と言ってきたが、
私は、愛知県はちょっと遠いし、
何よりも、もしかしたら、貴方の妹かもしれない女の子ですから、
他人の私が供養するよりも、
お兄さんが供養してあげるのが一番ですよ。と言った。
しかし、彼は、
女の子が本当に父の子かどうかはっきりしないし、
また仕事があるので、一ヶ月間も毎日出かけて供養にさく時間は無いし、
何より、幽霊が出るという元自宅には近づきたくないという事だった。
ただ、
女の子とその母親の供養は、信頼出来る人に頼んで、
言われた通りにするとの事だった。
こればかりは、私が彼に強要出来る事では無かった。
ただ、彼には1つだけお願いした。
私は、報告書の中で、
玄関に出るという女の子の霊が、
クマのぬいぐるみを抱えていたという点が少し気になっていた。
それで、
「元自宅には、クマのぬいぐるみってありましたか?」と聞いてみた。
すると、
元自宅にはいっさい荷物は無く、まったくの空家状態だという。
霊が何か手に持って目撃される時、
それは霊にとって、
とても大事な物である場合が多い。
きっと、女の子にとっても意味あるものだろうと思った。
そこで、
女の子の為に、
クマのぬいぐるみを貴方の手で買ってあげて、
それを供養する方に渡して下さい。とお願いした。
お兄さんに買ってもらったクマのぬいぐるみの方が喜ぶだろうと思ったからだ。
彼も、そのくらいならと引き受けてくれた。
その後、1ヵ月程の供養後、
女の子の霊は出なくなったという。
私も現地に行った訳では無いので、
限定は出来ないが、
小さい女の子の霊が、
玄関にいつも現れるというのは、
もしかしたら、
2週間に一度だけ来てくれるという、父親をいつも待っていたのかもしれない。
そして、
大事に持っているクマのぬいぐるみは、
唯一、
父親に買ってもらった宝物だったのではないだろうか。