●気持ち悪いアパート



さて、


4月になり、新しい環境に引越しされる方も多いでしょう。


そこで、


今日も引越しに関する相談を取り上げてみましょう。







私が電話相談をしていた頃、


よく4月にあった相談が、


部屋を借りたのだけど、何か気持ちが悪い というものです。







特に霊とかを見たというものではありません。


もちろん、借りる時に不動産屋はそこで変な事があったとは言わなかったそうです。


まぁ、普通何かあっても言いませんよね。







余談ですが、


例えば、そこで自殺があったとします。



すると、次に住む人にはその事を言うのが通例です。


しかし、そこには抜け道があって、


自殺の後に、誰かを雇ってそこに1週間位バイトで住んでもらうのです。


そしてから誰かに貸すそうです。


こうして、自殺の部屋の次でなければ、


借りる人に、過去の自殺の事は言う必要は無いというのが慣例なのだと言っていました。


ここの所は厳密に法制化でもしたらいいという人もいますが、


法律は霊を信じていませんから、今後も法制化は難しいかもしれませんね。







さて、


そんな事が影響しているのか否か、


新しく住み始めたアパートが、何か気持ち悪いというのである。


大体、私の所にこういう電話をしてくる人は、引越すお金が無い人が多い。


だから、それは引越した方が良いですよ。とは結論できない場合が多いのである。







電話をしてきた女性も、


敷金と礼金などを払ったので、引越す余裕は無いと言う。

(今では礼金0敷金0という所も増えたが、当時はみんな払っていた)


また父親にわざわざ来てもらって、保証人に頼んだので、


また引越すとは言えないという。






「気持ち悪いというのは、


 どんな風に気持ち悪いのですか?」


鳥肌が立ったり、寒気がするんです。」







間取りは3DKだった。



3DKとは、普通、


3部屋とDK(ダイニングキッチン)


それにトイレと風呂が付いている部屋の事である。






本当は、


ご近所にこの部屋で何か悪い事があったかを聞き出して欲しい所であるが、


例えば、ご近所さんが、


貴方の部屋で2人自殺したのよ。なんて言われたら、


余計怖くなってしまい、恐怖感を倍化させる事もよくある。




彼女の場合、


もう引越す事が出来ないという事情があり、


また霊を見たという訳でもない。


そういう場合、むしろ、


ご近所に何があったのか聞かない方がいいだろうと思った。





「夜は、金縛りとか何か音がするとかはありますか?」


「それは無いんですが、何となく気持ち悪いんです」




「ちなみに、貴方が借りたアパートの家賃は相場より安いですか?」


「そうですね。安いです。」




彼女には言わなかったが、妙に回りより安いのは何かあるのかもしれない。





「ちなみに、柱の上の方とかに画びょうとかセロテープの跡とかありますか?」


「えーと、あります。


 柱の上の方に、セロテープの跡が2つ」


「そうですか」





彼女には、言わなかったが、その柱のセロテープの跡は


もしかしたら、


それは前の住人が貼った、何かのお札の跡かもしれない。と思った。





さて、


彼女は引越せないという事だ。


どうしたらいいかなぁ。








後半は、明日のブログに続く。