●ヘビの怨念
以前、私は動物の怨念で一番怖いのは猫。
そして、
次に怖いのがヘビだと言った事がある。
今日は、
私自身のヘビの思い出を書いてみたいと思う。
ヘビに関しての、
私の一番古い思い出は、
10歳頃であろうか、
夏休みに、父の田舎に行った時の事である。
父の実家は、牛なども飼っている農家である。
裏手には竹藪があり、
私たちは、母屋から少し離れた
はなれの2階に泊まったのだが、
夜、静まり返った時に
トイレに行くのがとても怖かった思い出である。
はなれを含め母屋など全体は、石垣の上の建てられていて、
道路からかなり上の上がった高台とまでは行かないが、
わざわざ地上から5m位高い所に建てられていた。
小さい頃だったので、深く考えなかったが、
今から思うと、
きっと昔、
川の洪水などの被害にあった地域だったのかもしれない。
夏休みも終わりに近づいていたある日、
そこの家の子供たちが、庭の端で何やら騒いでた。
私もそこに近づいてみると、
その子供達は石垣の下の方に石を投げていた。
私も石垣の上から下を覗いて見ると、
そこには、大きなヘビがいた。
子供たちが投げた石が当たったのか、もうぐったりしていた。
うる覚えだが、
私もきっとみんなと一緒にヘビに石を投げたと思う。
時として、子供は残酷である。
多分その後、ヘビは亡くなったのだろう。
私を含め、子供たちはヘビに飽きたのか、
他の遊びをしに家の中に入っていた。
その翌々日の事である。
みんなもうヘビの事など忘れていた。
ヘビを殺した子供たちは、
みんなで丘の上の牛小屋に行く事になった。
私も埼玉に帰る前に、
その牛を見ておこうと一緒に加わって行った。
なぜか、その日に限って、
別の道から行こうという話になった。
すると、
なぜか先頭の男の子が道を間違えたらしくて、
ちょっと草むらをかき分けて進むかたちとなった。
その時である。
先頭の男の子が、
「ワァー!!!!」と言って逃げてきた。
なんだ?
何が起こったんだ?
続いて、2番目に居た男の子も、
「ワァー!!!!」と言って、
元来た道を駆け足で引き返して来た。
な、なんだ?
どした?
私は一番最後に居たのだが、
みんなこっち目がけて、かけって来る。
みんな叫びながら、頭を手で覆っている。
な、なに?
「ハチだぁ!!!!」
スズメバチである。
沢山のハチが、子供たちと一緒に飛んできた!!
どうやら、
先頭の男の子がスズメバチの巣を刺激したのかもしれない。
遅ればせながらも気が付いた私も、必死で逃げた。
草むらで、早く走れない。
けど、必死に走った。
しかし、2匹に刺された。
相手はスズメバチである。すごく痛い。
刺されても、走った。
やがて、田舎の家のついて倒れこんだ。
私はまだ2か所だったが、
他の子は、病院に行ったようだった。
どの子も、顔やら、手足を刺されていて大きく腫れていた。
それは、まるで、
誰かから、
石を投げられたような悲惨な姿だったという。
もしかしたら、
ヘビの仕返しだったのかもしれない。
私の刺された所で一番深刻だったのは、
コメカミの所が刺された所だった。
めちゃ痛い。
婆ちゃんが出て来て、
今、くすりを取ってきてくれるという。
待っていると、
手に薬を持っていない!!
婆ちゃん、薬は?
と言うと、
婆ちゃんは、
口の中から、梅干しを出し、
その梅干しを私のコメカミに着けた。
まじか?
梅干しも気持ちが悪いが、
口の中から出したのも気持ちが悪い!
もっと、ちゃんとした薬は無いのか?
オレも病院に行けば良かった。と内心思ったものだ。
しかし、不思議と帰る頃には痛くなくなった。
治してもらったのに、
婆ちゃんに、素直にお礼が言えなかった記憶がある。
その後、埼玉ではヘビの思い出は無い。
しかし、高校生になり、
縁あって、
熱帯のマレーシアに行くことになった。
明日は、
マレーシアからのヘビの思い出を話してみたい。