●ある不倫の恋の結末
不倫と言うと、何かドラマにでも出てきそうな話題ですが、
実を言うと、
かつて私の占いに来る人の相談のうちの
5分の1が不倫相談だった月があったほど多い相談でした。
今日は、その中から1つ、
印象に残っている不倫相談者の事を書いてみましょう。
仮に彼女の名前を、坂田さんとします。
坂田さんは就職したばかりの頃、
何もわからなかった仕事や会社の事などを熱心に教えてくれた上司がいたといいます。
増田係長(仮名)といい、
事務の仕事や備品の仕事などは彼が一番熟知していたので、
彼の下で働く機会が多かったのでした。
コピーの機械の使い方に迷っている時や、
紙詰まりで困った時など、
係長が近くにいるとすぐに飛んできてくれました。
「オレにまかせて、こういうの得意だから」
何もわからない場所で、親切にしてもらえるという感覚と、
今、自分の為にコピー機を治してくれているを見ているだけで、胸がキュンとしたといいます。
ある日、
会社の大事な電話を私の連絡ミスで、先方に迷惑をかけてしまった時、
増田係長が私と一緒に、上司に謝ってくれました。
それも係長は全然悪く無いのに、
係長が違う用事をいいつけたのも原因の一つだったみたいに言ってくれたのです。
やがて、
それが恋心の発展するのにあまり時間はかかりませんでした。
ただ、1つ、
困ったことに彼は妻帯者だったのです。
1年もそんな状態で、働いていたといいます。
初めは、彼女の気持ちの中では、
たとえ相手が妻帯者でも、
陰で一方的に好きと思っているのは自由だと思っていました。
ただ、そういう気持ちは、
彼女の普段の言動や目線で、相手にも伝わるのでしょう。
係長も彼女の事を意識するようになったといいます。
その後、何度か飲みに行った時、
キスだけならと、キスした時がありました。
しかし、
それ以来、今度はキスした事が頭に残って、
会社でもどうしようもない気持ちになってしまう時があったといいます。
係長の姿を見ると、あのキスを思い出してしまうほどでした。
そしていつしか二人は体の関係にまで発展してしまったといいます。
その後、
クリスマスや年末、飲み会の後、
そして彼女の誕生日などには、
係長は彼女の部屋に夕食を食べに来てくれたと言います。
初めの頃は、
彼女の家に来ても、終電に間に合うようにして帰ったといいますが、
付き合い始めて1年が過ぎた頃から、
何回か彼女の家に泊まる事があったといいます。
そんな時、彼は、
奥さんには
会社の出張とか、友人の家の泊まるという口実をしていたようでした。
しかし、
悪いことはバレルもので、
不倫している事が奥さんに分かってしまったのです。
携帯に鍵をかけているから安心という事だったのですが、
奥さんがどうやって鍵を開けたのかわかりませんが、
夫の携帯にあった私のメールなどを見つけ出し、夫を問い詰めて白状させたのでした。
奥さんは泣き寝入りするような弱い人ではなく、
弁護士の代理という人と一緒に、彼女の家に来たといいます。
話は、
慰謝料は取らない代わりに、
今すぐ会社を辞めて、
もう係長とはいっさい連絡を取らないという条件でした。
電話番号と今住んでいる場所も変える事を明記されていました。
彼女には有無を言わせず、誓約書にサインさせたといいます。
奥さんは帰りがけに、
「またもし夫と関係をもったら、今度は殺すかもしれない。」
という捨てゼリフを言って出て行きました。
こうして彼女は、会社に辞表をだし、
係長とも連絡を取らず、
二人の恋は、この時をもって終わりになりました。
と思ってました。
彼女が会社を辞めて、彼と別れてから、
約2年が過ぎていました。
ある日、
係長が、彼女の家に訪ねて来たのです。
彼が突然来たのもビックリでしたが、
彼がその時、話した内容にもビックリしました。
奥さんが半年前に亡くなったというのです。
双子を出産した後に、高血圧症とかという病気で亡くなったという事でした。
今は彼一人で育てられないので、実家の母親が面倒を見ているという事ですが、
彼はもう一度、私と寄りを戻したいと言ってくれました。
それから何度か、係長とデートをした時、
彼から結婚しようと言われたのです。
そして、この時、
彼女は私の所に相談に見えたのです。
彼女が結婚に迷っていたのは、
彼が嫌いになったからではありません。
むしろ困っている彼を助けたいと思っていました。
ただ、
以前彼と別れる時、奥さんに、
「またもし夫と関係をもったら、今度は殺すかもしれない。」と言われたのと、
奥さんが出産で入院している時も、
夫が浮気しないように知り合いに頼んで監視させていただけでなく、
亡くなる前も、あの女とは寄りを戻さないでと念を押されたといいいます。
それだけに、彼女は亡くなった今でも奥さんの事を恐れていたのです。
彼女の相談はずばり、
係長と結婚した方がいいのか、
それとも、
まったく違う別の人との結婚を考えた方がいいのか、でした。
後半は、明日のブログに続く。