●恐ろしい落書き



一昔前に、


女子大生によるこんな事件があった。




彼女達が、イタリアを旅行した時に、


フィレンツェの世界遺産登録地区にある


サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の壁に、落書きをしたのである




特にひどかったのは、階段の壁と展望台の場所だったという。



本人たちは、旅行の記念にと、


他の人もやっているのでと、軽い気持ちでやってしまったのだろう。





しかし、


当時テレビで大々的に取り扱われ、


その後、学校の責任者と一緒に大聖堂に、お詫び行脚に行くという事態にまで発展した。






もちろん、落書きはどこに書いても良くないのだが、




特に良くない場所があるのを、ご存じだろうか?





落書きをするだけで、霊障がその人を襲ってくる事があり、



最悪の場合、



落書きした人の命を奪うという恐ろしい結果もありうる場所がある。








ある女性が、右腕を骨折した。


彼女には、心当たりがあった。


それは、彼女がある神社を参拝に行った時に、


ある所に、自分の名前を落書きしてしまったのだそうだ。






その場所こそが、


私が言う所の、決して落書きをしてはいけない場所だったのである。








その場所とは、










老木である。





それも落書きでも霊障が起きるのは、大抵、


樹齢100年を超える木である。





彼女もそんな樹齢100年を超えるような太い木に、落書きしたそうである。



落書きといっても、マジックで書くのではなく、


木に字をペンで強く掘る感じで書いたという。



特にこういう場合、


丁寧にも自分の名前を書く場合が多いので、霊障が及びやすいのかもしれない。





どんな木でも、生命があり、魂はあるので、


太い木を切る時は、特別注意がいる。



しかし、


特に樹齢100年を超えるものには、プライドが強い木があり、


切るまで行かなくても、落書きだけでも霊障が起きる場合があるのである。




また、


樹齢200年を超えると、


落書きだけでも、命の危険にまで及ぶ場合も考えらえるので、特に注意して欲しい。





私の個人的意見であるが、


樹齢200年を超えた木の中でも、



特に恐ろしさを感じるのは、





ただ太い木ではなく、


木全体が、なんか人の形をしていたり、




木全体が普通の木の形をしていないものに、恐ろしさを感じるのである。



だから、特にそんな変わった形の木には注意して欲しい。



関わらない事である。


そんな木に自分の名前を彫ってくるなど、


きっと恐ろしい結果を招くだろう。





私が住んでいる千葉県にも、


そんな木にまつわる逸話がある。






西千葉駅という駅があるのだが、


この近くに、「たたりの松の木」という不気味な木がある。




以前、この駅周辺が再開発された時に、


この松の木も伐採の対象とされたが、


その工事にとりかかると、


不思議とその工事関係者が事故にあったり、


病気になってしまうので、




これはおかしいとなり、


調べてみると、






以前、この地には、


旧佐倉藩の刑場があったとされ、


この松の木は、


そこで処刑された人の霊を弔う為に植えられたものだった事が推測されたのである。


そこで、やむなく松の木を残す事になった。






私はまだそこに行った事はないが、



松の木に、その処刑された人々の霊が憑りついている可能性は十分にあると思うし、



また、上で述べた様な事なのかもしれない。




なぜなら、


その松の木も、


樹齢100年を超えているからである。





今もその松の木は、駅の近くにあり、



切る事、そして落書きしてはならないとされている。