●力を得た地縛霊




このお話は、昨日のブログ(蘇った霊障)の続きです。




従って、昨日のブログ( http://ameblo.jp/hirosu/entry-11264152531.html




を先にお読みください。


そしてから下をお読み下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
















































霊障がよみがえって、再び人に災いを起こすという事があるのである。


その方の家は、代々埼玉県のこの地域で大地主として土地を所有していた家系にあった。


今年になり、母親が呼吸困難で亡くなったという。


そして、2月に入り、今度は父親が肺炎になり、一時期は危ない所だったという。


本来良いという年なのに、悪い事ばかり起こる。


これは何か悪いモノに憑りつかれているのではないかと彼女は言った。


また、犬を飼っているそうだが、今年になりその犬もだいぶ元気をなくしたという。


1つだけ気になる事があった。


それは、3ケ月前に、庭に池を作ったという事だった。


その池はそんなに大きなものではなく、また母屋からもだいぶ離れた所にあった。


結局、家もそんなに遠く無い所なので、見に行くことを承諾した。


軽い気持ち行く事になったが、そこには、映画のミイラのように


蘇った霊障が、その家に災難をもたらしていたのである。
































私が訪ねたのは、


2日後の日曜日の午前中だった。






お父様は、自宅療養中で、2階で寝ているという。




彼女とお兄さんが出迎えてくれた。



「お邪魔します。」



大きなお屋敷と言ってもいいだろう。


古い木造のお屋敷で、玄関は広く明るい。






応接間に通されると、さっそく色々な事を聞いてみた。





まず、こういう大きなお屋敷に通され、


土地は代々受け継がれていて、


祖先は優勢を極めたという家系の場合、


そこの土地の鑑定は不要な場合が多い。




なぜなら、


もし、土地に因縁があったなら、ここまで祖先は優勢を極めず、


大きなお屋敷も建てれなかったはずである。




また、お屋敷の大きな改造や改築は行われていないというので、


上と同じ理由で、


お屋敷の方位や家相などの鑑定も不要な場合が多い。



もし、祖先が建てた家の家相や方位などに、大きな問題があれば、


この屋敷を建ててから100年近くも、会社や家族の繁栄が続くはずがない。






そこで、


こういう由緒ある家の相談を受けた場合、


まずは、下記の事を重点的に考えるようにしている。




●そこに住む人が、何か悪い事をしていないか。


 例えば、犯罪や不道徳な行為。


 虐待や、先祖へ対しての無礼。


●新しい土地の購入、増築、改築など、


 先祖からの土地や母屋以外の購入や建築である。





それには、庭の作り替えも入る。


よって、庭に池を作ったのが気になった訳である。



しかも、時期的に言って、


庭に池を作ってから、悪い事が起こり始めたと考えられなくもなかった。




そこで、まず


庭にあるそのを見せてもらう事にした。






庭に面した廊下から庭に出るのが早いのだが、


私の靴が玄関にあるので、


一度玄関に回って庭に行く事にした。



草履を貸してくれと言ってくれたが、


鑑定をする時は、なるべく慣れた自分の靴を履いていた方が良い。



これは、履物に限らず、


私は先方の家で、出された飲み物も飲まない様にしている。




 


庭に出ると、


縁側の傍に、犬小屋があり、


小さいコリー犬が、小屋の中で寝ていた。


多分、この犬が最近具合が悪いと言っていた犬だろう。






問題の池は、やや母屋とは離れた位置にあった。





その池と家の間には、花壇と芝生がある。







そんなに大きな池ではなかったが、


池の傍にある大きな木が、池に影を落としていて、


なんとなく陰気な気がした。








この池を作ってから、悪い事が起き始めたとすると・・・・





すこし池を眺めていたが、


とりあえず聞いてみた。







「何か、池を作った時に変わった事はありませんでしたか?





 例えば、


 池を掘ったら、何か出てきたとか?」






すると、


池を作ったというお兄さんが、


気になる事を言い出した。










実は、池を作るにあたって、


業者に池の作成を依頼したというが、





その業者の人が、池の作成を初めて間もない時に、


変な事を言い出したのだという。








それは、



もうすでに、ここに池を作った跡がある言うのである。






それを利用すれば、


短期間で出来るし、


コストもだいぶ安く出来るというのである。





 

お兄さんは、それはいいとなり、そうしてもらう事にしたというのだ。






こうして、池は短期間で、


しかも安く出来上がったという。






私はそれを聞いて、


なんか引っかかるモノがあった。




「つまり、池を作った場所には、


 以前、池があったという事ですね」




「はい」






なんだろう。



なんか、ひっかかる。







嫌な予感。









そして、



素朴な疑問。






なんで、元あった池は無くなったんだろう。







言い方を変えれば、





何で、


その池を埋めたんだろう。







なぜ、元あった池を埋めたのか?



彼女は2階で寝ている父親に聞きに行ったが、


お父さんも分からないという。









お父さんが物心ついた頃には、


もうそこに池は無かったというのだ。









そこで、


祖母の弟さんがまだ、生きているというので、


その方に電話して聞いてもらった。







すると、



とんでもない事が分かったのである。









それは、父親も知らなかった、


とても不吉な出来事であった。









昔、確かにその場所に池があったという。






そして、その頃、


会社も羽振りが良く、


運転手が雇われていたという。



その頃、お父さんはまだ1歳位の赤ちゃんだった。






そんなある日、


その雇われ運転手が、


庭の池で死んでいるのが見つかったのである。




事故か自殺か、真相は分からなかったという。




しかし、


不吉に思ったのか、


当時占い師に聞いて行ったのか、


詳しくは分からないが、


その池は不吉だと言って、埋めたのだった。







そういう曰くのある池があったのだ。





私は、それが原因だと感じた。








多分、


その池で亡くなった運転手は、成仏していないのだろう。


自縛霊となって、またあの池にいるのかもしれない。




実は、地縛霊となっている霊は、


亡くなった当時の状況が復活すると、


その地縛霊の力もアップするのである。





今までそんなに強い霊障をもたらさなかった地縛霊も、


池を作った事によって、


強い力を得て、強い霊障を起こす様になる事があるのである。





私はまず、


家族全員で、その運転手を100日間供養する事を勧めた。


そして、自縛霊の霊力を弱める為にも池を再び埋める事である。








その後、


父親の病状も良くなり、


あのコリー犬も元気になったという。








私は、帰路の車の中で、


こんな事を思っていた。











多分、


運転手があの池で亡くなったという様な不吉な出来事は、


子供(現在の彼女の父親)には、


教育上、悪い影響を与えてはいけないと思い伝えなかったのだろう。






それと同じ理由で、


多分、彼女の子供やお兄さんの子供にも言う事はないだろう。






やがて、何十年か経ち、


彼女やお兄さんも亡くなり、


その子供たちの代になった時、






またあの場所に、



池を作る人が現れるかもしれない。






それまで、亡くなった運転手が成仏する事を祈りたい。