●生霊となった先生
霊が出たからといっても、
全てが亡くなった人の霊とは限らない。
まだ生きている人が飛ばしている怨念が、
霊の様になっている場合があるのである。
人はそんな霊の事を、
生霊(いきりょう)と呼ぶ。
これは、私がまだ埼玉県の方に住んでいた頃の話である。
高校の近くに大きな川が流れていた。
夏になると、よくその河原で料理をして楽しむ家族がいて、
釣りも出来る事から、
休みの日には釣りをする人たちがよく来る場所でもあった。
ところが、
ある日、
そこに来た子供が、
男の人の霊を見たという事で話題となった。
なぜ話題になったかというと、
その霊を見たのが、
その子以外にも高校生が数人見ていたのと、
その霊がその高校の先生にとてもよく似ていたというからだった。
しかも、
その先生は死んではいないのである。
つまり、生霊なのである。
私も当時、だいぶたってからその先生の霊を見たくて、
その河原に行った事がある。
しかし、
残念ながら、
私はその霊に会う事は出来なかった。
時間帯が悪かったか、相性が悪かったか、
もう消えてしまったのかもしれない。
場所は、
川が少しカーブしている所で、
川幅よりも2倍ほど広い河原が広がっている所である。
しかし、その河原もそのカーブの箇所から無くなり、
川だけになる。
そんな場所だった。
当時、その先生はもう高校には在籍していなかった。
その霊を見た高校生の人たちが、
その霊がその高校の先生に似ていたと言ったのは、
その目撃した霊の容姿が、
ただその先生に似ていたという理由からではなかった。
私も話では聞いていたが、
実際に、こういう話を目のあたりにして
「ああ、やっぱり
こういう場合も、人は生霊になるんだ」 と思ったものである。
後半は、明日のブログに続く。