●片目のジャック




このお話は、昨日のブログ(犬を捨てる家族)の続きです。




従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11319482048.html





を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
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「私の家の隣に、犬を飼っている家族がいるんですが、


 約2年ごとに、その犬が変わるんです。」という。


彼女が言うには、その家族は犬を飼うのが好きなのだが、


特に子犬の時が、一番好きなのだという。それで子犬の時に、買うか貰うかして家で飼い、


成犬になり、具合が悪くなったとかして医者にかかる必要がありそうな時になると、


保健所に連れて行き始末して、また新しい子犬を飼い始めるというパターンだというのだ。


こうして、子犬を飼い成犬になったら保健所に、のパターンを何年も繰り返しているというのだ。


ある年は、ボーダーコリーだったのが、翌年には、柴犬に変わっていたりして、


早い時は、1年くらいで犬が変わっているという。


犬であっても生き物である以上、最後まで面倒をみるつもりで飼わないと、


犬・猫の場合特に、祟りとなる場合があるのである。


「お隣のご主人は、一流会社の役員で、高級車に乗り、家も立派で庭も広いです。


 もう10年以上もそんな状態を見てるけど、罰が当たった感じもないです。」と。


ペットをその様に虐待しても必ず罰が当たるとは限らない。


それは、人間社会でも同じで、信号無視や、スピード違反、酔っ払い運転や万引きしても、


必ず捕まるとは限らないと同じで、隣の家族が、今まで運が良かったのか、


それとも後日まとめてその報いがやってくるのか分かりません。と言った。


ところが、それから約1年が過ぎた時、隣の家族に異変があったのだ。






























その時は、


チンという犬種を飼っていたというその家族だったそうですが、






ある日、


隣の家から犬の大きな悲鳴の様な声が聞こえたそうです。








家の中の様子は分かりません。



たまに、その家の男の子が犬に何か物を投げている場面を見た事はあったそうです。





「何があったんだろう?」






彼女は気になって、翌日も時々隣の家を2階から観察しました。






「あの犬の悲鳴は何だったんだろう?」









掃除や洗濯をしてても、気になってしまいます。








そういえば、あの日から、


あのチンを散歩に連れ出す事もありません








隣の家のリビングは厚いカーテンで閉まったままでした。









ところが、



少しの間でしたが、





あのチンが、庭に出たいのか、



リビングの厚いカーテンを自分でめくって、窓から外を見ているのです。





「良かった。あのチンは元気だった。」






彼女はそう思った瞬間、


同時にある事に気が付いたそうです。







そのチンの片目がつぶれています。



怪我しているようでした。







そう思っていると、



誰かがそのチンの尾っぽを引っ張ったのか、



そのチンはまた、厚いカーテンの中に消えていきました。







そして、それが彼女が見た、そのチンの最後の姿でした。







「外に出たかったのかもしれません。」











それから数日したある日、





隣の家には、



茶色のダックスが、飛び回っていたいいます。








それだけの話なら、


今までの繰り返しなのですが、





それから半年が過ぎた時です。








その家族に異変があったのです。









隣の息子さんが、


公園で目を怪我したのです。





詳しい内容は分からないものの、


その日から


息子さんは片目を眼帯や包帯で学校に通っていました。






彼女の記憶では、


あのチンが怪我した方の目と同じ方の目だといいます。




彼女は、電話で


「これって霊障でしょうか?」と聞いてきました。



私は絶対そうとは言えないけど、


霊障の可能性は十分ありますね。と答えました。





何でもそうなのですが、


復讐の怨念というのは、


1つでは弱くても、2つ集まると、


協力しあってより強い復讐の怨念となる事がよくあるのです。



つまり、


1+1=2ではなく、


1+1=3になるのです。



チンの怨念に、以前から漂っていた過去に殺された犬の念が合わさって、



より強い怨念となって作用するのです。







そして変化はそれだけでは無かったといいます。





その日以来、


今まであれほど息子さんを可愛がっていた奥さんが、


それからは、


あまり息子を外食や遊園地になどに連れて行かなくなったといいます。




しかし、人間の子供はかっこ悪くなったからといって、


犬の様に捨てる訳には行きません。




私には、何か、


この家族の未来が心配になりました。









最後に、上とは逆のお話を。




ある女性が車を運転していると、


突然道に飛び出して来た、猫を轢いてしまったのです。




彼女は急いで、車を止めて外に出てみると、


その猫は幸い尾っぽを轢かれただけで、生きていました。



しかし、その猫は片目が不自由だったのです。






当時彼女は、その猫の片目も車に轢かれたからだと思いました。


なので、すぐに動物病院に連れて行ったのです。






すると、


その猫は元から多分脳の病気らしかった様で、


片目なのも車に轢かれる前からだという事が分かりました。




その猫には、首輪はありませんでしたが、


首輪をしていた跡はありました。



獣医さんは、


「多分、前の飼い主が捨てたんでしょ。」と言いました。






彼女は、これも何かの縁と思い、


その片目の猫を家に連れて帰る事にしました。


そして、その片目の猫に「ジャック」と名付けて飼う事にしました。






彼女の家には、幼い娘さんがいましたが、


産まれた時から、両目が弱視で悩んでいました。





その後、目の悪い娘さんと、


片目のジャックは、目の悪い同士気が合ったのか、


とても仲良しになり、遊ぶようになりました。




ジャックに牛乳をあげるのは、いつも娘さんの役目となりました。





しかし、



ジャックにとって、楽しい時間はそんなに長く続きませんでした。








やがて、病気の進行か、


見えていたもう片方の目も見えなくなったのです。







そして、


その2日後、


ジャックは家からひっそりと、いなくなりました。








猫は、自分の死期を悟ると、


可愛がってくれた人に迷惑をかけずに、ひとり死に場所を探すといいます。




でも、彼女は、


目が見えないジャックは、そんなに遠くには行っていないはず、と、


あちこちを探しました。








そして、とうとう家から1キロ離れた森の中で、


ぐったりしているジャックを見つけたのです。





家に連れて帰ると、たくさん牛乳をあげ、食事させました。





すると、その晩、


彼女は不思議な夢をみたといいます。








夢の中に、ジャックが出て来て、


悲しそうな目をして、こう言ったといいます。





「私はもう、目が見えません。



 こんな私でも、




 こんな私でも


 ここにいても、いいですか?」




彼女は夢の中のジャックに言いました。



「いいに決まってるでしょ。


 ジャックは家族なんだよ




 また、娘と仲良くしてやってね。」




すると、夢の中のジャックは、


とても喜んで、ジャンプしたといいます。






彼女は翌日、もう一匹違う猫を貰って来ました。


きっと、もう一匹いたら、


ジャックの手助けになってくれるかもしれないと思ったからです。





実際、ジャックはその猫の後をついて行ったり、


臭いをかいたりして、多少助かっている感じだったといいます。




ジャックは最初は、行動範囲も狭かったものの、


段々と家の中も、目が見えなくても普通に歩けるようなったといいます。


そして、2階の寝室へも来れるようになりました。





ところが、


ジャックにも、1箇所だけ不得意な場所がありました。



2階に登ってくるのはいいのですが、


階段を降りる時には、


勢いも手伝ってか、



必ず、最後の段につまずき、壁にぶつかるのです。






それが、何回も何回もぶつけるので、



彼女もあきれてしまいました。




目が見えなくなっても、どんな所でも通れるのに、


ここだけはダメなのね。



しょうがないわね。



彼女は、ジャックが階段から降りる時に、


壁に頭をぶつけても大丈夫なように、



壁に厚い座布団を貼りました。



これで大丈夫でしょ。ジャック。






その翌週の事でした。




弱視の娘さんが、2階の階段から落ちたのです。



大きな悲鳴で、駆け付けると、


娘さんは階段の一番下の段の所にぐったりしていました。



ただ、頭はあの座布団があった為に無事だったのです。



足の打撲だけですんだのは、


あの座布団があったからでした。





彼女は、娘さんを抱きしめた後、


ジャックを強く抱きしめました。


「ありがとう。ジャック






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