●突然、ゴミをあさり始めた息子
ある日、とても不思議な相談が舞い込んだ。
私がまだ東京都に住んでいた頃の話である。
その家族には、子供が2人いて、
5歳位の息子と、3歳の娘の4人家族である。
今まで、何不自由なく子供達を育ててきたつもりだったお母さんが訪ねて来た。
悩みは5歳の息子の事だという。
幼稚園でも何も問題を起こす事もなく、
活発でハキハキしていて、
頭も良い方だという。
そんな子に、突然起きた不思議な出来事だった。
その相談とは、
息子さんが、急にゴミに興味を持ち始めたというのだ!
そして、居ないと思ったら、ゴミ集積所でゴミをあさっているというのである!
娘さんは「おにいたん。汚い」と言うだけで、さすがにゴミあさりはしないが、
息子のマサル君にしても、2か月前まではゴミなどあさった事はなく、
部屋もごく普通で、あまり散らかさない方だったという。
そんな子が、
ある日突然、乞食の様にゴミをあさりだしたので、
奥さんはもう、近所にはずかしいやら、みっともないやらで、
この2か月というもの、息子から目を離せないという。
ちょっとでも、目を離そうものならゴミの集積場に行きかねないのだ。
なんとか、まだ夫はこの事に気が付いていないという。
しかし、
このままでは、いつか夫も息子の奇行に気が付くだろう。
その前に、なんとかならないかと相談にみえたのである。
医者に診せたい所だが、
体が悪いという訳ではないし、
第一ゴミをあさる病気など無いと言われそうで、
健康診断はしてもらったものの、医者にはこの事は相談していないという。
奥さんが思うには、何か霊が憑りついたか、
貧乏神が乗り移ったのではないかとおっしゃった。
私は彼女の話を聞いていて、
まぁ、ゴミに興味を持つ幼稚園児がいてもおかしくないだろうとは思ったが、
ただ1点、
もしかしたら、霊が関係するかもしれないと感じた部分が一ヶ所あった。
それは、
マサル君がゴミをあさるのは、
朝だけなのだというのだ。
どんなに沢山ゴミあっても、午後とか夕方であれば、
側を通っても見向きもしないというのだ。
本当にマサル君が、ゴミに興味があるなら、
午後でもいいはずだ。
なんか嫌な予感する。
私はマサル君に会ってみる事にした。
後半は、明日のブログに続く。