●自宅で、永遠に。
このお話は、昨日のブログ(●眠り病)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11336195876.html
)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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以前、電話相談で「娘が眠り病になってしまった。」という不思議な相談があった。
それは彼女にとって、結婚10年目にして初めて授かった娘に起こったといいます。
始めは、ちょっと眠っている時間が長いなぁ。ぐらいにしか思わなかったそうですが、
2日間も眠り続ける日がよくあるので、
さすがにこれはおかしいという事になり、医者に連れて行ったという。
しかし、娘さんのどこにも異常は見つからなかった。
やがて保育園に行くようになったので、2日に一回は休むという事になってしまい。
まだ保育園だからいいものの、小学生になった時の事を考えると、
お母さんも、さすがに将来を心配しだしたのである。
しかも、一度3日間も眠り続けた事があり、
娘はこのまま死んでしまうのではないかと心配した事もあったという。
「娘さんは、2日も寝る以外に、何か変わった事はありますか?」
「そういえば、私のサプリメントを異常に欲しがるんです。
一度など、自分でふたを開けてた時があって、
それ以来、届かない高い所に置くようにしているんですが、
私が飲む時は、かならず寄ってきて欲しがります。」という。
詳しく聞くと、それはにんにくのサプリメント(錠剤)だそうだ。
私はそれを聞いて、なにか嫌~な感じがしたのである。
眠り病、
そして、錠剤を欲しがる幼女。
私の中で、嫌な想像をしてしまうのである。
どうしても、
1つの事が頭をよぎってしまう。
「誰か、
眠りに関して、悩んで亡くなった人はいますか?」
「えっ、どういう事ですか?」
「例えば、眠れないで悩んでいたとか、
眠り過ぎて、遅刻ばかりで悩んでいたとか、
眠りが浅くて、ノイローゼになったいた人とか、
眠れないから睡眠薬を飲んでいたとか、
眠りに関して、悩んでいた人はいますか?」
すると、
彼女は電話口で、誰かに相談しているみたいで、
その人にも色々聞いてから、
「特に、眠りに関して悩んでいた人はいないそうです。」と答えた。
私は一気に核心に触れた。
「では、
ここ10年で、お知り合いで、
睡眠薬で自殺した方はいますか?」
すると、彼女は少し驚いて、
「はい、います。」と答えたのである。
「それは、誰ですか?」と聞くと、
電話の相手が、突然変わった。
向こうの電話口の側にいたもう一人の女性が、相談者の電話を取り上げて、
「自殺した母と、眠り病は何か関係があるのんでしょうか?」と聞いてきたのだ。
どうやら、電話してきた相談者の姑だったようだ。
つまり、自殺したのは、夫の祖母であり、この姑の母だという。
「いや、まだはっきり関係があるかどうかは分かりません。
でも、
眠り病になった娘さんは、
なぜか、錠剤を見ると欲しがり、
そこには、睡眠薬で自殺された方がいるという。
私には偶然とは思えないんです。
ちなみに、娘さんが普段寝ているという部屋は、
その自殺された方と、何か関係がある部屋ですか?」
すると、
娘さんがよく寝ている部屋は、
祖母が睡眠薬で自殺した部屋だというのだ。
私は、彼女達を必要以上に怖がらせる事になるので言わなかったが、
内心、「あっ、自殺した祖母さん、
その部屋で地縛霊化しているな」と思った。
そして、その地縛霊として残っている祖母さんの部屋に娘さんはずっと寝ていたのである。
「もしよかったら、聞かせてもらえますか?
どうして、祖母さんは自殺されたんでしょうか?」
すると、
姑さんは、家族会議でその祖母を老人ホームに入所してもらう事にしたのだが、
その老人ホームに行くという一週間前に、自宅で睡眠薬を飲んだという。
しかし、
それ以上の事情は教えてもらえなかった。
どうして、祖母さんは老人ホームに入所させられる事になったのか?
どうして、自宅での介護はあきらめたのか?
私には話してもらえなかった。
きっと、そこには第三者には分からない事情があるのだろう。
ただ、
祖母さんは、
老人ホームに行くよりも、
自分が、ずっと育った。
亡き夫と両親のぬくもりがある、
自宅を選んだのだった。永遠に。
私が彼女達にアドバイスしたのは、
まず、子供が普段寝ている部屋に、
つまり、祖母さんが自殺した部屋に、
テーブルを置き、その上にお盆を置く
そして、そのお盆の上に、
お線香、お水、義祖母の写真、義祖母が好きだった食べ物を供えて、
みんなで、心からわびる事である。
「祖母さん、老人ホームに入れようとしてご免なさいね。
どうか安らかに成仏なさって下さい。」と。
その後、1ヵ月ほど供養すると、
娘さんは、普通の子と同じような睡眠パターンになったという。
今は、普通に幼稚園に通っているという。
私は最後に一言だけ付け加えた。
それは、
祖母さんが亡くなった時、
相談者の嫁さんがここに嫁いだ時、
一緒に連れてきた猫の写真を握っていたという事を聞いたので、
祖母の仏壇から見える所に、
その猫の写真を飾ってあげて下さいね。と付け加えた。
生前、あまり外出しない祖母さんは、
とても嬉しそうに、その猫と遊んだり、エサをあげている姿があったという。
もしかしたら、
その猫ちゃんが、
唯一の友達だったのかもしれない。