●前例は、雪女
このお話は、昨日のブログ(●ある不倫の恋の結末)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11236143054.html
)
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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坂田さんは就職したばかりの頃、
何もわからなかった仕事や会社の事などを熱心に教えてくれた上司がいたといいます。
増田係長といい、事務の仕事や備品の仕事などは彼が一番熟知していたので、
彼の下で働く機会が多かったのでした。
やがて、それが恋心の発展するのにあまり時間はかかりませんでした。
ただ、1つ、困ったことに彼は妻帯者だったのです。
その後、何度か飲みに行った時、キスした時がありました。
そしていつしか二人は体の関係にまで発展してしまったといいます。
しかし、悪いことはバレルもので、不倫している事が奥さんに分かってしまったのです。
奥さんは泣き寝入りするような弱い人ではなく、
話は、慰謝料は取らない代わりに、
今すぐ会社を辞めて、もう係長とはいっさい連絡を取らないという条件でした。
電話番号と今住んでいる場所も変える事を明記されていました。
彼女には有無を言わせず、誓約書にサインさせたといいます。
奥さんは帰りがけに、
「またもし夫と関係をもったら、今度は殺すかもしれない。」
という捨てゼリフを言って出て行きました。
こうして彼女は、会社に辞表をだし、係長とも連絡を取らず、
二人の恋は、この時をもって終わりになりました。
彼女が会社を辞めて、彼と別れてから、約2年が過ぎていました。
ある日、係長が、彼女の家に訪ねて来たのです。
奥さんが半年前に亡くなったというのです。
双子を出産した後に、高血圧症とかという病気で亡くなったという事でした。
今は彼一人で育てられないので、実家の母親が面倒を見ているという事ですが、
彼はもう一度、私とよりを戻したいと言ってくれました。
それから何度か、係長とデートをした時、彼から結婚しようと言われました。
彼女が結婚に迷っていたのは、彼が嫌いになったからではありません。
むしろ困っている彼を助けたいと思っていました。
ただ、以前彼と別れる時、奥さんに、
「またもし夫と関係をもったら、今度は殺すかもしれない。」と言われたのと、
奥さんが出産で入院している時も、
夫が浮気しないように知り合いに頼んで監視させていただけでなく、
亡くなる前も、あの女とは寄りを戻さないでと念を押されたといいいます。
それだけに、彼女は亡くなった今でも奥さんの事を恐れていたのです。
彼女の相談はずばり、
係長と結婚した方がいいのか、
それとも、
まったく違う別の人との結婚を考えた方がいいのか、でした。
「貴方は彼の事を愛していますか?」
「はい。愛しています。」彼女はきっぱり言った。
「いきなり双子のお母さんになる覚悟はありますか?」
「はい。彼の子供は私の子供だと思っています。」
それらを聞いた後、
私の結論はというと、
係長と結婚する。を勧めました。
相談しにきた女性は、とてもいい感じの人でした。
また、見せてもらった係長の写真からも、とてもよい感じの人である印象を受けました。
少なくとも、今のふたりは不倫ではありません。
また、彼女には亡き奥さんへの贖罪の気持ちがあるので、
きっと、いきなり双子のお母さんになる苦労にも立ちむう事でしょう。
しかし、
ここで、多くの方が不安に思う事、
それは、
亡き奥さんの、彼女への怨念だと思います。
確かに、
亡き奥さんは彼女の事を亡くなった後も憎んでいます。
その彼女が、奥さん亡き後、家庭に入る事はよく思わないでしょう。
普通ならそうです。
でも、
今回のケースの場合、
まだ乳飲み子の双子がいて、
亡き奥さんにとって、双子の赤ちゃんの心配が、怨みよりも大きいのです。
そこを突くのです。
つまり、
愛情は怨みより強し。なのです。
自分の残した大切な子供を、可愛がって育ててくれる人。
そんな人を呪ったりしません。
むしろ、
愛情を持って育ててくれた彼女の事を守ってくれる存在になったりします。
今まで呪っていた霊が、真逆の守護霊になってしまう事さえあるのです。
それは昔話の雪女が、
最後夫を殺さずに去って行ったのと同じです。
雪女の物語を知らない人は下記をご覧くださいませ。
http://www.youtube.com/watch?v=K8rEC3V91X0&feature=related
霊にはこんな事もあるのです。
私はこんな事例をみるにあたり、
いつもこう思うのです。
きっと、
雪女の物語も、実話だったのだろう。と。
よって、彼女の場合、
彼の事が本当に愛しているのなら、
結婚してもいいと思いました。
ただし、2人が幸せになるには幾つか条件がある事をいいました。
●初めて亡き奥さんの家に入る時は、仏壇に手を合わせて、
以前の事を謝る事。そして、残された子供たちを愛情を持って育てるので、お許して下さい。という。
●双子の子供たちを自分の子供と思って愛し育てる事。
●以前、不倫していた事は生涯双子には言わない事。その事実は墓場まで持っていく。
●双子の男の子達が物心つくようになったら、亡き奥さんの供養をさせてあげる。墓参りも。
●亡き奥さんの供養をしてあげる事。
月命日・お盆にはお線香、ご飯、花、水を供えて、成仏を祈ってあげる。
その後、
双子の男の子達も、元気に幼稚園児になり、
4人仲良く、暮らしているという。