●狂気を起こす公園
私はこの事件を思い出すと、悲しくなる。
だから、
今までここには書かないでいました。
読んだ読者の方々の気分が悪くなると思ったからである。
しかし、
時代が、書かせるのです。
今の時代が、
書くようにと、私の腕を動かせるのです。
何か不思議な力が、私にどうか書いて下さいと。
この事件は、15年以上も前の話です。
こんな前から、
こんな事があったのだと、ショックを受ける人もいるでしょう。
ショックを受けやすい方は、これ以後の文章を読まない様にお願いします。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
私の所に相談に来たのは、
中学生の子供さんを連れた主婦の方でした。
相談はある不気味な公園についてでした。
彼女の家と中学校の間には、
小さな公園がありました。
丁度中間点にある為に
息子さんは、どうしても登校途中に、
その不気味な公園の側を通る事になるというのです。
その公園には、砂場と鉄棒があるそうですが、
木々や草が鬱蒼と生えており、
近所の人もあまりそこで遊ぶという事はない公園だそうです。
また、ある日、
その公園に不気味なオジサンが現れるという噂がたち、
その後、その公園で鉄棒をしていた小学生が誰かに後ろから殴られたという噂がたった事から、
近所の人達は、誰もその公園に入らなくなったという。
人が近づかなくなると、よけい雑草が伸び放題となり、
不気味な公園は、
昼間でも薄暗い雰囲気な場所になっているそうです。
やがて、
近所の人が、公園で幽霊を見たという噂がたった。
そして、子供は誰も近づかなくなったのである。
そんなある日、
彼女の息子さんが、その公園の中で倒れていたのが見つかったという。
そして、
異変が起き始めたのはその時からなのである。
お母さんは、息子に、
あんな不気味な公園には入ってはいけないと、念を押して学校へ送り出したそうです。
しかし、その次の日も、
息子さんは公園で発見されたのです。
しかも、
今度はもっと不気味な事が起きていたのです。
発見した近所の人の証言では、
息子さんは、その公園の草むらでバッタを追いかけて、
バッタを捕まえると、食べ始めたと言うのです。
しかし、
息子さんに聞いても、何も覚えていないのです。
なぜ、公園に入ったのか?
なぜ、バッタを追いかけたのか?
まったく覚えていないと言うのです。
彼女も困ってしまい、
なるべく公園を避けて、遠回りに登校するように息子に言いました。
そして、学校を出る時に家に電話するようにしました。
息子さんも、それを守って、
学校を出る時に、「今学校を出るから」と家に電話入れました。
しかし、
30分経っても家に帰って来ません。
そこで不安に思った彼女は、
もしやと思い、
あの不気味な公園に向かいました。
すると、
公園の草むらに、
一人の男の子がしゃがんでいるのが見えました。
近づいてみると、
その子は、バッタを捕まえようとしていたのです。
そして、
それは息子だったのです。
「何やってんの?」と彼女が叫ぶと、
振り向いた息子を見て、
倒れそうになりました。
息子の口には、
すでにバッタが入っていたのです。
彼女はすぐに、口からバッタを取りだし
息子をその不気味な公園から連れ出しました。
やはり、
家に帰ってからいくら息子に問いただしても、
何も覚えていないのです。
その後、
お腹をこわし、ゲリした事は言うまでもありません。
こうして彼女は、
息子さんを連れて私の所に相談に来たのです。
しかし、
私としても、
こんな不気味な公園の話を聞いたのは初めてでした。
しかも、当の息子さんに何を質問しても、
「何も覚えていない」と言われるので、
何の手がかりもありませんでした。
当時、困ってしまった私は、
とりあえず、その公園の場所を聞いて、
その不気味な公園に行ってみる事を約束して、
後日連絡する事になったのです。
私としても、
そんな不気味な公園に行くのは嫌でしたが、
息子さんは、もう一週間も学校を休んでいるとのことで気の毒だったのです。
後半は、明日のブログに続く。